最近、数分触っただけの作品紹介など不要なのではないか、
というご意見をけっこう多くの方から頂いている。
少し前から、
*当BLOGでの新作紹介は、
1:あくまでも開発途中のROMを使ってのプレイであること。
2:数分のプレイによる第一印象に過ぎないこと。
3:発売までに内容変更の可能性もあること。
を予めお断りしておく。
簡単に言えば、「あまりあてにしないでくれ」ということだ。
と、お断りの部分にも少し修正を加えてみたのだが、
それでも指摘が来るということは、納得は得られていないのだろう。
言葉を紡ぐのは本当に難しいと、最近つくづく思う。
今回改めてお断りしておきたいのは、
当BLOGで行っている作品紹介は、文字通り「紹介」であり、
「批評」「評論」などと言う高尚なものではない。
作品の大まかな印象を掴んでもらえればそれでいいのだ。
雑誌やネットを活用して情報を収集しているヘビーユーザーには
到底納得していただける内容でないことも自覚している。
しかし、これは言い訳になるかも知れないが、
ソフトを購入するか・しないかを判断する時、
何時間もやり込んでから決めるという方は少ないのではないか。
店頭に置かれた試遊用ソフトも触りの部分しかプレイ出来ないし、
雑誌に付いて来る体験版でも大差はない。
CMを見て購入するライトユーザーもかなり多い。
ソフトを購入するというのは、ちょっとした博打なのだ。
ファミコン全盛期はまだ量販店もゲーム専門店も少なく、
町のおもちゃ屋で購入することが多かった。
私の近所にあったおもちゃ屋は駄菓子屋感覚というか、
とても砕けた商売をしており、
「おっちゃん、これ遊ばせて」と頼めば
店先に置いている本体を使っていくらでも遊ばせてくれた。
たっぷり遊んでから買うか・買わないかを決められたのだ。
YAHOO!オークションなどで
「新品未開封」と書かれたファミコンの出品を見かける度に、
ジジィな私は「実は散々遊び尽くされてたりして…」と思ってしまう。
(もちろん、実際には看板に偽りのない新品であろう)
すっかり話が逸れたが、当BLOGの作品紹介では、
個人の趣味嗜好が大きく関係する部分にはなるべく触れず、
数分触ったことで感じる「楽しい部分・気になった部分」を
可能な限り率直に書いているつもりだ。
「後半面白くなる」かも知れないし、
「慣れれば気にならなくなる」かも知れないが、
ちらっと触った段階ではこういう印象を受けましたよ、
と近所の名も知らぬおっちゃんが言っていた、
ぐらいの広い気持ちで読んでいただきたい。