人生いろいろブログ

ありのままの日常を綴っています

器の大きさ

2010年08月03日 | Weblog
母が嫌いなのにはそれなりに理由があります。

でもそんなことを人に話したからって身内の恥をさらすようなもので

同じような思いをした人じゃないと到底理解など出来はしない。

私の兄達も母のことが好きではありません。

兄達は私なんかよりももっと可愛そうな思いをしています。

でも兄達は、そんな母にお小遣いをあげています。

面倒は見れないけれどせめてお金だけでもと思っているのでしょう。

それだけでも立派だと私は思います。

私なんかよりも兄達の方がもっともっと寂しい思いをしたに違いない。

我儘な母は、人と仲良くやっていくことが出来ません。

だから段々と孤独になり、寂しい人生を送っています。

そんな母の遺伝子が私の中に入っていることを認めることが

とても嫌ですが、間違いなく私は母の娘なのです。


この仕事を続けるにあたって、私に足りないものは人としての器の大きさです。

どんなお客様に対しても寛容な心で受け止め、母のような心の広さ、母のような温かさで

お客様と接することが、『いやされーる』という名前にした所以(ゆえん)

お客様が話したいのか、黙っていたいのか、眠りたいのか、全てお客様に合わせて

その時の様子を敏感に感じ取り、自分を出さずに常に相手に合わすことを心掛けていますが

私には、母のような温かさや心の広さが足りないのです。

そんな人になる為には、私を産んでくれた母との関係を良くすること

母に対して優しくなること、母と仲良くなることだということに気がつきました。

嫌いな母に対して心から優しくなれたら、きっと母の事が好きになれたら

人としての器も大きくなり、きっと全てに於いて心が満たされる時が来るような気がするのです。

そんな自分になれるように努力します。