忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)。
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「もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング」月内ミリオン確定

2006年01月25日 | 瓦版

スーパーマリオストライカーズ


CMの効果もあってか、GCの「スーパーマリオストライカーズ」が
予想以上の健闘を見せている。
勢いとしては同じGCでリリースされた
「スーパーマリオスタジアム ミラクルベースボール」と
ほぼ同等となっており、累計で20万本前後は充分狙えそうだ。

今週もDSの猛威は全く衰えず、
市場は任天堂商品でほぼ独占状態となっているが、
中でもひと際光っているのが、
「もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング」だ。
発売当時「早ければ今月中にもミリオン達成か」とお伝えした通り、
出荷ベースでは既にミリオンを突破し、
実売でも1月中のミリオン突破をほぼ確実とした。

ダブルミリオンが見えてきつつも未だに品薄感の続く
「おいでよ どうぶつの森」や、
GBA版やGC版を上回るペースで売れ続けている「マリオカートDS」、
ミリオン突破後も一向に勢いの衰えない「nintendogs」
「脳を鍛える大人のDSトレーニング」「やわらかあたま塾」など、
定番商材がますます厚みを増す中、
いよいよ本日、Touch!Generationsシリーズの最新作である
「英語が苦手な大人のDSトレーニング えいご漬け」も発売になる。

「えいご漬け」と同日発売の「BLEACH DS 蒼天に駆ける運命」は、
Amazonでは既に在庫切れとなったようだが、
追加出荷が今月末に若干あるようなので、
買い逃した方は月末に再度チェックしてみるべし。

一方、DSの圧倒的なパワーに押され
すっかり存在感の薄まってしまったPSPにも、
「モンスターハンターポータブル」(累計30万本突破)
「脳力トレーナーポータブル」(累計20万本突破)
という2本のロングセラーが生まれている。

中でも「モンスターハンターポータブル」の粘り強さは
過去のPSPソフトと比較しても群を抜いており、
今やポスト「みんなのGOLFポータブル」として、
「ハードを買ったらまずこの1本」というソフトになっているようだ。
来月発売のPS2版「モンスターハンター2」とのリンクを追い風にして
目指せ累計50万本。

最下位を独走するXbox360はいよいよ「指定席」が見えて来た。
マイクロソフトは、大手PC、家電ショップなどを対象に
売れ行きの鈍い「Windows XP Media Center Edition」の
販売促進の一環として、仕入れ本数に応じて
Xbox360の本体をプレゼントするというキャンペーンを行っているが、
参加法人のウケは今ひとつのようだ。
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闘病アイテム、その1:「日本文学ふいんき語り」

2006年01月25日 | 忍之日記

日本文学ふいんき語り麻野 一哉, 飯田 和敏, 米光 一成


三途の川を渡りかけた地獄の1週間、
起き上がることも困難な状態が続いていたのだが、
何もせずじっとしていると、脳にウィルスが侵入して
おバカになってしまいそうだったので、
脱力感いっぱいの体に鞭打って
「脳を鍛える大人のDSトレーニング」をプレイしたりしていた。
脳を使ってさえいればウィルスの侵入を防げると思うこと自体、
もう高熱にやられていた証のようなものなのだが、
今回の病気をきっかけに
以前から読もう読もうと思っていた本を数冊読んだ。
その中の1冊が、「日本文学ふいんき語り」である。

■麻野一哉氏
■飯田和敏氏
■米光一成氏

という、ゲーム業界きっての変わり者クリエイター3人衆が
近代文学を代表する作家達の作品を
「ゲーム化」というキーワードを使って読み解いてみよう、という
書評モノ(と言っていいと思う)だ。


百年の誤読/岡野 宏文, 豊崎 由美


某焼酎のパッケージを模した「百年の誤読」も、
「ベストセラーに名作無し」を検証するという書評モノで、
全体的な作りはほぼコンパチなのだが、
「百年の誤読」が深夜ラジオの雰囲気とするならば、
「日本文学ふいんき語り」は、煙の立ちこめる丑三つ時の雀荘というか、
三十路手前にして未だに大学生をしている連中の
午前三時の飲み会のような雰囲気がある、と書くと失礼過ぎか。
ローテンションから始まった三人の「メートルが上がっていく感じ」が
読んでいて直に伝わってくる、まさに「読むライブ」になっている。

内容はというと、正直な話、
肝であるはずのゲーム化に話が移った途端に
つまらなくなるのだが(失礼)、
そこに至るまでの作家や作品に対してのやり取りはとても面白い。
繰り出されるキーワードがジャンルも年代もバラバラな割に
いちいちツボにハマり、声を出して笑ってしまったことも何度かあった。

お仕着せで読まされていた「傑作」を、大人になった今、
「ただの小説」として再読することの楽しさを教えてくれたお三方に感謝。
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