5月20日
これからのパソコンボランティアについて
パソコンボランティアを長年やってきた。
最近特に感じるところがある。
私のようなパソコンを指導する方々にお話ししたい。
ネットが進歩したのはスマホの急激な普及と大きな関係があると思われる。
今後もスマホの拡大に反してパソコンの使用率が低迷すると思われる。
そのような時代にネットを軸にしたパソコンの講習会や指導をする処が少ないことが指摘されている。
「WordやExcelで人生楽しめる」と豪語する指導者もいます。
私は「ネットを使わないパソコンは時代遅れだ」と反論しています。
無論、Wordなどはパソコンを操作するうえで最も必要とされるソフトです。
が、パソコンは起動と終了ができ、文字が打てて、保存ができればネットもできる道具だ。
Wordをマスターしなくても文字入力と修正ができればネットを楽しむことができるしそう指導しています。
私は WindowsXPのサポートが終わったときWord・Excelの時代はネット社会に変わると感じました。
何故なら若い人ですらパソコンを持たないスマホの時代だと感じたからです。
これからは「普及の時代」から「如何に使うかの時代」に変わったのだと思います。
「WordやExcelで人生楽しめる」そういう時代は終わったのです。
これからはパソコンを教える方々の使命は何だろう?
スマホではできないことがあります。(ネット見る、チョットだけ参加するだけ)
パソコンを使う人々にとってそこが重要ではないかと考えています。
大きな画面で、ネットの情報を入手してソフトとで加工する、結果を出す、公表する。
これらの複合的な使い方であり活用ではないかと思います。
これまでの「Word・Excelその類」の指導では時代にマッチしないのではありませんか?
パソコンの入門で戸惑い困惑する学習は後回しにしてすぐ役に立つネットから始めたら如何でしょう。
それが(Word・Excel・ Windowsソフト)不要などとは思いません。
しかしそれらを学ぶ学習より、実習するほうが解りやすく即役に立つからです。
(机上の実習ではなくネット上のダウンロードなどの実習のことです)
ソフトの操作などのテクニックは後回しでも大丈夫。
パソコンを使ってやるには文章を作る能力も計算する能力も必要なのは明らかです。
今、私が取り組んでいる活動があります。
参加する方々の「趣味や、家庭の記録などをパソコンで如何に結びつけるか?」です。
つまり、日常にあるものをデジタル化する作業方法です。
写真や音楽はOKですが(古いフィルムの写真やレコードを除いて)まだまだデジタル化は遠いのです。
テクニックの向上のため講習会ではYouTube・音楽・動画・アルバムつくり・blogなどやっています。
何でもネットに関係することが日常生活に密接に繋がっているからです。
私はこの関係と我々ボランティアの今後をこんな図にまとめてみました。
パソコンの利点は大きな画面です。
これによってスマホではできないWord・Excelその他のソフトを利用できます。
が、スマホの携帯性には対抗できません。(代わりにタブレットもあります)
我々パソコンボランティアは今後、視点を変える必要があります。
情報格差の著しいシニア以上の方々がターゲットです。
スマホもパソコンもできない人々にボランティアを重点的に展開すべきです。
そしてWord・Excelなどのソフトは初歩程度で十分ではないでしょうか?
私のこんなパソコンボランティア活動に疑義を感じる方も相当おられると思います。
もしそうお思いならば私と一度お話しませんか?
これからのパソコンボランティアの新しい視点を見つけようではありませんか?
おおひらパソコンクラブでやっているイラスト講習会も学習だけなく、施設訪問への
実習を目的にした講習会です。
シルバー大学の「PCあそぼう会」もネットを学習し、イラストも描くし施設にも行きます。
http://blog.livedoor.jp/pc_asobou/
2017-5-20
ぱそぼら シニアネットあしかが
代表 みやし 保