母親の話

2週間くらい前かしらね。

頻繁に掛かって来る母親からの電話にようやく出る決心をしたダニーが話終えて教えてくれたの。


出掛ける時は行き先と滞在期間を事前に教えろっていうから断ったんだよ。

そしたら

「まぁいいわ、他にあなた達の動向を知るツールを見つけたから。それが何かは教えないけど」

って言われたんですって。


あたしのフェイスブックはブロックして見えないようにしてあるし、共通の知人たちも彼女を友達から外してあるし、そもそも事後報告だからそれは考えられない。

他には何だ？

誰よりも我々の行動を把握しているマット君が情報屋として動いてるとは考えられないし。


結局は「まぁいいや。どうせいつもの虚言だろう」って済ませたんだけど！！



週イチで行っているウェイトレスのバイト先で恐ろしいことを聞かされました。

そういえばねって感じで。
言おうと思いつつ忘れてたんですって。

その内容たるや・・・


何とあたしの義理母を名乗る女からちさとの居場所を知らないか、電話に出ないから心配だという電話があったんですって！！

ってかそもそもあたしの電話番号知らないじゃない。


バイト先の人は「確かレイク・タホに行くって言ってたから山で電波が入らないんじゃないですか？」って応対してくれたとのこと。

あ～、気持ちワルイわ。

きっとこの辺りの日本食レストランに片っ端から電話して「ちさとってウエイトレスいない？」って聞いて回ったのよ。



ダニーなんてその話聞いて笑っちゃってるし。
「母さん相当ヒマなんだな。仕事探せばいいのに」って。
笑い事じゃないっちゅーの！

彼女による被害は身内だけに留めて、ましてや週１でしか行っていないバイト先に電話をするなんて以ての外！
どうか、その時が忙しい時間帯じゃなかったことを願うばかりよ。


直ちに実家に電話を入れるように迫るあたしにダニーは「何て伝えるか考えるから少し待て」って言うじゃない。

この期に及んで何を考える必要があるのかしらね。
２度と同じことをしてくれるな、以上　で済む話でしょ？


夕食前に日本の母に電話で愚痴ったのよ。
なんだかんだ言ってもやっぱりうちのお母さんが一番まともね。
笑い飛ばしてあたしの心も落ち着かせてくれたわ。


まもなくして夕食に現れたマット君。
中間試験の結果を持ってきて見せてくれたの。
ほぼ満点でExcellent（素晴らしい）評価！


でかした！よくやった！
たくさん食べてもっと勉強頑張れ！
と、ハイタッチして思ったの。


ちょっと待って！

この立ち位置は母親じゃないか？！


＜今日の夕飯＞

・豚のにんにく照り焼き
・冷奴
・玄米/味噌汁