こんにちは、昨日の続きです。
この本の著者を、簡単に紹介します。
「GRIT」の著者アンジェラ・ダックワース氏は、中国系移民の子供として育ち、
「天才」「非凡な才能」にこだわる父親は、彼女を含め3人の子供達が凡庸だから大成しないと失望していた。
その彼女が、「グリット」(やり抜く力)の研究で、別名「天才賞」と言われる「マッカーサー賞」を受賞した。
ちなみに、「GRIT」は、Guts(度胸)、Resilience(復元力)、Initiative(自発性)、Tenacity(執念)の頭文字。
「グリット=やり抜く力」とは、困難に遭遇しても、失敗しても、諦めずに最後までやり遂げる力で、
「情熱」と「粘り強さ」の二つの要素でできている。
才能やIQや学歴ではなく、この力こそが、物事を成功に導く最も重要な能力であると。
「天才」としか思えない人々は、
常に「もっとうまくなりたい」という強い意欲と、興味と、探求心を持ち続け、
地道な努力を長年継続しており、それこそがまさに「超人的」である。
その「超人的」な努力を継続し、成功を収めるために最も重要なのが「やり抜く力」だ。
―本文よりー
彼女の理論を簡単に言うと、
達成には「才能」と「努力」が必要で、達成(成功)までには努力が二回必要。
その努力する力が、「グリット=やり抜く力」である。
<偉大な達成を導く方程式>
才能だけでは足りない 才能×努力=スキル ➡ スキル×努力=達成
―「GRIT やり抜く力」よりー
この掛け算式を見て、これって稲盛和夫氏の「京セラフィロソフィ」にも、あったような…と思い、
その本を探してみると、稲盛氏はこう記していました。
人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
な、な、なんと、そっくりではありませんか! さすがです!
ここまでで、私の感想…。
いくら素晴らしい本を読んでも、素晴らしい考え方に共感しても、
その時しか覚えてないし、変われないものは、なかなか変わらないのよね~。