私はスキー場で有名な北海道のルスツで生まれました。
でも5歳の頃教師だった父の転勤で海のある島牧村と言う所で4年間暮らしました。
海と山と川に挟まれたそんな場所で毎日遊んでいたのです。
川の水は透き通っていて飲めました。
川に行く途中、蛇がいっぱいいました。
山にはタヌキやウサギや熊がいました。
海は大きな石がゴロゴロあって、そこの上でおにごっごをしました。
毎日朝から暗くなるまで外で遊んでいました。
イカやウニやアワビやツブやヒル貝は食べ放題でした。
小学校3年生の時に札幌に転校してきた私は、カルチェアショックを受けました。
4階建ての学校では、良く迷子になりました。
札幌に来たら、ウニやアワビが全く食べる事が出来なくなりました。
その時初めて、ウニやアワビがスーパーに売っていることを知りました。
そして値段を見てビックリしました。
たった4年間しか居なかった島牧村でのあの景色
あの自然の中での暮らしが、大人になった今でも忘れることが出来ません。
人生に疲れた時、私はそんな自然を見に行きたくなるのです。
なんだか気持ちがホット出きるからです。
いつかそんな所で愛する人と老後を過ごす事が私の夢なのです。