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(書評)『ひみつブック』(大和書房) 著者 おーなり由子

2024-09-15 23:09:03 | 評論

   (書評)

  『ひみつブック』(大和書房)

   著者 おーなり由子

「ひみつ」とは何だろう。

あるドラマで、「わからない」というのが口癖の弱気な少女に、強気な少女がこんなことを教えていた。

「わからないことがあっても、わからないって言っちゃだめよ。そういうときはね、ヒ・ミ・ツって言うの。秘密って可愛いから」

そうかなあ。

まるいボタンの

ような

ひみつの箱を

もった子が

そばにきて

わたしの箱を

見せてほしそうにゆすった

(『ひみつブック』「ひみつの箱Ⅱ」)

中に入っていたのは? 

箱に彫刻されたくだものと花を指でさわってみた。すみのほうに彫ってある不気味な笑いをたたえた顔に話しかけた。それから、頭をねじって、ちらっとうしろをふり向いて、箱のふたをあけ、中をのぞきこんだ。

(W・デ・ラ・メア『なぞ』)

中に入っていたのは? 

『夏目漱石を読むという虚栄』〔1311 解けない謎はない〕参照。夏目漱石を読むという虚栄 1310 - ヒルネボウ (goo.ne.jp)

GOTO ミットソン『漫画の思い出』おーなり由子志村太郎の「ミットソン」- 漫画の思い出:著者別「お」 (wakwak.com)

(終)