忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)。
*当サイトは商品やサービスへのリンクにアフィリエイトを使用しています。

ボクサーパンツを鎧に着替えた「GLADIATOR」

2005年02月14日 | 作品紹介(ゲーム)

■PS2:「GLADIATOR ROAD TO FREEDOM」


PSが発表された頃、これがPSのサードパーティですと発表された
リストの大半は知らないメーカーだった。
「100本に1本、名作が生まれれば良い」というSCEの言葉通り、
素人同然の作品も多数リリースされたが、
今までにない魅力を持つ作品が
名も知らぬメーカーから発売されることもあった。
その中の1社が「ボクサーズロード」を生んだNEW(ニュー)である。
ゲームジジィ的には「キャプテンコマンドー」のPSへの移植や、
PS史上に残る傑作アクションゲーム「ちっぽけラルフの大冒険」を
手掛けたメーカーと言った方が分かり易いかも知れない。

今週発売される「GLADIATOR」の発売元であるERTAIN(アーティン)は、
NEWの在籍スタッフが立ち上げたメーカーであり、
本作がPS2でのデビュー作になる。
開発を担当したのは娯匠。
スクウェアから発売された「エアガイツ」や「バウンサー」の
開発にも関わったスタッフで設立された制作会社だ。

さて、「GLADIATOR」だが、
ボクサー物を作り続けてきたERTAINの影響が
かなり色濃く出た作品になっている。
舞台がリングから闘技場に、
主人公の衣装がボクサーパンツから鎧に変わってはいるが、
基本的にやっていることは同じである。
食事による体調管理や日々の訓練など、「ボクサーズロード」や
「はじめの一歩2」のボクサーズロードモードと重なる部分は多い。

戦闘シーンでは、武器や防具に重さの概念を取り込み、
装備品の総重量によってキャラクターの動きに変化が出たり、
防具を武器としても使用出来たり(兜を持ってタコ殴り等)、
相手の体の部位を狙って攻撃出来たりと、
細部にまでこだわった堅実な作りなのだが、
いかんせん面白さが伝わってくるまでにかなり時間がかかる。
爽快感を求めてプレイするアクションゲーム好きは
なかなか勧め辛いというのが正直なところだ。
ただ、育成+アクションというのはそれほど多くリリースされていないので
「ボクサーズロード」も「はじめの一歩」もプレイしたことがない
アクションゲーム好きにとっては割と新鮮かも知れない。

ちなみに、来月カプコンから発売される「SHADOW OF ROME」も
「GLADIATOR」の異母兄弟のような作品なのだが、
急に何故古代ローマ帝国を扱ったソフトが続いたのだろう。
「トロイ」「キングアーサー」「アレキサンダー」などの映画が
立て続けに制作されていることも影響しているのだろうか。

*当BLOGでの新作紹介は、
 1:あくまでも開発途中のROMを使ってのプレイであること。
 2:数分のプレイによる第一印象に過ぎないこと。
 3:発売までに内容変更の可能性もあること。
 を予めお断りしておく。
 簡単に言えば、「あまりあてにしないでくれ」ということだ。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
  タイトル:GLADIATOR
    機種:PS2
  メーカー:ERTAIN
   発売日:2005年2月17日
    価格:7140円(税込み)
発売元サイト:http://www.ertain.com/ja/products/gg/gladiator/index.html
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
コメント (17)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする