忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)。
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定番化を狙うには少し敷居が高いかも「メテオス」

2005年02月15日 | 作品紹介(ゲーム)

■DS:「メテオス」



一般のゲームユーザーにはまだそれほどでもないのだが、
DSユーザーの間ではやけに前人気が高い「メテオス」がいよいよ発売される。
「大乱闘スマッシュブラザーズ」や「星のカービィ」を手掛けた
桜井政博氏の作品である、ということが前人気に拍車をかけているようだ。

まずはルールを簡単に説明しよう。

■●■
●■▲
▲▲■
■●■

上記のようにメテオ(ブロックのこと)が積まれているとする。
これを縦か横に3つ以上並べると、
メテオがちゅどーん(高橋留美子風)と打ち上げられる。
メテオの入れ替えは縦に2ブロック単位でのみ可能なので、
この場合は■か▲のメテオを横3つで繋げるか、
右端の列の■を縦3つで繋げるかのいずれかになる。
任天堂から発売されていた「パネルでポン」は
横2ブロック単位での入れ替えだったので、
あれの変形利用だと思ってもらえると話が早い。

本当に基本の部分だけで言えば以上だ。
私も簡単な説明だけ聞いてプレイを始めたのだが・・・
1作目にして既に「3」のような印象を受けた。
何と言うか、いきなり「ぷよぷよSUN」からプレイしたような感じだ。
本作のターゲットがパズルゲームマニアなら何の問題もないのだが、
パズルゲームの新たな定番のポジションを目指しているのなら
思いきってもう少しシンプルにしても良かったと思う。
思い付く限りのアイディアを詰め込んだのだろうし、
それはクリエーターとして間違いなく「正解」ではあるのだが、
詰め込み過ぎた面白さは、時に贅肉に思えることがある。
「テトリス」や「ぷよぷよ」を未だにプレイしている
ライトユーザーにはこのシステムでは敷居が高いのではないか。
逆にパズルゲームに戦略性や高いアクション性を求める
バリバリのパズルゲーマーにとっては最適の仕上がりと言える。

ここからはプレイしていて気になった点をいくつか。
まず、打ち上げるメテオのスピードの違いが感覚的に判断しにくいこと。
多くのメテオを一気に打ち上げようとすれば重くなることと、
同色のメテオを多く繋げればそれだけ勢いがつくのであろうことは
何となく分かるのだが、脳内からドーパミンが分泌され、
いわゆる「ハイ」になった状態では咄嗟に判断しにくい。

次に色使いと操作方法について。
この作品は十字キーでもタッチペンでも
どちらでも操作出来るようになっているが、
ゲーム画面が派手派手な割にメテオを囲う枠の色使いが淡いので
十字キーでプレイしていると枠を見失ってしまうことが多かった。
タッチペンの場合は、枠をペンで追っていけば良いので見失うことはないが、
枠のサイズが小さいため肝心の枠内をペン先で隠してしまう。
これらの難点は全て慣れで克服出来るレベルだとは思うが、
アクション性の高いパズルでこういった視認性の悪さは辛い。

色々と難癖をつけてしまったが、
アクションパズル好きな私には充分「買い」の1本だ。
GCの「ニンテンドーパズルコレクション」を家宝にしている
パズル好きジジィなら是非一度試していただきたい。
ただし、腕前に自信のないライトユーザーは
店頭で体験してから判断されることをお勧めしておこう。

*当BLOGでの新作紹介は、
 1:あくまでも開発途中のROMを使ってのプレイであること。
 2:数分のプレイによる第一印象に過ぎないこと。
 3:発売までに内容変更の可能性もあること。
 を予めお断りしておく。
 簡単に言えば、「あまりあてにしないでくれ」ということだ。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
  タイトル:メテオス
    機種:ニンテドーDS
  メーカー:バンダイ
   発売日:2005年3月10日
    価格:5040円(税込み)
発売元サイト:http://planetmeteos.com/index.html
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
コメント (131)
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