みなさま、こんにちは。
コロナ終了後、円安、SNS発信など、インバウンドで多くの外国人が訪れている日本です。
5月のゴールデンウィークと言えば、外食産業は稼ぎ時ですが、今年はお店を休業するケースが出ていたそう。
モチベーションクラウド
あの回転ずしで有名なスシローや、巨大な和食チェーンでも全国200店舗を休業にしたとか。
非正社員は72%、正社員では58%の人材が不足している、と言われている外食業界は、
産業界でも人手不足が深刻なため、「より働きやすい環境づくりのための休業」だと言う。
医療でも、この4月から「医師の働き方改革」が始まりましたが、
全産業で、いかに働き方改革を進めて人員を確保するか、が問われているようです。
先日、会計事務所の方から聞いたお話。
子供が休みの土日は、一緒に過ごしたいと考える人が増えていて、
美容師としてのキャリアが10年以上もある人が、そのために全く異なる職に就いたとか。
また、院長先生自身がやりたいことがいっぱいで、平日を休診にし、年間の連休が多いクリニック。
医療業績を重視していないので、スタッフの給与が一般のクリニックと比較して極端に少ないそう。
それでも、「休日が多い方がいい」と考えるスタッフが集まっているので、退職する人は全くいないとか。
世代ごとに価値観が違うと言われますが、その人が「何を大事に生きていくか」なのでしょうね。
厚生労働省
当院のこと。
今から25年ぐらい前でしょうか、まだ「働き方改革」などという名称もなかった時代。
まず水曜日を休診にして週休5日にしました。今でこそ、週休2日のクリニックは珍しくありませんが…。
さらに10数年前から、診療受付時間を、早朝7時半や8時~3時半までの短時間に。
つまり「夕方の診療受付なし」としたのです。
夕方までの受付では、遅くまで片付けをして帰宅し、帰ったら寝るだけ、そして朝起きたらまた仕事…と、
スタッフも院長も、みんなが疲弊してしまったのでした。
それは、スタッフと院長の健康や生活を守るための、苦渋の決断でした。
1日24時間の中で、家族と過ごす時間が極力短い状態を改善せねば、と思ったのです。
かなり大胆な決断でしたので、「その時間だと、学校や仕事を終わってから診察に行けない」と、
お叱りの言葉もたくさん受けました。
患者さんにはご迷惑をおかけして、本当に、本当に、申し訳なかったです。
そして昨年12月。
当院は、また新たな診察時間へと変更しました。
さらなる変革を目指す、院長の大きな決断です。
再び、患者さんにはご迷惑をおかけしておりますが、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。