みなさん読んでくれましたか?
2月18日
こんな私的なパソコン読本を作ってもう何年経つだろう。
内容にはすでに使い方が変わったものや使えなくなったサイトがでてきた。
本は内容的に時間の経過と共に古くなるものだ。
私はそんな古い本が好きだ、お気に入りの本はいつまでも保存してある。
1992年出版の「ひらめき整理楽」という本はパソコン始めて間もなかった頃だ。
この著作者は私より早く始めた若いフリーライターだ。
いまでもそうだが時々読み返しては時代の流れを感じ取っている。
昔を知っているから今の便利さや有難味がわかるのだと思う。
昔の大変さを経験し苦労してきた。
パソコンなどという道具も僅か30年程度の歴史しかない。
他の友人より早くからパソコンに出会って楽しんできた。
そのお陰で今があるのだろう。
生意気な「WordやExcelが出来ればパソコン使える」発言もそうなのだろう。
文字や、表計算しかできなかった時代は使うにも大変だった。
しかし、品質の仕事の中でパソコンの魅力に取りつかれてしまった。
「ものを測りデーター私-を入力し、グラフを作る、最後に判定する」仕事だった。
パソコンの一番得意とするデーター分析である。車のミラー曲率計算。
私は仕事で車のドアミラーの品質を担当した時期があった。
初めてその仕事を教えてもらったとき計算の凄さを痛感させられた。
1件のデーターの結果を出すまでに電卓を30回叩くのである。(上図参照)
当然、入力に間違いがあればやり直しだ。
まだ仕事の中でパソコンを使うには台数も少なく浸透していなかった時代だ。
しかし、電卓で計算するのであれば「パソコンが最適だ」と思った。
ほとんどが物流の伝票、仕入れ、発注などに使われていた。
たまたま、私の職場にもあまり使わないマシンIBM5550があった。
それには古い話だが表計算のMP(マルチプラン)が乗っていた。
これを使って始めたのだが大変だったことを覚えている。
何しろ誰もやった人がいないことを始めたから猶更だった。
経験あるベテランからは冷ややかな目で見られていたようだ。
しかし、入力さえミスがなければ計算などいらない。
実行すれば判定まで出してくれた。
グラフにして偏りや傾向がつかめた。
これを通してパソコンがパソコンである能力を我が手で作り出した。
PCの能力はWordでは引き出せない、Excelの複雑な計算式を使ってこそ価値がある。
だから今の使い方ではゲームをやらない限りパソコンの能力を使ったことにならない。
ゲームは仮想空間で無限大の使い方があるのだろう。
残念ながら私はゲームはやらない。
多聞、フルに能力を引き出すほどの使い方などできないでしょう。
それでもいい、ネットを思いきり愉しむことができれば十分ですね。
パソコンを使うことは誰のためではなく自分のためです。
私はパソコン教えるが細かい処はあまり教えない。
ワケがあります、それは足らないと自分が少し勉強するからです。
教えすぎると見てるだけですね。
ひどい方は、手まで出して代わりにやってしまう方もいますから・・・・。
それはダメでしょう。
多少の苦労はしなければ自由に使えるなんて夢のまた夢です。