Jimmyの旅行放談

私は海外旅行が好きで、これから色々体験談を流して皆さんのご意見をお伺いいたしたいと思います。

「Jimmy の旅行放談は、今度は何処へゆくのだろうか?」 P21

2005年07月15日 00時19分12秒 | Weblog
  写真は、プラド美術館の建物である。
 
 プラド美術館と言えば、ルーブル美術館(仏)、大英博物館(英)、
メトロポリタン美術館(米)、エルミタージュ美術館(露)などと
並ぶ世界第一級の大美術館で、3000点を超える絵画が展示され
ているのである。
 
 私は、その中のエルミタージュ美術館へはまだ行ったことがない。

 大英博物館やルーブル美術館のように盗品や略奪品が展示されてい
るのと違い、スペイン人が自慢しているように、このプラド美術館
にはそのような展示品は一切無い。

 そう言えば、大英博物館の場合入場料は無料だった。

それでも、表玄関を入ると真正面に大きな寄進箱が置いてあって、
 見学者に適当な寄進を募るあたり、中々の運営のうまさを感じた。

 さて、その入場料無料の話だが、それはそうだろう。
 
 大英帝国時代に勝手に世界の略奪品や遺跡に残された貴重な
遺品を没収して自国の博物館に展示されているからだ。昔の大
国は自由にそういうことを平気でやれたようだ。

 かなり前の話だが、私が、エジプト・ルクソールの王墓や、ギリ
シャ・アテネの神殿跡を見学した時、ガイドがよく建造物の大事な
一部の大理石の石柱などは大英博物館に展示されているのだ、と、
よく説明されていたことを今でも思い出す。 

 また、元に戻るが、このプラド美術館には3000点もの絵画が展示さ
れているのだが、特にエルグレコ、ベラスケス、ゴヤの三本柱がス
ペイン系の画家の作品として有名である。

  ちょっと、これら3画家の作品にふれて見たい。

 1.エルグレコ: 

   中世絵画の巨匠、エル・グレコの未発表の作品が今頃発見
   され、話題になり12月に競売にかけられる、
   というが、最低応札価格が60万ポンド(約1億1800万円)と
   いうから恐れ入る。

    油絵で描かれたこの題名は「The Baptism of Christ」
   (キリストの洗礼)という。
        
   一般的に、彼の代表作品は、「聖三位一体」、「受胎告知」、
   「羊飼いの礼拝」などがある。

    私は2番目の「受胎告知」の作品の
   夢幻的な描画が好きで、昔の教科書にも載っていたことを覚えている。

  2.ベラスケス:
 
    17世紀スペイン・バロック期に最も活躍した宮廷画家。ベラスケス
    は国王一家を始め、多くの宮廷人、知識人を描いた肖像画家としても
    有名である。

  3.ゴヤ: 

    カルロス4世に任命された宮廷画家(1746~1828)。
    ゴヤの代表作品で有名なのは、なんと言っても「裸のマハ」
    「着衣のマハ」だと思う。

     しかし、この二枚の「マハ」は、何のために描かれたものか
    不明、だそうだ。

     プラド美術館の前にはゴヤの銅像があり、そのゴヤの足元の台座は高
    すぎて、通る人の視線も注目も集めることはないが、よく見ると、その
    台座には「裸のマハ」が横たわっていたのは印象的だった。

                     今日はここまで…。

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