ダニー食堂

右往左往の日々。

フレンドリーにも程がある

2014-10-30 | 本日のおススメ
今日は友達とスタバで待ち合わせ。
駐車場に停めたら偶然にも真ん前に彼女の車が。

時を同じく到着したらしく、運転席から手を振ってくれたので笑顔で答えたあたし。

すると、彼女の隣の車の運転席から知らないおじさまが、これまた満面の笑みで手を振ってくれました。

スルー以外に何が出来たでしょうか?


今日の夕飯

・ローストポーク
・野菜たち&マッシュ・ポテト
・グレイビー




調子いいな、おい。

2014-10-29 | 本日のおススメ
Pfeiffer Big Sur State Parkに行ってきました。

アメリカの国立公園や州立公園にはほぼ確実に車椅子オッケーのハイキングトレイルがあるのね。

ただ、そんなに数もない上に距離も短いの。

最近体力がついてきたダニー。
お蔭様で近頃それでは物足りなくなってきたみたい。

行く先々でどう見たって「無理だろ」っていう道が目の前にあろうとも果敢にチャレンジしたがるのよ。

もちろん嫁に押させることを前提でね。


今日はタイヤを落ち葉にスリップさせながら二人でヒーヒー言って前進を試みるも50mにも満たない距離でギブしました。



要は「一応はね、試したんだぜ」という自己満足を得るか否かね。

結局、簡単なトレイルと急勾配50m弱では物足りないので、キャンプサイトも回って2時間ほど歩いてきました。

通常、普段の生活では誰かに車椅子を押されるのを嫌がるダニー。

だから町の中の上り坂とかあたしは手を貸さないの。
調子が悪い日は見てて分かるから手伝うけど、基本頼まれない限り触らないのね。

時々、真横にいるのに手を出さない嫁に代わって、通りすがりの人がダニーのお手伝いを買ってくれたりしてね。

側から見たらあたしは障害者に手助けをしないどころかドアまで開けさせる超ビ○チよね?

いやん。



ダニーに聞いてみたわけ。

あなた他人に押してもらうの嫌いじゃん?
でもあたしには簡単に頼るよね。
っていうか、ハイキング行くとそれ前提だよね。
そういう時はいいんだ。
自分で可能な限り行こうとか考えないんだ。


って。


ダニーったら明るく弾む声で答えてくれたわ。


僕たちはチームだからね。
君が押して僕も漕ぐ。
僕らはチーム・ダニー!









はぁ??




今日の夕飯

・野菜炒め
・お豆腐
・冷凍チキン
・玄米/味噌汁





今年の誕生日 ~猪木現る

2014-10-26 | 本日のおススメ
27歳    プラス    10になりました。

今年もダニーとマット君が何をしたいか聞いてくれたの。

でも残念なことに、この土地でこれといって欲しい物も食べたいものも行きたいところもないあたし。

どうせなら3人が楽しめることをしようと思いついたのがピクニック。

あたし気づいてるのよ。

ヤロウたち2人揃って出先でお弁当を広げるのが大好きなことを。

例えそれが地味に茶系でまとまっていようが、冷蔵庫の残り物が70%を占めていようが関係なく。

だからそう提案してみたわけ。
案の定、ノッてきたわ。

でも話の節々からどうもお弁当を担当するのは通常通りあたしだということを嗅ぎ取りこの案件は却下。

結局、昼前からワイン開けて送迎付でマッサージに行って早めの夕食を外でしてきました。

悪くないでしょ、このプラン?

あたし的には一日の大半をパジャマで優雅に過ごさせてもらって大満足だったんだけど~。

二人の会話を小耳に挟んだの。




本当に彼女はこれでハッピーなのか? 














まるで婆さんの誕生日だな








コノヤロー





  












ワルいのはあたし

2014-10-25 | 本日のおススメ
途中からあたしも患者になってしまっていたダニーのフィジカルセラピー。

かかとから始まって、ぎっくり腰と右手首。
家の男手も担ってると色々あるわよ。

お蔭様で、最近は単なる付き添いに戻っていてね。
待っている間、最近嵌っている携帯ゲームに熱中していたわけ。

そこへお口の悪い日系セラピストが日本語で

「どう、最近?元気?もうどこも痛くない?」と声を掛けてくれたの。

だから、

「右手首をかばって生活してたせいか、最近は左が痛くってさ。」とゲームに熱中し過ぎて顔も上げずに答えたあたし。

すると

「あなた何やってるの、さっきから。」と覗き込まれて一言。


ゲームのし過ぎじゃないの?
それで痛いんじゃないの?




おんまえ ふざけんなよ



そんな話を近所の日本人のお友達にしたわけ。

中途半端に日本語が話せても怖いよねぇ。
まさかオマエ呼ばわりされるとは思わなかったよ~ って。


そしたら言われちゃったわ。


でもさ その先生の日本語の使い方、
間違ってないよ。
すっごい適切な状況で正しい言葉を選んでると思うけど



仰るとおりです。




 


無い物ねだり ~彼女は両方を持っていた

2014-10-20 | 本日のおススメ
Walmartでのこと。
無事に買い物を済ませ、車に乗り込み駐車場を徐行運転していたの。

そこへ横から一時停止もせず目の前に車が飛び出してきてね。

勿論、クラクションを鳴らすでしょ?
鳴らしてあたしの存在を知らせて「さぁ行こう」とアクセルを踏むもまた即ブレーキ。

なぜなら飛び出してきた方の車が先に行こうとしたの。
だから、更にクラクションを鳴らしたわ。
激しくね。

するとどうしたか。

その車は道路を塞いだ状態で車を停めて運転席から女性、助手席から男性が降りてきてね。

「おやおや」とあたしは窓を全開にして応じたの。

すると、男性の方は相手が女と目視したのか回れ右してすぐに車に戻ったんだけど、運転手の女性は完全に戦闘態勢。

明らかに自分に非があっても揺るがない強硬な姿勢をとる人が多いこの国。

その根拠のない自信に溢れる姿に羨ましさというか、興味が前々からあったのよね。

あの図太さが自分にもあれば人生ラクだろうなって。

だから、交通法に則れば全く勝ち目のないこの状況において一体どんないちゃもんを投げ掛けて来るのかという興味が勝ってね。

「はい、何でしょうか?」と言わんばかりに相手と向き合ったあたし。



と こ ろ が !

勢い良く降りてきたその女性は、大きな声で何か叫んでいるんだけど、さっぱり聞き取れないじゃない。

時々、英単語が混ざるんだけど「はぁ?」な状態。

そのうち彼女が腕を上げたり下げたりする度に重力に負けていない信じられないくらい豊満な胸とお腹ががブルンブルンいって「すっごいなー」って、そっちの方に気を取られたわ。

で結局、体を揺らすだけ揺らして自分の車に乗り込むと去ってしまってね。


帰宅後、ダニーに「さっきさ、豊満なおねーちゃんがね」と報告したあたし。

こぴっと叱られました。


<今日の夕飯>


・冷しゃぶ&おろしポン酢
・人参の小鉢
・玄米













鮭の遡上から人生を省みる ~やっぱり低脳

2014-10-18 | 本日のおススメ
この秋も2泊3日で行ってきました、Lake Tahoe(レイク・タホ)。

宿は去年と同じく税・サ込みで$40でお釣りが来ちゃう激安モーテル、Big Pines Mountain House(←クリックすると飛びます)

この値段なのに朝ごはんだって付いてるんだから!

車椅子OKの部屋は台所は無いけど冷蔵庫と電子レンジとダイニングテーブル、洗面所も広々快適。

立地条件も良くて、お隣ネバダ州との州境がすぐそこで、カジノも徒歩圏内☆

受付の人も懇切丁寧でおススメの宿。


Virginia(バージニア州)をViagra(バイアグラ)と読み間違えたことのあるあたし。

この宿も卑猥な読み間違いをしてダニーはもうその名でしか呼ばなくなったわ。


シモの話はおいておいて。

この旅の目的はやっぱりコレ!


鮭の遡上。

あの跳ねながら沢を上っていく様や、力尽きて流れに身を任せてしまう瞬間、そこへ鴨が現れて食べられている光景、漂うしか出来なくなった仲間にぶつかりながら上っていく他の鮭。

もう否定の仕様が無いドキュメンタリー・ドラマがそこにあってね、結構長いこと見入ってたわ。

あの鮭たちに頭脳があったら、助け合いや思いやりとかが発生して、同時に仲間同士の陥れとか愚策や勝敗があって、それが正に人間社会で自分はその中で上手に泳げているんだろうか、誰かを踏みにじってはいないだろうか、この一瞬一瞬を大事に生きているのだろうか・・・な~んて考えたりもして。

まぁ、どんなに考えたところで所詮はBig Penis Mountain Houseなレベルなんだけどね。


来年もまた来たいです。













友人の行く末を思う。

2014-10-14 | 本日のおススメ
ミツワ(日系スーパー)に行ったら昆布を買ってきてくれってマット君が言うの。

はぁ?
あんた味噌汁のワカメも食べられないじゃん。
あたしの傑作、照りチキロールの海苔も駄目じゃん。
なに言ってるの? 大丈夫?
もう飲んじゃってるの?






どうやら・・・・・


豆を煮るんですって。
出汁をとるんですって。
ネットでレシピを出したらしいわ。




出会った頃(2010年)は、3食中2食はファーストフード。
アスパラもブロッコリーも食べられなかったマット君。
本人の言う通り典型的レッドネックな食生活だったのにね。

今じゃ餃子大好き、味噌汁も自分で作る、白米を卒業して今や玄米。
炊飯器は日本製。
あの家の台所には酒もみりんも醤油も味ポンも揃ってるし。

先週、ご飯に呼ばれるもヘルシー過ぎて物足りなくて、食べながら「帰りはどこで持ち帰りオーダーしようか」って考えてたわ。
結局、真っ直ぐ帰って寝たけどさ。

それだけじゃないわ。

時々、蛙とか像とか折り紙でややこしいのを折っちゃ持って来るの。
数学的で理に適った遊びらしいけど、持ってこられても、ねぇ?


あたしは思うのよ。
この人は一体どこへ向かっているんだろう・・・・って。


昨日と今日の夕飯





恵まれていることには変わりない話。

2014-10-13 | 本日のおススメ
今週末もまたダニーのスポーツイベントへ。
今回の種目は自転車の他にカヤック。

ロッククライミングもあったけど、興味は無いらしく見てただけ。





同じく車椅子生活を送る人が作った装置は、ロープを使い腕力だけで上がっていくもの。
もはやロッククライミングでは無くなっていることを誰も指摘せず。


そしてカヤック。

持っていたけど見るのも辛いから売ってしまったカヤック。

またこうして出来ることは本当に有難いことで、ダニーの気力も高まるカヤック。

事故以来、2度目の挑戦でした。

今回、サポートしてくださる方々が初回に比べて随分と大らかで大胆なことに気が付いたあたし。

宛がわれたカヤックのクッションの厚み等をチェックしてたの。

ほら、どこかが当たっていても本人は感覚が無いから、擦り傷とか床ずれみたいなのが出来たら厄介じゃない?

ダニーの車椅子繋がりの人からそれ関係の痛い例を結構耳に挟んでるのよね。

そんなあたしに大らかなサポート要員のおじさまが声を掛けてきてね。
多分、心配性の嫁に映ったんじゃないの?

「大丈夫だよ。もしひっくり返っても慌てず冷静に。必ず元に戻るから」と見当違いなアドバイス。

面倒くさいから思い切って言ったのよ。

別に心配なんかしてません。
ウチの主人は保険に入っていますから。



見当違いなおじさまはニカーッと笑うとダニーに

受取人は間違いなくあの娘か?
ワハハハー

と、豪快に笑いながら痛むダニーの背中をバシバシ叩いてたわ。


そんな二人。




<その日の夕飯>


冷凍庫の怪しい挽肉と常備野菜を沢山刻んでナチョス








精神的余裕と薬味の数は比例する

2014-10-09 | 本日のおススメ
日本の母が台所を担ってくれていた今年の夏。
その影響を我が食卓は未だに受け続けております。

特にダニーがね。

節約料理の人参ともやし炒めに緑が入ってればもっといいとか。
(彩り豊かなら本末転倒だ)

最近キャベツを食べてないだとか。
(オマエは青虫か!食物繊維は他にもある!)

朝の果物の種類が足りないとか。
(自分で洗え!切れ!剥け!)


イチバンあたしの神経を逆なでしたのはお豆腐を出した日のこと。

アメリカの、それも最近までインチキ日本食レストランすらなかったど田舎で育った、冷奴デビューしてから日が浅い男が言うのよ。

ぬーけーぬーけーと。


おや、生姜は切らしてるのかな?

あるのとないとじゃ随分と違うよ










シャラップ&イート
コノヤロー




さすがにダニーもあの時は「ワオー」って言ってたわ。



そんなやり取りをしたのが最近の話。
そして今日。

生姜を忘れずに添えたあたしって健気。


<本日の夕飯>


・しゃぶしゃぶサラダ
・冷奴










署名は慎重に ~もうどうにもならない

2014-10-07 | 本日のおススメ
あれは2011年の春だったわ。

まだダニーが怪我をする前で、夫婦で畑のボランティアに初めて参加した時よ。

収穫作業をするにあたり、その非営利団体から書類にサインを求められたの。

ダニーはいかなる状況であろうとガッツリ文書に目を通して署名する面倒くさい男。

それが本来あるべき姿なのだろうけど、いい加減なあたしは時に「もういいじゃん、サインしちゃいなよ。待ちくたびれちゃったよ」と思うくらいに注意深く読むの。

家の購入時なんて業者の事務所で数時間掛けたのよ。
嫌がらせに近かったと思うわ。

そんなだニーがサインする書類はあたしもサインしてOKということだから、その時も1ミリの迷いもなくスラスラッと署名したのね。

英文書をあたしが読むわけないじゃない。
どちらか一人が理解してればいいんだもの。

どうやらあれは「作業中の写真は自由に使います」を了承する書類だったんですって。

その結果がコレ。。。。。


















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2011年の秋以降、見掛けるたびにガッカリする自分の写真。

頭にはネット。
鼻までずり落ちたサングラス。
15年物の亭主のお古のジャンパー。
そしてこの下あごを突き出した薄ら笑い。

今年こそ新しいのを作ってくれないかしら。
ってか、少なからず製作者の悪意を感じるわ。