自己満足的電脳空間

完全自己満足主義。テーマはない。自分の趣味・関心事を偏った嗜好と思考でダラダラと書き綴る自分のための忘備録。

【103thインディ500】佐藤琢磨ラスト13LAPの激闘

2019-06-14 00:05:00 | スポーツ観戦記


第103回を迎えた今年のインディ500の決勝レース(5月26日)は、6週目と早い段階から黄旗が振られる荒れた展開となった。

中盤まではピットでのトラブルが多発。佐藤琢磨も、交換したばかりの右リアタイヤが絞まりきっていないトラブルで、すぐにピットに戻らざるを得ず、2周遅れの31位と大きく後退する。しかし、その後は速さを取り戻し、黄旗なども相俟ってラップダウンを取り戻す。

一方、上位争いではシモン・パジェノーが驚異的なスピードを見せ、合計100周以上をトップで快走するも、シボレーエンジンの燃費の悪さから早い段階でのピットを余儀なくされる。31周を残したところでピットインするが、燃料が最後まで保つか微妙な状況。

するとその後、レイホールなど複数台が絡むクラッシュが発生、赤旗中断となる。この時、佐藤琢磨はコーションの直前でいち早くピットを済ませており、レース再開時には5位と絶好の位置に尾ける。燃料の残量に不安のあったパジェノーも、SC導入で燃料の節約に成功し、残量を考慮する事なく再開の時を迎えられた。

リーダーはアレクサンダー・ロッシ。佐藤琢磨は十分にトップを狙える位置。残り13周でなんと3位でフィニッシュ!

2017年の優勝、いやそれ以上に感動的なレースだった。