Jimmyの旅行放談

私は海外旅行が好きで、これから色々体験談を流して皆さんのご意見をお伺いいたしたいと思います。

「Jimmy の旅行放談は、今度は何処へゆくのだろうか?」  P 68

2005年08月31日 07時46分31秒 | Weblog
写真は、珍しくピカドールが馬上から降りて、
マタドールと一緒になってブルとの最終対決
シーンだ。

闘牛ショー: その17.


ピカドール(闘牛士)は、
馬上からの攻撃のみ
が役目だと、思っていたら、最終局面が近づく
と、写真のように馬上から降りてマタドールと
協同
して、いつでも銛(もり)で対決しようと
するのである。

ここでは、ブルとピカドールが地上での必死の
闘いのシーンなのである。

ピカドールがいつでもブルの顔面に銛(もり)
を打ち込める体勢の瞬間ショットである。

しかし、結局、最後はマタドールへとバトンが
渡されるのであったが…。 
                                     
今日は、ここまで…。

Jimmyのトルコ紀行



「Jimmy の旅行放談は、今度は何処へゆくのだろうか?」  P 67

2005年08月30日 06時50分44秒 | Weblog
写真は、ピカドールが見守る中、マタドール
とブルとの闘いである。

闘牛ショー: その16.


3度のピカドールによる銛(もり)がブルの
背中へ打ち込まれて、弱っていても、マタド
ールの直ぐそばではピカドールが馬上からい
つでも協力できる体勢でスタンバイして徹底
的に注意に注意を払っているのが手にとって
よく分かる。

ガイドからの話を聞くと、マタドールの衣装
は、数百万円からする「死に装束」
だという。

また、ブルの鋭い角に突かれて見苦しく臓物
を晒されないよう、 朝食は取らないそうだ。

その上、ブルとの一戦の前にはマリア様へ敬
虔(けいけん)なお祈り
を捧げる、という。

そう言えば、闘牛場にはマリア様の礼拝像が
あったから、満更うそではなさそうだ。

ここは、ガイドの解説を素直に信じたい。

         今日は、ここまで…。

「Jimmy の旅行放談は、今度は何処へゆくのだろうか?」  P 66

2005年08月29日 00時44分56秒 | Weblog
写真はピカドールから3度目、最後の銛
(もり)が打ち込まれ、かなり弱ってきた
ブルに対し、マタドールとの対決が再
現される風景だ。

闘牛ショー: その15.


このマタドールとブルが対決している間にも、
そばに待機しているピカドールは絶えず機を
伺っているのである。

だから、ブル自身もマタドールかピカドール
か何れへ突進してやろうか、と、しばし睨み
合いが続くのである。

また、カメラマンである私から1番近い方に
も3人のマタドールが見守っている。その3
人の先頭には黄色のカポーテ(布)を持った
マタドールがピンク色のカポーテを持ったマ
タドールと入れ代わっている。

私はこのようにして
助手に対する実地指導
も施されているのだな…と感じた。

かくして、1頭のブルに対し、

人間に対しては、大掛かりな万全の安全対策
が講じられているのである。

  今日は、ここまで…。


「Jimmy の旅行放談は、今度は何処へゆくのだろうか?」  P 65

2005年08月28日 08時11分27秒 | Weblog
写真はピカドールがブルの急所目がけて最後
の銛(もり)をここぞとばかりに突き刺して
いるところである。

闘牛ショー: その15.


こんな、残酷なショーは生まれて初めて見た。
隣に座っている家内もさすがに具合が悪くな
ってきたようで、盛んに頭痛がする、という。
熱も出てきたようだから、額に手をあてて見
てくれ、という。
手をあてて見ると、気のせいもあるかも知れ
ないが、少し熱もあるような気がした。あま
り、過激なシーンは見ないよう頭を下げてお
くようアドバイスする。

ところで、このマドリード闘牛場で闘うブル
は人里離れたマドリードの高原で闘牛用に育
種された4、5歳の牡牛(おうし)らしい。

そして、ここへ連れて来られるのは、ショー
数日前だと思うが、この闘牛場に運搬されて
来ると、動物特有の勘が働くせいか、かなり
興奮してブル同士でも相当あばれるらしい。
当たり前の話ではある。

動物愛護団体からは、横槍が出そうだがこの
スペインでは国技とも言われる大イベントで
あり、長い伝統的な歴史の前には禁止など、
全く通じない
ようだ。

        今日は、ここまで…。

「Jimmy の旅行放談は、今度は何処へゆくのだろうか?」  P 64

2005年08月27日 00時13分18秒 | Weblog
写真は、ピカドールとブルの対決風景である。

闘牛ショー: その14.


写真のように、まだブルとマタドールとの決
闘が尚早で危険だと察知したピカドールは陰
から躍り出て、3回目の長い銛(もり)で突
き刺すのである。

闘牛場には鮮血が流れ散り、すさまじい光景
が出現されるのである。

このピカドールの乗っている馬の横腹をよ~
く御覧ください。御座(ぎょざ)のような頑
丈な防具
で包まれているのがお分かりでしょ
うか。

話によると、昔はピカドールの乗馬にこの防
具が付いていないため、毎回4~5頭の馬が
腹を引き裂かれて死んでいった、という実話
があることから、かなり残酷で、しかも生臭
いショーであったことは間違いない…。

こうして、現代の闘牛ショーでは、徹底した
用意周到な準備がなされているので、如何に
勇猛果敢なブルでも勝算は先ず零なのである。

今日は、ここまで…。

「Jimmy の旅行放談は、今度は何処へゆくのだろうか?」  P 63

2005年08月26日 00時26分26秒 | Weblog
写真は、前回と同じ風景に見えるが、ジリジリと
ブルがマタドールのすきを狙っているシーンであ
る。

闘牛ショー: その13.


なんと言っても、ブルと闘牛士との闘いは、たし
かに危険をともなう命がけのショーであることに
異論を唱える人はいない、と思う。

従って、この闘牛士に対する報酬もその度合い、
ランクによって相当の開きがあるようだ。ちょう
ど、日本の相撲の世界に良く似てはいるが、危険
度という角度から言えば、その比は到底及ぶべく
もない。

だから、1回の出演で数百万円という3桁以上を
貰っている闘牛士もいれば、助手になると報酬も
ドーンと下がり、二桁の10万円台になり、しか
も出演する度に契約される訳だから、その契約実
現へのチャンスに恵まれたラッキーで実力のある
有名な闘牛士だけが生き残れる世界だ。

いずことも金儲けの話になると、容易なことでは
なさそうだ。

聞けば、こんな危険な職業に女性闘牛士も1990年
代に登場していた、というから中々勇敢で冒険好
きな女性もいるものだな、と思った。

当然だが、このようなショーに出演できる闘牛士
になるには、並大抵の能力や希望のみではとても
不可能だと思う。やはり、小さい時からの猛烈な
特訓とスクールでのあらゆるレベルの高いテスト
に合格した実力ある者だけが到達できる世界であ
るのは間違いなさそうだ。


       今日は、ここまで…。

「Jimmy の旅行放談は、今度は何処へゆくのだろうか?」  P 62

2005年08月25日 00時28分42秒 | Weblog
写真は、ブルとマタドールとの決闘場面
である。

闘牛ショー: その12.


写真をクリックして大きくこの写真をよく見て
ください。

1頭のブルを殺すには数人の闘牛士の手によっ
て成就されるのである。

ブルの前には、熟練の一人のマタドール(ピン
ク色のカポーテを使い)が、ブルの後方にも二
人のマタドール(これもピンク色のカポーテを
広げ)、さらにその二人のマタドールの後ろに
も二人のマタドール(黄色のカポーテを手に持
ち)が待ち構えているのである。
どうやら、この黄色のカポーテを持ったマタド
ールは助手か見習いといったところだろうか…?。
しかも、近くにピカドールも虎視眈々とチャン
スを伺っている、という按配だ。
マタドールが使う「カポーテ」には、このようにピ
ンク色や黄色だが青や紫色のものもあると聞く。

しかし、カポーテの裏地は大体茶系統の黄色に
統一しているらしい。

       今日は、ここまで…。


「Jimmy の旅行放談は、今度は何処へゆくのだろうか?」  P 61

2005年08月24日 00時22分13秒 | Weblog
写真は、ピカドール(闘牛士)がこれでもかと
更に銛(もり)を突き刺しているシーンである。

闘牛ショー: その11.


見せ場であるマタドール(闘牛士)とブルとの対決
はたしかにこの闘牛ショーのクライマックスである
が、まだ、まだピカドールの出番が続き、写真のよ
うに何度もブルの急所に銛(もり)を突き刺すので
ある。

突き刺すのは3回まで認められているようだった。


マタドール(闘牛士)はと言えば、一人だけでなく
写真のようにブルの前に一人、後ろにも2、3人の
マタドールが、カポーテ(マントに似た布)を両手
に持って待ち構えているのである。

このマタドールが複数いるということも、私のイメ
ージとはちょっと相違していた。

私は、闘牛ショーと言えば1対1の闘いである、と
ズーと昔から考えていたからだ…。

        今日は、ここまで…。

「Jimmy の旅行放談は、今度は何処へゆくのだろうか?」  P 60

2005年08月23日 00時53分28秒 | Weblog
写真は、闘牛士(ピカドール)が銛(もり)でブル
の背中を突き刺しているところである。

闘牛ショー: その10.


最初に動きがあったのは、ピカドールという闘牛士
が馬上から銛(もり)を牛の背中に突き刺すシーン
だ。
いよいよ残酷物語、物語なんかじゃなくて正真正銘
のブルと闘牛士との決闘の始まりである。

突き刺す場所は、あらかじめ白ペンキで背中の前の
方に丸い円が描かれていて、遠くからでもその場所
が見えた。

どうやら、その円のところがブルの心臓部のようだ
った。隣人と話し合って、勝手な想像をして見た。

それは、恐らく事前にX線で心臓の部位を確認の上
で、その部位の上へ白ペンキで丸印をつけたものだ
ろう、と勝手に想像して話し合ったことだった。
だが、そんなことをしなくても案外プロにはその部
位の見当がついているかも知れないが…? 
真相は私には分からない。

銛(もり)が打たれると、今度はマタドールと呼ば
れる闘牛士の出番でブルと直接対決する、という構
図なのである。

マタドール(闘牛士)は、ピカドール(闘牛士)が
銛(もり)で一突き刺す毎にブルを弱らせた後、ブ
ルの顔を目がけてカポーテ(普通、カポーテと言え
ば、フード付きの長い外套を指す)と呼ばれる布を
振りかざしてブル(牡牛)が闘牛士目がけて突進し
てくる決定的瞬間の場を誘うのである。

       今日は、ここまで…。

「Jimmy の旅行放談は、今度は何処へゆくのだろうか?」  P 59

2005年08月22日 07時14分53秒 | Weblog
写真は、ゲートが開けられ第1回目のブル(英語で牡牛)
がフィールドへ離されての登場である。

闘牛ショー: その9.


プラカードを持った男性が退場すると、いよいよ、

第1回目登場のブル
がゲートが開けられ、フィールドへ
突進してきた。闘牛士の仲間たちはこれからこの勇敢
なブルに対峙する構えで身構えして待っている、
という按配だ。

その時、観衆の私たちまでが、一体どんなドラマの
展開で進行するのか、少々恐怖心も手伝いながら固
唾を呑んでそのブルの方へ注目するのである。
 
       今日は、ここまで…。

注)

闘牛ショーに登場する牛は、去勢していない牡牛
(おうし)である。その牡牛のことを英語でbull(ブル)
と呼んでいるので、今日から闘牛ショーに出てくる牛
をブルと呼ばせてもらいます。

ブルと書かれていたら、闘牛ショーに出てくる牡牛(おうし)
のことと思ってください。

ちなみに、英語で闘牛と言えばブル・ファイト、闘牛士は
ブル・ファイターと言っています。

「Jimmy の旅行放談は、今度は何処へゆくのだろうか?」  P 58

2005年08月21日 01時41分25秒 | Weblog
写真は、フィールドを一回りする入場行進
の風景である。

闘牛ショー: その8.


写真をクリックしてください。入場行進
グループの最後尾にプラカードを持った一
人の男性が見えますか?

このプラカードには、3桁の数字、例えば
「478」と書いてあれば、これから出演
する牛の体重が478キログラムであるこ
とを知らせているわけである。遠方からだ
と良く見えないが、そのほかにも牛の名前、
出身の牧場の名なども書いてあるらしい。

その男性も出演者と共にフィールドを一回
りするのである。
いわゆる出演者の顔見世と、牛の紹介とい
うことであろうか。

出演者が退場すると、今度は、一人だけの
男性が現れ、「1」という数字を書いたプ
ラカードを振り上げて現れ、第1回目のシ
ョーであることを観客へ告げるのである。

この男性は一箇所に立って見せたら直ぐに
退場してしまう。

      今日は、ここまで…。

「Jimmy の旅行放談は、今度は何処へゆくのだろうか?」  P 57

2005年08月20日 00時20分14秒 | Weblog
写真は、闘牛ショーが開演となり入場行進
の風景である。

闘牛ショー: その7.


いよいよ闘牛ショーの開演である。勇ましい音楽
と共に、牛以外の入場行進が始まる。
先頭の列に2頭の馬上の闘牛士(ピカドール)、
2列目にも3頭の馬上の闘牛士(ピカドール)、
3列目にも1頭の馬上の闘牛士(ピカドール)と
思われる合計6人のピカドールの姿が。

と、いうのは闘牛ショーで殺される牛が6頭だか
らだろうか? 
1頭の牛が入場して殺されて馬が死体を引きずっ
て退場するまでの所要時間が大体20分なのだ。

従って同じ手順で6回同じショーがリピートされ
る訳で、開演から終演までの所要時間は2時間と
という計算になるわけである。

続く、赤いユニホームを着た6人の男性は、フィ
ールド整理員(勝手に私が名づけたのであるが、
この整理員はフィールドをならしたり、きれいに
する人)である。

その後にも5人の男性が見えるがスタッフだと思
う。はっきり見えないが、1番最後のグ                   
ループが闘牛士(マタドール)のようだ。

        今日は、ここまで…。


「Jimmy の旅行放談は、今度は何処へゆくのだろうか?」  P 56

2005年08月19日 01時31分10秒 | Weblog
闘牛ショーにやって来た観客の整理をする騎馬隊
の隊員二人の姿が見えますか? 
写真をクリックして大きくして御覧ください。

闘牛ショー: その6.


今日は、闘牛ショーに一番見せ場を作る
闘牛士の役割について一言述べて置きたい。

と、いうのは普通私たちが、闘牛士と言えば牛と葛
藤する勇敢な人を考えがちだが、実際はちょっとイ
メージが違うようである。

すなわち、闘牛士という言葉を使う時、闘牛士には
二つの違った役割をもつ闘牛士に分かれている、と
いうことだ。

まず、最初の闘牛士はわれわれがイメージする闘牛
士で
マタドールと呼ばれ、布で牛の突進を交わす短
剣を持った闘牛士なのである。
文字通り、人対牛の闘いだ。

も、一方の闘牛士というのはピカドールと呼ばれ、
馬に乗って馬上から牛の体に銛(もり)を数本突き
立てて、牛を段々と弱らせていく役目を持った闘牛
士のことをいうのである。

この二つの違った役割を持った闘牛士の二人三脚の
ショーが、いわゆる私たちが普通使っている闘牛シ
ョーであることを学んだことは、とても有意義な経
験だった。

       今日は、ここまで…。

「Jimmy の旅行放談は、今度は何処へゆくのだろうか?」  P 55

2005年08月18日 00時35分02秒 | Weblog
写真は、闘牛場正門前の広場の大通りで、
ご覧の通り、人も車も繁く行き交っている。
通行人の殆どが闘牛ショー観光客で、ごっ
た返している。

闘牛ショー: その5.


ここで、
面白いことを発見した。

それは意外と知られていない
「牛は色盲」
ということだった。

私がずっといままで抱いていたイメージとは
全く外れていたのである。

即ち、牛は赤い色に興奮して突進してくるわ
けではない、ということを知ったのである。
 
なんでも、牛はヒラヒラとひるがえる物に反
応し、それに向かって突進してくる、という
習性があることを、ここで学んだのだった。

      今日は、ここまで…。


「Jimmy の旅行放談は、今度は何処へゆくのだろうか?」P 54

2005年08月17日 00時32分20秒 | Weblog
写真は、「サマランカ闘牛場」正面前の露天で
天然水を売っている風景である。丁度、8月中
旬で日差しはまだかなり厳しく天然水のボトル
売りは繁盛していた。

闘牛ショー: その4.


今日は、先ず、私の余談を一つ。
日陰席(ソンブラ)を取った私の隣に、米人
West Virginia在住の御婦人がレンタルの皮
張りの座布団に座っていた。会話と社交好き
のアメリカ人なので最後には、自分の住所を
書いて私と文通したい、と所望された。帰国
後しばらくは、そのメモを持っていて、クリ
スマス・カード位は出そうと思っていたが、
外国人の友人が多いため結局、中止してしま
った。人生は「出会い」によってその人の運
命が左右されるものだ、と、よく言われるが、
貴重な出会いに遭遇することはそう多くは無
さそうだ。でも、私には結構外国人との出会
いはあるほうだと、自負しているのだが…。

さて、また闘牛ショーに戻るが、闘牛ショー
に出演する牛は当然ながら、大体身体ががっ
ちりした黒牛の牡牛(おうし)である。通常、
500kg前後、4-5歳の元気のいい牡牛
である。しかも、その牛にはそれぞれ名前が
付けられていて、特に優秀な牛は歴史に名が
残る、というから、ちょうど日本競馬とほと
んど同じようなものである。
しかも、闘牛用の牛は、古くから血統を大事
にし、さらに美しい姿で戦闘的になるよう、
育種が図られてきている、というから恐れ入る。
        
        今日はここまで…。