
天外魔境II MANJI MARU
「もう天外には期待すまい」と何度も言い聞かせてきたものの、
それでもあの音楽が聞こえるとフラフラと近寄ってしまうのが
ジジィゲーマーの哀しい性というやつである。
最高傑作である「2」に最低なリメイクを施しファンの殺気に火をつけた後、
いっそ日の目を見ない方が良かったのではないかという「3」のリリース。
今度はニンテンドーDSでPCエンジン版「2」の「完全移植」ときた。
岸田今日子のオープニングを始め、完全フルボイスを実現、
ストーリー部分に関しては、昨今のゲームに対する規制強化を鑑みて
いくつかのイベントが削られたらしいが、大体全部入っているらしい。
行き先をタッチペンで指定すると
その位置までキャラクターが勝手に歩くようになっていたり、
タッチペンを片仮名の「レ」を書くように移動させると中攻撃、
アルファベットの「Z」を書くように移動させると強攻撃など、
タッチペンを活かした新要素もいくつか盛り込まれているが、
面白さをアップさせているかと言うとそうでもなく、使用頻度は低いとみた。
私としては、そんなどうでもいい追加要素を盛り込むぐらいなら、
2006年にもなって未だに縦横移動しか出来ない移動方式を
なんとかして欲しかった。
長時間プレイするRPGにおいて、操作周りの快適さは
タッチペンを使ったお遊びよりよほど重要なはずではないか。
手を入れるべき箇所を間違えていると思う。
*当BLOGでの新作紹介は、
1:あくまでも開発途中のROMを使ってのプレイであること。
2:数分のプレイによる第一印象に過ぎないこと。
3:発売までに内容変更の可能性もあること。
を予めお断りしておく。
簡単に言えば、「あまりあてにしないでくれ」ということだ。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
タイトル:天外魔境2 MANJI MARU 卍丸
機種:ニンテンドーDS
メーカー:任天堂
発売日:2006年3月9日
価格:5040円(税込み)
公式サイト:http://www.tengai.jp/
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★