忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)。
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2023年放送(配信)ドラマ総まとめ、トップ3は「ムービング」「いちばんすきな花」「ブラッシュアップライフ」

2023年12月30日 | 作品紹介(映画・ドラマ)


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▼2023年放送(配信)ドラマ総まとめ、トップ3は「ムービング」「いちばんすきな花」「ブラッシュアップライフ」

2023年もそろそろ終わり。
新型コロナウィルスのパンデミックをきっかけに
それまで年間120本ほど見ていた劇場での映画鑑賞に代わり
サブスクでのドラマや映画の視聴時間が激増したのだが
連続ドラマは大体が全8話から10話あり、1話あたり1時間前後なので
時間があればテレビで、ちょっとした隙間にはPCで、
寝る前にはタブレットでドラマを見るという生活がすっかり定着した。
サブスクを複数契約しているメリットをフルに活かして
リアルタイムで視聴した地上波のドラマは数えるほどしかない。
そんな私が見た2023年度のドラマをざざっと振り返ってみたい。
絞りに絞った20本を以下にまとめてみた。





1位:ムービング(ディズニープラスオリジナル|全20話)

1位は唯一の海外ドラマ。
よりにもよってマーベルを傘下に収めているディズニープラスで配信されたヒーローもの。
韓国の人気ウェブトゥーン漫画を実写映画化した
「X-MEX」「マーベル ランナウェイズ」っぽさの漂うヒーロードラマ。
特殊能力を隠しながら学園生活を送る高校生達と
過去の秘密を隠し、息子や娘を守るために奮闘する親の世代の物語をクロスさせた全20話の長編。

マーベル作品の肝はスクリーン映えする派手なアクションだが、本作の肝は重厚なドラマ。
親子、夫婦、仲間、師弟、親友など様々な角度から描かれる愛の形はいずれも奥深く、
特殊能力を持っていることは、ちょっと大袈裟に言うとエッセンスに過ぎない。
これだけの長編を退屈させることなく一気に完走させるストーリー展開は
ヒーローモノの常識を根底から覆すほどのインパクトがあった。
かつて香港映画の「インファナル・アフェア」がマフィア映画の歴史を変え
「ディパーテッド」としてハリウッドリメイクされたように
本作がヒーローモノに与えるインパクトは絶大なはず。
全20話ではあるが1シーズンできちんと完結し、派生する物語も今のところは
存在しないためMCUから脱落してしまった私のような視聴者でも安心して楽しめた。
終わり方からしてシーズン2もありそう。





2位:いちばんすきな花(フジ|FOD|全11話)

松下洸平、多部未華子、神尾楓珠、今田美桜の4人が主演を務めるドラマ。
「男女の間に友情は成立するか」という、一見すると手垢にまみれたテーマだが
蓋を開けてみれば「上手に生きられない4人が上手に生きられないなりに人生を歩む物語」になっていて
ドラマ開始前に脚本家の生方美久が宣言していた通り、ありきたりな恋愛ドラマではなかった。
4人がこぼすちょっとした愚痴や疑問がいちいち私の琴線に触れて、終盤には4人が他人に思えなかったほど。
後半に登場する田中麗奈にまつわる奇跡的な繋がりを知って、
私の脳内には「東京ゴッドファーザーズ」公開時の今敏監督のコメントを思い出した。

「何故起こるのかは分かりませんが、それは世に遍在しています。
「証拠は?根拠は?ない?何と非科学的な!」 これら科学の論理兵器によって異界へと押しやられた
「奇跡と偶然」を健全に回復しようというのが本作の試みです。
やかましくも悲しく、寂しさと活力に溢れるキャラクターたちが繰り広げる、
可笑しいのか悲しいのかよく分からない、素晴らしい矛盾と偶然と奇跡に満ちた世界をお楽しみ下さい。」


本作のストーリー展開に「そんなバカな」「都合良過ぎ」と感じてしまった方には
合わないであろうし、実際に視聴率は苦戦したようだが
生方美久の憧れの坂元裕二脚本作品と同じように、
地上波に向かないのだけで配信後に必ずや再評価されると信じている。


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数年ぶりにボックスを買ってもいいと思えるドラマだった。
しかもディレクターズカット版なのか...





3位:ブラッシュアップライフ(日テレ|Hulu・Netflix|全10話)

2014年の「素敵な選TAXI」で脚本家としての才能を開花させたバカリズムの新作は
なんども人生をやり直しながら徳を積むヒロインの奮闘を描く変形タイムリープモノ。
「オール・ユー・ニード・イズ・キル」の改良版とでも言うべきか。
「黒い十人の女」や「架空OL日記」などで着実に評価をあげてきたバカリズムが
もう一段階化けたのが映画「地獄の花園」だと思っているのだが
本作はその評価に自信をつけたのか、もうベテランの売れっ子脚本家の風格すらあり
何度舌を巻けばいいのかというほど秀逸な展開が続々と続く。

テンポの良い会話、物事を斜に構えた視点は三谷幸喜とも古沢良太とも上田誠とも違う
バカリズムならではの味であり、来年放送の最新作も期待しかない。
安藤サクラ、夏帆、木南晴夏の3人は通常のドラマの倍量はあろうかという台詞量を
こともなげに「かしましい仲良し三人組の会話」として演じており、全員が女優賞モノの熱演。





4位:サンクチュアリ -聖域-(Netflixオリジナル|全8話)

【紹介記事】Netflix「サンクチュアリ -聖域-」ヤンキースポ根ドラマの新たな名作

単独記事で紹介済み。





5位:ガンニバル(ディズニープラスオリジナル|全7話)

【紹介記事】【2023年版】GW中に一気見したい新作・準新作のドラマ8選

*2022年12月28日配信なので、2023年扱いとした。





6位:エンジェルフライト 国際霊柩送還士(Amazonプライムビデオ|全6話)

【紹介記事】【2023年版】GW中に一気見したい新作・準新作のドラマ8選



7位:大奥/大奥 Season2(NHK|U-NEXT|全21話)

よしながふみの原作コミックをTBSに続きNHKで2度目の実写ドラマ化。
あえて再ドラマ化するからにはそれなりの覚悟があるだろうとは思っていたが、
今年の大河ドラマはこちらにした方が良かったのではと思うほど完璧な「大奥」だった。
TBS版のように男女逆転を殊更に強調するのではなく
男女逆転はフィクション要素のひとつに過ぎないとの考えで
原作が持っていた人間ドラマの要素を強めた作りは大正解。
知名度よりも原作を熟読して選ばれらようなキャスティングも文句なし。
U-NEXTなら今からでも全話視聴が可能なので、加入している方は1話だけでも見て欲しい。





8位:舞妓さんちのまかないさん(Netflixオリジナル|全6話)

【紹介記事】【2023年版】GW中に一気見したい新作・準新作のドラマ8選





9位:離婚しようよ(Netflixオリジナル|全6話)

【紹介記事】Netflix「離婚しようよ」実を結び始めたNetflixオリジナル作品の決定打





10位:THE DAYS(Netflixオリジナル|全8話)

【紹介記事】Netflix「THE DAYS」それでもこの国で老いていきたい



11位:うちの弁護士は手がかかる
12位:きのう何食べた?Season2
13位:ハヤブサ消防団
14位:ゆりあ先生の赤い糸
15位:君に届け

 次点:季節のない街
 次点:御手洗家、炎上する
 次点:ヒヤマケンタロウの妊娠
 次点:波よ聞いてくれ
 次点:ブラックファミリア

【紹介記事】【2023年版】GW中に一気見したい新作・準新作のドラマ8選

上位10本に入れたいぐらいにハマっていた5作と、そのすぐ下あたりの5作がこのあたり。
放送が終了したばかりの「うちの弁護士は手がかかる」は
平手友梨奈とムロツヨシの弁護士ドラマで
フジテレビがバブル時代から得意としてきた王道のバディドラマ。
ムロツヨシ他、事務所の仲間達の顔ぶれもチーム作りには一日の長があるフジらしく
過去のドラマへのオマージュがふんだんに盛り込まれた脚本の遊び心も楽しかった。
何より平手友梨奈が抜群に良かった。
彼女が女優業をするときはいつも仏頂面の天才だが、本作ではそこに「実は可愛げがある」という
素顔を奥にプラスして魅力が爆発していた。

「きのう何食べた?」はシーズン2に入って二人の空気感が本当の老夫婦のようになった。
何か大きな事件が起こるでもなく、平凡な生活の中にある小さな喜びを見つけるだけのドラマ。
美味しい料理と大切な相手がいれば他に何がいる?と問いかけられているかのよう。
上位に入れた「舞妓さんちのまかさいさん」や名作「深夜食堂」に通じる、飾り気のない日常の尊さがある。

同じく先日終了した「ゆりあ先生の赤い糸」も
新しい時代の価値観を盛り込んだドラマでなかなかの野心作。
菅野美穂の包容力がなければほとんど共感を得られないドラマだったろうが
危なっかしい青年やフワフワした母娘や何を考えているかわからない亭主を
まるごと引き受ける大らかさと強さにドラマ全体が救われていた。

そして2023年を代表するであろう「VIVANT」は、金をかけたことはわかるのだが
私には惹かれる部分が少なく、今回はランク外とした。



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2 コメント

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2023のドラマ (U)
2023-12-30 21:21:24
こんばんは!
順位を付けるほど観ているわけではないのですが、
私の今年のベストドラマはブラッシュアップライフですね。
流行りの異世界転生ものを、同じ世界の自分に転生という形にしたコメディな解釈で観ていたのですが、
見事な伏線回収や、友人のためにループを決断する展開は涙腺にきました。
木南晴夏さんは良い役者さんですね。
先日終わったセクシー田中さんも好きでした。

サンクチュアリ、ガンニバルはハラハラする展開ばかりで、また続きが観たいです。

視聴率は悪そうですが、日曜の夜10時のドラマもけっこう出来が良くて、「何曜日に生まれたの」も終始楽しめました。

朝ドラは昨年も一昨年も観ていてわりとしんどい時間だったのですが、らんまんとブギウギは楽しめています。
NHKは先日三夜連続で放送していた「あれからどうした」も新鮮な構成で面白かったですよ。

今年も充実した情報をありがとうございました!
来年もよろしくお願い致します!
返信する
Uさん ()
2024-01-06 16:08:22
こんにちは。

「何曜日に生まれたの」はTELASAで見られるんですが
何本か掛け持ちしていた時期で視聴時間が捻出できずに断念したんですよね。
面白かったんですね。隙間があれば見てみます。

木南晴夏さんは昔から好きな女優さんなんですよ。
確か「銭ゲバ」で見かけたのが最初だったかな?
大手所属なので途切れなく見かけてはいたんですが
決定打には恵まれず、朝ドラに出たあたりで
知名度がようやく上がってきて
パン好きでバラエティでも名前が知られることになって(笑)
ようやくここ数年で花開いた感じがします。

昨年はお世話になりました。
本年もよろしくお願いいたします。
返信する

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