ダニー食堂

右往左往の日々。

下手すぎて状況判断を誤る  

2013-06-20 | 本日のおススメ
家の前でダニーを車に乗せようとしていた時のこと。

通りの向こうからB系とホームレスの中間くらいの身なりをした男の人が何やら大きな声で喚きながらやって来るのが見えたの。

街の中で薬をやっているんだか、飲んじゃっているんだか、精神的にやられちゃってるホームレスみたいな人が大きな声で誰彼構わず怒って当り散らしているのを何度か見かけたことがあるんだけど、その系統の人だと思ったのよ。

住宅街にもいるんだな・・・・みたいな。

ざっと見渡すと外に出ているのは我々だけ。
ターゲットにされたらたまったもんじゃないし、何より片や車椅子で片や腕力の弱い女(←あたしのことね、もちろん)。

もし争った場合、まず勝ち目はないじゃない?

その怪しい人物と何らかの接触を取ってしまう前に、一刻も早くダニーと車椅子を車にぶち込んでエンジンを掛ける事が先決と判断。

そこでダニーを力一杯持ち上げたってわけよ。


その結果・・・・・・



腰に走った激痛で車椅子がなかなか車に乗せられずモタモタ。

ヒーヒー言いながらやっと運転席に乗り込んだ時にはその人物が目の前を通り過ぎて言ったわ。





チーン




「どうしたのちーちゃん、何を慌ててるの?」とダニーが呑気に聞いてきたから教えてあげたわよ。

今、大声で喚きながら通り過ぎていった男を見なかったのか?
あたしは危険人物と判断したから大急ぎであなたを車に乗せた、そしてその結果、腰を痛めたのよ!!!!



「僕には単に大きな声で歌いながら歩いてるようにしか見えなかったけど?」







たしかに・・・・・・





ヘッドフォンをしていた。






下手すぎてビックリするじゃない。
もっと気を使って歌いなさいよ、このど音痴!!!