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「GRIT やり抜く力」Ⅰ

2024-03-15 | クリニック・事務長

こんにちは、昨日の続きです。

この本の著者を、簡単に紹介します。

「GRIT」の著者アンジェラ・ダックワース氏は、中国系移民の子供として育ち、

「天才」「非凡な才能」にこだわる父親は、彼女を含め3人の子供達が凡庸だから大成しないと失望していた。

その彼女が、「グリット」(やり抜く力)の研究で、別名「天才賞」と言われる「マッカーサー賞」を受賞した。

ちなみに、「GRIT」は、Guts(度胸)、Resilience(復元力)、Initiative(自発性)、Tenacity(執念)の頭文字。

 

「グリット=やり抜く力」とは、困難に遭遇しても、失敗しても、諦めずに最後までやり遂げる力で、

「情熱」と「粘り強さ」の二つの要素でできている。

才能やIQや学歴ではなく、この力こそが、物事を成功に導く最も重要な能力であると。

 

   「天才」としか思えない人々は、

   常に「もっとうまくなりたい」という強い意欲と、興味と、探求心を持ち続け、

   地道な努力を長年継続しており、それこそがまさに「超人的」である。

   その「超人的」な努力を継続し、成功を収めるために最も重要なのが「やり抜く力」だ。      

                                  ―本文よりー

 

彼女の理論を簡単に言うと、

達成には「才能」と「努力」が必要で、達成(成功)までには努力が二回必要。

その努力する力が、「グリット=やり抜く力」である。

                                                                                                       <偉大な達成を導く方程式>

           才能だけでは足りない              才能×努力=スキル ➡ スキル×努力=達成

                       

                                   ―「GRIT やり抜く力」よりー

 

この掛け算式を見て、これって稲盛和夫氏の「京セラフィロソフィ」にも、あったような…と思い、

その本を探してみると、稲盛氏はこう記していました。

    人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力

な、な、なんと、そっくりではありませんか! さすがです!

 

ここまでで、私の感想…。

いくら素晴らしい本を読んでも、素晴らしい考え方に共感しても、

その時しか覚えてないし、変われないものは、なかなか変わらないのよね~。


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