心のつぶやき

美しいものを一枚の写真に残したい。

2013-02-24 | つれづれなるままに

一筋の涙をツーッと流し、

また昏睡状態に入っていく母よ。

 

美しき天然
一 空にさえずる鳥の声
 峯より落つる滝の音、
 大波小波とうとうと
 響き絶えせぬ海の音。
 聞けや人々面白き
 此の天然の音楽を。
 調べ自在に弾き給う
 神の御手の尊しや。

二 春は桜のあや衣、
 秋は紅葉の唐錦、
 夏は涼しき月の絹、
 冬は真白き雪の布。
 見よや人々美しき
 この天然の織物を。
 手際見事に織たもう
 神のたくみの尊しや。

 

世にも美しい日本語入門 (ちくまプリマー新書)
安野光雅 藤原正彦
筑摩書房
コメント
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