ダニー食堂

右往左往の日々。

まるで北の工作員のような面構え

2011-12-30 | 移民局より入荷しました
週1で届く折込チラシを丹念に見てお買い得品を探すあたし。
軍人用のスーパーの方が大概安いんだけど、地元のスーパーも侮れないのよね。

「今週は超スゴイ割引クーポンが入ってたよ」と、普段は広告なんて目にも留めない亭主が嬉しそうにチラシをめくるじゃない。

不審に思いながらも、亭主の開いた1枚目の広告に目をやると何かチラシとは違う紙質のクーポンにしちゃぁ上出来の何かが挟まっていたの。



7月に申請した10年物のグリーンカードでした。



時にゴミとか入れられるイタズラをされる我が家の郵便受け。

郵便局の誤配送はよくある話だし、届かなくて最初からやり直し、お金も払い直しなんていうのもネットで読んだし、最悪の事態を想定していたんだけど、無事に届いてホッとしたわ。

しかも手続きの際、係員があたしの漢字のサインは受け付けないとか言って揉めたのよね。

署名欄は×(バツ)と書くかこの場で英語のサインに切り替えるかどちらかと攻められて、バッテン書いたんだっけ。

こんなんで無事に申請が通るのかね?
600ドルくらい既に前払いしてるんですけど??

そんな不安を抱えながらようやく手にした10年モノ。
証明写真は満面の笑みが主流なこのアメリカで、あたしの写真はどえらい悪人面でした。




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グリーンカードの手続きで署名が認められないと言われる

2011-07-01 | 移民局より入荷しました
結婚の為に取得したグリーンカード。
肌色なんだけどね。

今持っているカードの2年の有効期限が切れるので、10年モノに切り替える手続きを進めていました。

思い起こせば2009年。
最後の最後で、移民局の面接で正当な婚姻の証拠が不十分の為に出直しを食らった我々。

その理由として
・夫婦別姓
・挙式なし
・ハネムーンもなし
・子も予定なし

そりゃ、疑われるわよね。


今回は共同口座、不動産、連名の色んな支払いレシート等の「偽造結婚じゃありませんよ。実際に生活を共にしてまっせ」という証明のコピーを添付。

それに定められた$590の小切手を添えて郵送すると直ぐに「指紋採取のお知らせ」が到着。


「よしよし、今回は順調」と、念のため事前にダニーと場所の下見もして準備万端。
それで今日パートをお休みして行って来たのよ。

前回と同じく
・目の色
・髪の色
・人種
・身長
・体重
・指紋10本の採取
・写真撮影
をして、最後に自分のサインをするんだけど、そこで問題が発生。

なんとあたしのサインを(漢字4文字)「外国語だから読めない」という理由で受け付けてくれないって言うじゃない。

読めないって、大概の人のサインも何語だかも分からない解読不能なものが多いですよね?それをあなたはどうやって英語だと判別しているんですか?
と反撃するも、担当のオバチャンは「言いたいことは分かるけど規則なの」の1点張り。

「クレジットカードもパスポートも全て私はこのサインでやってきて、この米国で問題があったことは一度もないし、前回の指紋採取の時だってこれで通った」と強気に出るも

前回、それが通ったことが驚きだわと、オバチャン。

確かに前回も同じ理由で揉めて、どうにかあたしの主張が通ったのよね。
通ったって言うか、サインって一人一つでしょ?
他にやりようがないじゃない。
その場で新しいサインを考えろっていうわけ?

結局、英語でサインをするかバツと書くかどちらかしか選択肢がないようなので、迷わずバッテンを記入したあたし。


こんなんで本当に10年モノのグリーンカードが届くのかしらね。
590ドルが無駄にならないことを願うばかりだわ。

昨日のダニー弁と夕飯





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移民局前の植木の茂みにデジカメを託す

2009-07-07 | 移民局より入荷しました
グリーンカードの面接へ行ったものの、帰されてしまった日の日記はコチラ↓
GC面接 証拠不十分で帰される

あの後、750ページにも及ぶ『ダニーとちさとの愛の育み ~全頁カラー特別版』を必死に作成。
友だちだった時からのメールからデートの写真、結婚後の「帰りに牛乳買って来て」というプライベートな事まで全網羅された大傑作。
その量の多さに家庭用の穴あけパンチが悲鳴を揚げ、市販の紙ファイルでは到底閉じず、表表紙と背表紙、裏表紙と3分割して手作りファイルまで作成。
しかもちゃーんとインデックス付き。

長かった事務員生活でのスキルが思わぬところで役立って、その出来栄えたるやグリーンカードごときにあの作品を誰かに渡してしまうのが惜しかったほど。

その後「あなたの申請は受理されました。そのうちカードを送ります」っていうお知らせを受け取ったもののそれらしき物が届く様子がないじゃない。
来週からしばらく家を留守にするし、念のため代わりとなる判子をパスポートに押してもらうことになったの。

ダニーは仕事なので1人バスで片道90分の旅

建物の入り口でね、アポの確認と手荷物検査の為に何人かが並んでたの。
あたしも予約を証明する紙と身分証明書を見せて中に入ろうとすると、担当のおじさんに「デジカメは車に置いて来て下さい」って言われたの。

「バスで来たから置く場所がありません」と答えたあたし。
すると「カメラは持ち込み禁止です」とピシャリ。

そんな事を言われても約束の時間には入らなければいけないし、でもカメラを預ける場所もないし、さて困った

仕方が無いので、もう一度そのおじさんに聞いてみたの。

あたし:「ココに置いていくので見ていてくれますか?」

おじさん:「できません。列から離れて。さぁあっちへ行って」



おじさんに追い払われたあたしは失意の中、最終手段として植えられた垣根の茂みにカメラを隠したの。
悲しかったわ。

用事を済ませて再び垣根にカメラを見つけたときの嬉しかったことと言ったら・・・



ここの建物にはいつ来てもろくな事が無かったけど、それも今日で終わり。

アディオス

今日の夕飯

・トマトのサラダ
・スタッフドなす
・オリーブの炒め物

ごっちー

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GC面接 証拠不十分で帰される

2009-03-23 | 移民局より入荷しました
「ややこしいこと担当」のダニーはこの日の為に必要書類をきっちりファイルしてコピーして準備万端だったの。
そんな様子をあたしはお茶を啜りながら眺めてる感じな我々の役割分担。

外野ながらも「他の人は付き合ってた頃の写真とか、2人が本当の夫婦であると証明しますっていう第3者からの手紙とかも持って行くらしいよ」ってネットで仕入れた情報を何度か落としたんだけどね。
「必要書類欄に記載されていないから」という理由で聞く耳を持たなかった我が夫

そして面接当日

・共同名義の銀行口座がまだない(これは最近SSN取得したばかりなのでので仕方が無いとされた)

・あたしの名が入った公共料金の支払い領収書がない(これも仕方がないとされた)

・夫婦別姓で今後もダニーの姓を名乗る意思が無い
・我々夫婦は子供を欲していない
・結婚式を挙げていない
・プロポーズがどちらからもない

こうやって改めて箇条書きにするとまるで偽装結婚ね、わはははー。

案の定「付き合いだしてからのメールのやり取りやデートした時の写真を持って30日以内にまたおいでやす」とのこと。

ほ~らね、言ったでしょ

喉元まで出掛かったけど、外野のあたしが吐くセリフではないと何とか堪えたわ。


あたしを家まで送り届け速攻仕事に行くと思われたダニー。
でも「書類不備で出直し」が相当ショックだったみたいで暫くソファーで固まってたわ。
「これでやっと片付く」って思ってたのねきっと。

仕方が無い。
「あとはあたしが引き受けた」とダニーを仕事へ送り出して、まずは昔のメール印刷から取り掛かってみたの。

一体何通の長文のやり取りを毎日していたんだろうか・・と自分でもびっくり。
500枚入りのコピー用紙が「知り合ってから4ヶ月目」の時点で終了。

「誰かさんがストーカー並のメールを送ってきていた為に在庫終了」とインクとコピー用紙を仕事中のダニーに発注。

明日からダニー両親とこの1ベッドルームのアパートで7泊8日同居生活が始まるというのに既にぐったりだわ
この際あたしが近所のホテルに泊まろうかしら。

・・・・・・そんなことしたら間違いなく波風が立つわね




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米国で仕事をしても良いというお知らせ

2009-02-23 | 移民局より入荷しました
びっくりしたわー。
危うくジャンクメールと一緒に捨てちゃうところだったわよ
だって「国外旅行して良いよ」っていうお知らせが届いたばかりだったから、全くの想定外だったんだもの。

さーって、この土地であたしが得られそうな仕事は何かなー、ブランクは半年以上あるしなーって早速調べ始めたらダニーが「仕事しなくてもいいんじゃない?おうちにいなよ。そんなに我が家は困ってないよ」っていい顔しないのよ。

私が行くことによって酒屋で浮く75セントをも重んじるダニーらしからぬ発言じゃない?
「おやおやどうしたんだい?正直にいってごらん?何が気に入らないんだい?」って聞いてみたら、どうやら自分の帰宅時にあたしに家にいて欲しいみたいなの。
っもー、ダニーったら甘えん坊さんなんだから

しかし断る。
子無しの健康な30代、たいした趣味もなく家で毎日転がってはいられないわよ。

最近、この南カリフォルニアの厳しい直射日光の下ゆる~く暮らしてたら、そのうちここの人たちみたいに「ゆる~く」なっちゃう日もそう遠くはないんじゃないかって少し心配してたところだったし。
(あっ、言い過ぎた)

そしてお互い譲歩の結果こういうことに。
・島内で探す(しかし軍施設は対象外)
・平日の日中数時間のみ
・夕飯は私が担当するがそれ以外の家事は分担


そしてさっき。
ビールを買いに行くついでに「メキシコ人が握っているらしい」と噂のなんちゃって寿司レストランまで足を伸ばしてみた。

メキシコ人がシェフなのかは定かじゃないけど、オーナーはタイ人ということが判明。
来月上旬にリニューアルオープンということも。

過去の職歴を書いて電話番号を置いてきわ。

良い連絡が来ますように

進展あり

2009-02-03 | 移民局より入荷しました
最後に書類を送ってからおよそ2ヶ月。
すっかり忘れてたんだけどまだ手続きの途中だったわ、うふっ。

そんなボケボケのあたしの元に然るべき場所から封書が到着。
「これは間違いなく移民局関係ね。今度は国外に出てもよいよーっていうお手紙かしら?それとも仕事してもよいよーってお知らせかしら?」ってウキウキしながら開封してみると中に入っていたのは・・・・

面接のお知らせ


打たれた予防接種は数知れず、指紋採取はしっかり10本、血液検査、性病検査、問診、今度は面接ですって?
随分ともったいぶりますね(たいした国でもないくせに)

たれる文句は山ほどあるけど、ダニーとの生活が掛かってるからには誠心誠意をもってその面接に望もうじゃないの。
・・・でいつよ?


あ、そう。
2ヶ月以上先ですか
まだまだ先は長そうね。





注射2本と問診と予定変更

2008-12-16 | 移民局より入荷しました
今日の午後からデスバレーに向けて出発する予定だったんだけどね。
昨日ダニーが帰ってくるなり「やっぱり最初のキャンプが真冬の砂漠だとちーちゃんのキャンプに対するイメージが悪くなって2度と行きたくないって言い出しかねないと思うんだ。天気も悪いことだし水曜出発の全宿泊をモーテルっていうのでどう?」と言う。



嫌々ながらも行くと決めたあたしは出発用に鶏の唐揚げの下ごしらえをしたり、焼きおにぎりを大量生産したりと夕飯を作る脇でせっせと準備してたわけよ。

「そんなこと最初から明らかだったじゃない。何を今さら言っちゃてるのよ?それを踏まえたうえでお互い譲歩して行くことになったんでしょ?こちらの方はちゃんと稼動してますか?もしもーし」ってダニーの頭を突いてみたりもして。

「多分ちゃんと動いてなかった」って反省する始末。

この悪天候の為にテレビからは自動車事故のニュースがわんさかだし、何せあのラスベガスで雪だっていうから普通じゃないわよね。
さらには午前中に移民局関係の病院予約もあったし結局ダニーの言うとおり出発を1日延期にしたの。

朝イチ08:30の予約。
血液検査の結果をもらって問診して。
子供の時と中2の時にやったって言ってるのに風疹の注射。
その前に妊娠していないことを確認するための尿検査。

日本の病院みたいにオシッコ採取してすぐにカップを置くところも渡す人もいないのよ。
仕方ないからカップにふたして洗った手を拭くペーパータオルで周りを覆って待合室へ。
ダニーに「寒いね。手つめたくない?暖かいよこれ」とか言いながらオシッコ入りカップを差し出してみるも即却下。

フタはしてあるけど、床に置きたくないし隣の空いている椅子にも置きたくないし仕方ないから大事に持ってるしかないじゃない。

10分経過。

更に5分経過。

「15分以上お待ちの方は・・」っていう張り紙を見てダニーが受付に。
しばらくして看護師さんが現れて小部屋に通されたの。

部屋に入るなり「もうしばらくここで待っててくれる?」っていうから

「あとどれくらい?あたしこうしてオシッコ持ってかれこれ20分なんです」って言ったらやっとゴム手袋つけて回収してくれたわ。

やーっと今回でお医者さん関係の書類が一式揃って晴れて移民局へ郵送。
指紋採取、血液検査、予防接種の数々、なんか失礼しちゃうわ。
でもとりあえず今回は片付いた模様。
帰りにちょっと寄り道してお散歩して帰宅。



7本の注射 その後の検診

2008-11-14 | 移民局より入荷しました
状態によっちゃもう1本打つって事だから、子供のときにやったツベリクリンみたいなものかしら。
当日は両腕が痛くて着替えもダニーに手伝ってもらったくらいだったけど、もう平気。

ダニーは来れないから私ひとり。
冷たいお茶と忘れちゃならない身分証明書なんかを確認して午後2時到着を目標に一人バスに乗る。
指紋採取の時にここのバス(の運転手)は当てにならないことを学習したからあたし必死。
3回乗り換えて何とか最寄のバス停で下車。
運転免許とGoogle両方無かったらきっとあたしは日本に帰ってたかも。

「あー、この建物この景色ダニーと来たとき車から見た見た」ってGoogle様の仰る道をずんずん歩く。

それにしても暑い。
日陰があればどれだけ楽か、お茶を持ってきて良かったーってずんずん歩く。

突き当たった。
Google様のナビによるとここが目的地。

うーそーだー(泣)

何にも無いじゃんココ。
突き当たった正面は公園になって道はないし、だだっぴろい土地の左右に無機質なデカイ建物が遠くに見えるだけ。

でも間違いなくこの周辺のハズ。
だって一昨日、来たばかりだから見覚えあるもん。
地図検索した時ちゃんと番地まで入れたのに、きっと軍の施設だからってGoogleのヤロウきちんと表記しなかったんだわ。

いったい私は右と左どちらへ行けばいいの?
「こっち側の方が何かありそうね、それにしても暑いわ」って左折した。
10分ほどして「何かありそう」の何かが巨大なスポーツジムだったことが判明。

がっかり

更に数分後、単なるディスプレイの大砲を発見。
そう、確かこれは注射の帰りにダニーと見た大砲。

この猛暑の中15分も逆へ進んでしまった(泣泣)

ゲート前に立つセキュリティのおニイちゃんを見たときどれだけホッとしたか。
「会いあたかたっよー。あんあたの顔を後30分早く見たかったねぇ」って心の中で拝みながら身分証明書を出して中へ。

時間掛けて来たのだからじっくり診てもらってもいいもんだけど、ものの3秒でチェック終了。
「え?これだけ?」って言ったらあの時いた豊満なおばちゃんが「もう1本打ってく?」だって。

小走りで退散。

炎天下の中、歩き回ったものだからすっかり体力を消耗して予定していたウィンドウショッピングもせず直帰。
っていうか見知らぬ土地で迷子になった不安の方が大きかったわ。
その日の夕食後、ダニーとテレビを見ていたところまでは記憶があるのだけど翌朝、気が付いたらちゃんとベッドで寝てた。
重くてごめんねダニー。

1日7本

2008-11-12 | 移民局より入荷しました
どこも悪くないのにお医者さんに診て貰うなんて不甲斐ないことこの上ないんだけど。
でも、移民局からのお願いじゃ仕方ないわ。
ダニーと暮らせなくなったら嫌だもの。

「きっと健康診断程度で、やっても採血までね」
「インフルエンザの予防接種なんかお願いすればやってもらえるかもよ?」
「えー?採血と予防接種を同じ日にするなんてありえなーい。ぶったおれちゃうよ」
「そうか、ちーちゃん注射大嫌いだもんねー」
向かう車中でダニーとヘラヘラしてたわけ。

受付済ませて順番待ちしてたらダニーが書類見ながらしかめっ面。
「うーん、メディカルレコードがないちーちゃんの場合インフルエンザの予防接種は間違いないし採血は確定。大丈夫かなー。2本だよ・・・」
「まーじでー??」

個室に呼ばれて先生に「うちの旦那さんこんなこと言ってるけど、本当にインフルエンザ受けなきゃダメ?20年位前に学校でやったよ、うん間違いなくやりました」って言ったの。
先生笑いながら「そうねー、あなたの場合インフルエンザ以外にこれとあれと。。。1234・・・全部で6種類ね」

「な、なんですと?」

更には「今日3本、次回3本っていう形とってもいいわよ。あなたの場合それのが良いかも」

「何の罰ゲームなのー?第一あたしが何したっちゅうのよ。聞いてないよ。ねぇ何とかしてよー」ダニーに泣き付いたわ。

逃げ回っても取り押さえられて結局はやられるってことを盲腸の手術で学んでるから、もう自分の中では腹をくくる覚悟が出来てたの。
それでも呼吸は乱れてくるし、ダニーが先生と色々細かい話をしてるのをぽー
っと聞いてたわけ。
で、思い出したのが2週間前のユニシアの姉さんの話。

彼女のお姉さん、めでたく出産したんだけどその時のエピソード。
分娩室に主治医と見習いしかいなかったんですって。
その見習いったら、新生児のへその緒を切断せずに引っこ抜こうとしたっていうじゃない。
立ち会って撮影してたご主人が慌てて止めて事なきを得たっていうからもう驚き。
「しっかり撮れてて、それを見ちゃったものだから自分の時が不安で不安で」って出産を3月に控えたユニシアは相当ビビッてたわ。
だから是非とも病院名と医師名を併記の上でYoutubeにアップしてくれってお願いしといたわ。
被害は事前にくい止めないとね。
誰かもアメリカの医療は高いだけで腐ってるって言ってたし。

それで今回の1度に6本の予防接種、失礼なのは百も承知で聞いたわよ先生に。
「あのー、ひとつ確認したいんだけど。誰が注射してくれるの?あなた?注射には自信ある?経験はどれくらい?まさかインターンじゃないわよね?ベテランの方にお願いしたいんだけど」って。

そしたらドアの影から爆笑する声が聞こえて、初めてそこにもう一人いる事に気がついたの。
太ったおばちゃんが「大丈夫よー、この人の腕はいいから。私が保証する」って力強く言ってくれたから何か安心して「OK、じゃお願いします。6本まとめてやっちゃってください」って事に。

ベッドに横になってダニーに手を握られ励まされ、太ったおばちゃんに呼吸を整えられ体を押えられ、先生が「もう少し、あと少し、良い子ね、ほら頑張って、もうちょっと」ってまるで出産シーン。

夢なら覚めてほしかった。
マジ辛かったっす。


その後、別の建物に行くよう指示があって行くとどうやらそこは血液検査の場所らしい。
当然さっきの6本の中に採血が含まれてるって100%信じ込んでるから「あら、もう血液検査の結果が出るのね」って考えてたのは私だけで。

あたし:「え?注射はもう終わりってさっき言ったじゃない?騙したわね!」
ダニー:「注射は終わりさ。これは採血。液体を入れるのと出すのとは大きな違い」
あたし:「針は針じゃー。アホかー!」
6本打った後なだけに若干、腹も据わってきてそれほどジタバタせずに済んだけどもうたくさん。

ダニー「今晩はちーちゃんの好きなメキシカンに行こう!」
あたし「結構です」
ダニー「帰りにお買い物していこう」
あたし「結構です」

当ってごめんね。




指紋採取 後編

2008-10-21 | 移民局より入荷しました
20分待ってようやくバスが来た。

さっき来たばかりの道を戻るだけだから、なんてことなくアパートに到着。
お昼ごはんを食べる時間なんてあるわけも無くて。
お手洗い行って、お茶イッキして、パスポートをバッグにしまって、さぁ出発。

だけどバスが来ない・・・・
これならサンドイッチ作れたのに、お腹すいたよと一人悶々とすること30分。
やっと来た!

待ってたわよー、なんせ3時までに戻らないと行けないのよあたし。
遅いじゃない!!っもー。


あら?
減速しないの?
バス停はここよ。
おーい、ここだってばー。

バス通過


これで間に合わなかったら訴えてやる!!って怒りでワナワナしながら現時刻とバスの種類、通りの名前をメモる。そして電話してやるのよバス会社に。

「おたくの運転手ったらアタシの顔みて止まらずに通過よ!英語もろくに分からないどうしょうもない連中ばかりか人種差別主義者も雇ってるわけ?従業員のレベルが低すぎるんじゃないの?」って。
まずは次に来るバスの運転手に苦情を言わないと気が治まらない。

20分後・・・

きたきたきた。
ガツンと言ってやるんだから。

「ハーイ!元気?」
いやん、そんな陽気に挨拶されたら「あんたの同僚は人種差別主義者のお馬鹿っちょね」なんて言えないじゃない。

結局、何も言えずに着席したチキンなあたし。
ちゃんとお礼して下車する始末。

さてさて、目的地まであと半分。
気分を入れ替えて再度バスの乗り換え。
15時まであと40分あるわ、大丈夫!

今度の運転手は黒人のおネエちゃんね。
ちゃんと目的地伝えて降ろしてもらうようお願いして。
「大船に乗ったつもりで」ってこういうことねきっと、あー一安心。


ん?
この通り、この建物って。
あら? 通過ですか?
ここは確か数時間前に見た景色、ひょっとして・・・・
運転手さーん、おーいっ!

運転手:「あ、ごめん。次のバス停でいいかしら」
あたし:「今降りるわ」
運転手:「ダメここじゃ。バス停じゃないから」
あたし:「でも今信号赤じゃない」
運転手:「ダメ。」

「っもー、あなたに頼ってた私も悪いけどさ」ってさっきまで忘れてた別の運転手への怒りを思い出してワナワナしてきた。
更にこの運転手のダメ押しの一言。

運転手:「ここから歩いたってそんなに遠くわないわよ」
あたし:「は?あたし既に約束の時間過ぎてるのよ。なんでかっちゅうと別の運転手が止まってくれなかったから30分余計に待ってたわけ、それにこれでしょ?もう大遅刻よ、フンっ。まぁ、ありがとね」

アメリカ来る前はこんな口の利き方する子じゃなかったのに。
若干自己嫌悪に陥りながらも、15時前に受付済ませて無事終了。

そしてまたバス停へ。。。
もういやっ。