ダニー食堂

右往左往の日々。

素知らぬフリ

2013-08-10 | 本日のおススメ
ダニーのおばあちゃんが亡くなりました。

大の病院嫌いで、ダニー父を出産した際が彼女が医者に掛かった最後というのは身内では有名な話でして。

よって半世紀以上もの間、健康診断はおろか歯医者すら行かず喫煙をしながら82歳まで生きた彼女は大往生だって思うわ。

最後も病院ではなく自宅だったとのこと。


亭主実家とおばあちゃんちはご近所さん。

元々、今月末に帰省予定があったダニーは飛行機も手配済みだったのだけど今回は事情が事情なのでその航空券は無かった事として、また新たに購入。

でも2人分は手が出せずダニー独りで出発しました。
家の構造上、実家にはもう泊まれないからホテル代も凄いことになってるしね。

お葬式が終わってもそのまま3週間近く滞在する予定です。


ウヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒー♪




あー、もう薄ら笑いが止まらない。

身内に色々と世話を焼いてもらえばいいんだわ。
特に口は出すのにびっくりするくらい手は出さないダニー母にね。
野次飛ばししか脳が無い観客が場内に引っ張り込まれて思い知るんだわ。



ウヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒー♪


腹黒くてごめんなさいね。
でも、これがあたし☆


それに考えても見てよ。
あの親子にとって事情を受け入れて考えるいい機会じゃない?
もしあたしが一緒だったら何かと世話を焼いちゃうし、やってくれるもんだと思っちゃうだろうし。
へたしたら、彼らの食事の準備までしてるわ。
もっと言えば去年の今頃、彼らにこういう機会を持ってもらいたかったわね。





そこで、ダニーを空港まで送って行ったんだけどー。

医者の一筆なしには預け荷物扱いになると聞いたコレを持って行くって言うの。



気持ちは分かるよ。

帰れば必ずやっていた大好きな山歩きはもう無理だからせめて麓をこれで疾走したいわよね。

それに、日本のアスリートもトレーニングのために長期滞在するとうコロラド州だもの。

これから身障者のスポーツイベントにどんどん参加していくために標高の高いところで持久力をつけるにはもってこいよ。




でもさ、




預け荷物として一体どれくらいの金額を請求されるんだろうか・・・・
果たして梱包はどうすればいいんだろうか・・・・

って、考えるじゃない?
特に最近の航空会社のやり方はエゲツナイんだから。


そんな嫁の不安をよそにダニーは余裕でこう言うの。

「何も言わなければ大丈夫。でも万が一のために僕がセキュリティを通過するまで帰らずに待ってて」って。

その言葉通り、荷物のチェックインでも一切それには触れず逆に聞かれもせず。

そしてセキュリティへ。



そして、どうなったかというと~。



あたかも「僕の車椅子は最初からこんなんです」風にしらーっと人混みに消えて行ったわ。

こんな感じで。




その数時間後、無事到着との連絡がありました。