移りゆく日々

代わり映えのしない日々を少しでも彩りを添えて…

「戦没者等の遺族に対する特別弔慰金」

2016-03-22 23:05:28 | 日記
昭和18年 何月か分からないけど(戸籍からなので 読み取れない)

母の兄が 南太平洋の海上で 撃沈された。

その翌年 佐世保海軍の人事部より 戦死の報が届いた。

これが 母の戸籍に書いてあった事。


10年程前 戦没者弔慰金なるものが 遺族に支給されると言うので

母を連れて手続きに行った。

この時点で 両親も兄姉も亡くなっていたので 母が受け取る事になった。
手続きのややこしかった事って 無かった。
亡くなっている親兄弟の戸籍を何通もとって 。

そして 国債として償還10年。毎年4万の総額40万の支給だった。
私は 「面倒くさいね 一度にくれたらいいのに」と言うと

「兄さんのお金よ いっぺんにくれたら 有り難みが無いよ」と言って
毎年貯金していた。

昨年 又 弔慰金出るとかで 手続きをした。

でも 母の死で 終わった事と思っていたら 相続の事で郵便局に行ったら
国債が来てるので 名義の変更をしてくれと……

へぇ~ 私まで対象?と思ったら 3親等(甥や姪)までらしい。

10回目の今回は5年償還の額面25万。

国が戦没者の遺族に弔慰の意を表す為の支給。

写真でしか見た事の無い 若い26歳の叔父さんが 命と引き換えに
渡してくれるお金。

母と同様 おろそかには出来ないわ。