心のつぶやき

美しいものを一枚の写真に残したい。

銀の燭台

2006-03-22 | つれづれなるままに

ふっと、子供の頃に読んだ
ユーゴーのレ・ミゼラブルを思い出した。

空腹の家族と幼い妹の為に一切れのパンを盗み
20年近く囚人生活を送ったジャン・バルジャン。

人間らしい扱いを受けた教会であったのに、
そこにあった銀の燭台を盗んで逃げてしまう。

警官に伴われて神父の前に引き立てられた時、
ミリエル神父は咎めるどころか逆に忘れていたね
ともうひとつの銀の燭台を彼に与えた。

幼心にこの神父さまは、一体どのようなお心を
持っていらっしゃるのだろう…と思ったものでした。
コメント (2)
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