こんにちは。
先日とっさの判断は難しいとお話しましたが、今月の院内研修は、防災・避難確保についてでした。
この前、今年1月1日の能登地震で被災された、恵寿総合病院理事長さんのお話を聞く機会がありました。
その地域の被害は甚大であったにもかかわらず、建物でもBCPでも、事前に十分な地震対策をされていたので、
当病院は建物被害も少なく、またスタッフがマニュアルに則ってすみやかに行動し、順調に診療再開できたそうです。
すばらしいです!
「日本中、いつどこで発生するかわからない災害!」という意識が大事であり、
いざという時にどう判断し行動するかは、事前準備の賜物なのですね。
まずは机上で研修
当院では、そんな綿密なBCPとまではいきませんが、いざという時のために、少しでも意識統一しておけるようにと、
今回は、県主催の勉強会に参加していた2人の看護師さんが、いろいろ工夫して研修してくれました。
机上研修の後は、ぐずついたお天気の中、みんなで避難場所まで実際に歩いて体験。
お疲れさまでした! (なお、この災害研修は法令でも義務付けられているものです。)
寒い中、避難場所まで頑張って…
ところで、当院の院外研修は、希望者が随時参加して受講するようにしています。
それは、地域の病院や行政主催の、オンラインや実地での研修などです。
一方で院内研修は、月1回、土曜日に行っています。
テーマごとに、2人ずつの研修担当者が事前に打ち合わせや練習をして、それを全体で発表する形式。
基本の研修用パワーポイントは、日本病院管理機構の院内研修教育キットを使用していますが、
今回のように、必要に応じて独自に作成したものや、急に話し合う必要が出た議題の時もあります。
年間で研修計画を立てていて、コミュニケーション機会を少しでも増やすために、
担当者は違う部署の人と組みようになっています。
みんな忙しい中でも、互いに時間をやりくりして準備し、
実施後は研修内容や意見などをレジメにして院長に提出してくれています。
スタッフ人数が限られているので、年に2回担当することもありますし、
いつも多忙な土曜日の業務後なのでお疲れ気味だと思いますが、みんな前向きに頑張っています!
おかげで、患者さんから「スタッフの知識や意識が高いですね」 とお褒めの言葉をいただいたこともあります。
こうした言葉が、どんなに励みになるか!!
すでに誰かが食べちゃって…。
当日は、いろんな「イチゴ大福」で、それぞれの家族でお花見を~と持って帰ってもらいましたが、
このところの寒さで、まだつぼみが開かなかったようですね、残念…。