写真は、コロン広場である。
この広場は、コロンブスがアメリカ大陸を発見したのを
記念して建設されたものである。塔の上には白いコロンブ
スの像が見える。
今日は、イタリア人(ジェノバ出身)のコロンブスが何
故この他国であるスペインのマドリードに彼のモニュメント
が建立されているのか、少々考察をしてみたい。
先ず、コロンブス(1446年?-1506年5月20日)は、イタリア
のジェノバ出身の探検家・航海者・商人・ヨーロッパ人
(キリスト教徒、大航海時代として初)として初めてアメリカ
州海域へ到達した。彼は死ぬまでたどり着いた場所をアジア
だと信じて疑わなかった、という。
今のところ、コロンブスの前半生は明らかでないが、1478年
からポルトガル海図作成に従事、フィレンツェの天文学者
トスカリネリに影響され、東方航路は大西洋を西航することで
可能であると主張、スペイン女王イザベラの援助とあいまって、
実現に移されたようである。
ただ、問題の核心はこれからである。それはコロンブスが
ユダヤ人であったという説があるのである。そのことが、かの
ユダヤ追放令とコロンブスの航海の関連の根拠だと、いう研究
者がいた。私もこの意見に大いに関心を持つ一人である。
コロンブスは探検家である。彼は大西洋横断によるインドへ
の航海計画を持っていたが、資金には困窮していた。丁度その
時、東方貿易の新航路を求めていたスペイン女王イザベラが
コロンブスへ多額の援助をしたこととあいまって、その実現に
移された訳である。
それにしても、その実現の根底にはユダヤ追放の波が探検家、
コロンブスの心を強く動かしたものと私は思うのですが、皆さ
んはどうお考えでしょうか。
古今東西を問わず、私たちの身の周りには宗教というものが
根深く大きな影響をもたらしているものだなと感ずる今日この
頃です。
今日は、ここまで…。
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