忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)。
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王道から解き放たれた奔放さがウリ。Wii「スーパーペーパーマリオ」

2007年02月25日 | 作品紹介(ゲーム)

■Wii:「スーパーペーパーマリオ」(4月19日発売)


プラットフォームがGCからWiiに変わったので、
過去ログを若干修正して再度紹介。

今回紹介する「スーパーペーパーマリオ」は、
「マリオストーリー」「ペーパーマリオRPG」で活躍した
ペラペラのマリオが主人公のアクションゲームである。
今回も当然のようにさらわれるピーチ姫を
凝りもせず救出に向かうマリオ、という設定は相変わらずだが、
最後までマリオだけが主人公というわけではなく、
ストーリー進行に合わせて
使用出来るキャラクターが徐々に増えていく仕組みになっている。
ピーチ姫は傘を使ったアクションや長距離のジャンプが得意など、
キャラクターによって異なった特性を持たせているあたりは
「スーパーマリオUSA」(つまりは「夢工場ドキドキパニック」)を
彷彿させる懐かしさだ。

キャラクターには成長要素があり、
敵キャラを倒すことで経験値を貯めることが出来る。
レベルアップすれば攻撃力等が上がり、
低いレベルではなかなか倒せなかった敵も
一発で倒せるようになったりする。
同じステージは何度でも繰り返しプレイ出来るため、
腕に自信の無いアクション好きでも、コツコツ頑張って
レベルを上げれば難易度を下げることが可能というジジィにも優しい仕様。

本作の最大の特徴である
2D視点と3D視点を切り替えつつ進むシステムは
思ったほど難解ではなく、操作も快適であった。
「マリオ64」のような完全な3D空間ではなく、
2Dで描かれた「背景」の部分にも
行くことが出来るようになる「プチ3D化」がミソだ。

スーパーペーパーマリオ SUPER PAPER MARIO
*今となっては懐かしいGC版より。
 発売日表記はGC版の発売予定日なのでお間違えのないよう。

上記の画像で言えば、道を歩いているマリオは、
左からやってくるピンクの豚(なのか)は倒せるが、
奥の草場にいるクリボーや段差の上にいる羽根つきのクリボーは倒せない。
だが視点を切り替えることで、クリボーを倒すことも、
段差前に落ちているコインを拾うことも
羽根つきクリボーを倒すことも出来るようになる。
ストーリー中には視点切り替えを使わなければ進めないマップや
見つけられない隠しアイテム、2Dでは見えないキャラクターなど
謎解きの要素がふんだんに盛り込まれており、
この辺も、王道をきっちり守った「ニューマリオ」とはかなりテイストが異なる。

「ニューマリオ」のCMで松嶋菜々子も喜んでいた
超巨大サイズのマリオは本作でも健在。
ただしペラペラのマリオがそのまま巨大化するのではなく、
ドット絵で描かれたファミコン版のマリオが巨大化し、画面を埋め尽くす。
まるでドッツから抜け出したような巨大マリオは
非常にインパクトがあるので必見だ。
その他にも、ドット絵のミニマリオがオプションのように
主人公の周りにくっついて歩き、敵の「壁」になってくれるなど、
本作ならではの演出もそこかしこに仕掛けられている。
聞いた話、ピーチやクッパも巨大化するらしい。

GC版から最大の変更点は、
GCコントローラーに比べボタン数の少ないWiiリモコンを考慮してか、
操作形態が全体的にすっきりしたこと。
十字キーと1・2ボタンしか使わないシンプルな操作性と
隠しアイテムや通路の発見に楽しさを見出すシステムが、
ファミコン全盛期の「グーニーズ」や「迷宮組曲」的な楽しさを
思い起こさせて何とも懐かしい気持ちになった。
私的には、この2D→3Dへの切り替えや
隠しアイテムの探索を「楽しい」と思えたが、
「ニュースーパーマリオブラザーズ」のように
横スクロールアクションの王道というわけではないので
その点だけは好みが分かれるところかも知れない。

プレイ中、リモコンを縦型に持ち替えて画面を照らせば
画面中のアイテムやキャラクターの説明を見ることが出来たり、
リモコンを使ったミニゲームが収録されたりもしているが、
グラフィックやゲーム性などはGC版から変わっていない。
以前の紹介記事で書いていたマリオの移動速度は
修正されたようでゆったりしていた。
これで呑気に冒険が楽しめる。

2Dと3Dをミックスした世界観にキャラチェンジや成長要素等、
同じマリオが主人公でも、
冒険せずに王道を守り切った「ニューマリオ」とは
全く異なった意欲作なので、
「マリオ」が好きな方なら是非こちらもお試しいただきたい。


■GC:「ペーパーマリオRPG」


累計43万本を売り上げたヒット作。
Wiiでもプレイ可能。


■玩具:「ドッツ スーパーマリオブラザーズ Cセット」

■玩具:「ドッツ スーパーマリオブラザーズ Dセット」
■玩具:「ドッツ スーパーマリオ セットA」
■玩具:「ドッツ スーパーマリオ セットB」
■玩具:「ドッツ ゼルダの伝説」
■玩具:「ドッツ バルーンファイト」
■玩具:「ドッツ アイスクライマー」

御存知無い方は少ないと思うが、
ボード上にピンを差し込むことでドット絵を表現した秀逸なおもちゃ。
我が家にはマリオBとゼルダが置いてあったりする。

*当BLOGでの新作紹介は、
 1:あくまでも開発途中のROMを使ってのプレイであること。
 2:数分のプレイによる第一印象に過ぎないこと。
 3:発売までに内容変更の可能性もあること。
 を予めお断りしておく。
 簡単に言えば、「あまりあてにしないでくれ」ということだ。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
  タイトル:スーパーペーパーマリオ/SUPER PAPER MARIO
    機種:Wii
  メーカー:任天堂
   発売日:2007年4月19日
    価格:5800円(税込み)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
コメント
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