居酒屋~通りすがり~

今の我々に出来る事から始めましょうや。
明日を信じて始めましょうや。小さいことでいいからさ。困った時はお互いさま…ねっ

【四】女将『愛の』冷蔵庫物語…。

2013年12月25日 02時50分00秒 | 【四】本日のオススメ!
12月某日、我が家に女将念願の
ローズピンクを身にまとった『3ドア冷蔵庫』が…ついにやって来た
\(^ー^)/ばんざーい! ばんざーい!


女将より背の高い『167センチ』の立派な体格と横巾を持つ彼(?)。
上から『冷蔵庫・野菜室・冷凍庫』となり、大幅に収納量は拡大!

オマケになんと!『自動製氷機能』まで付いていると言う…
(◎o◎)すっげぇ~!

冷蔵庫だけに…なんとも『クール』にお仕事をこなす!(b^ー°)
素敵でお洒落な『彼』が我が家にやって来たのでありました!

この冷蔵庫には…
女将『汗と…涙と…努力と…愛の結晶』が詰まっているワケでありまして。

今回はこの話を是非とも皆さまに聞いて貰いたいと思い、筆を取った次第の店主なのでありました…。




女将が成田に越してきてから、もう何年になるんだろうか…?

何も無く、殺風景だった店主宅で一緒に暮らし始めた時…
あった家電と言えば、貰い物の洗濯機とテレビ。そして唯一、新品で持って来た2ドア冷蔵庫のみであった。


今のアパートに引っ越した当時の店主は まだ女将と知り合う遥か前。
『男1人のやもめ暮らし』を支えてくれたこの冷蔵庫、冷えてるモノと言えば…

まずは…、とにかく、なにがなんでもくらいのモンで…。

給料日の後は、しばらく食材が転がっているモノの…

明日の弁当のおかずを『今夜の酒の肴』にしたりしてた挙句、冷蔵庫に入っているのは
僅かな調味料と数個の卵、そしてという…

実に情けなく、ひもじい内容を冷やしているのであった。(┳◇┳)



★★
そんな暮らしが…。女将との生活を共にする事により一変する( ̄○ ̄;)

女将は主婦歴が長く、息子二人も立派に育て上げた…言わば『達人』。

オマケに生まれは商人の街『大阪』である。
経済感覚に優れ、『良いもんを安う買うて、楽しく生活する』のが信念の『大阪のオンナ』が、このだらしない関東モンの店主の生活を見て 黙っているハズがなかった!! (^。^;)

暮らし始めた月から…
近所のスーパーの価格やら特売は、すかさずチェックし 安いとなれば『チャリコ飛ばして 東へ西へ…』

女将自身も仕事を持つ身ゆえ…
給料日後の買い出しの際には、『1週間単位』ではなく『1ヶ月単位』でメニューの大まかな構成をし、買い出しから帰ると その仕込みに忙しいという…

その凄まじい迄の努力は、それまでチンタラ暮らしてた店主が目を見張る程 迫力かつ 勢いのあるモノなのでありました…。(^_^;)



★★★
その結果…?!

本来、『一人暮らしの生活を支えるなら、この程度で充分でっしゃろ?』的な容量の小さな冷蔵庫に…
いきなり、1ヶ月分のキャパを求められるハメになり 冷蔵庫『本人』もビックリした事であろうと思うのである。

女将が語るに…
『この冷蔵庫にモノ詰めよう思うたら、頭使わんと、よう入らへん。まるでテトリスやな!。ま、ボケへんでええわ!( ̄∀ ̄)』
…だ、そうである。

しかも、詰めるのがテトリスなら…!?
取り出すときは『将棋崩し』みたいなモンで、こちらも頭を使わんと中身がガラガラ崩れて飛び出すという…(°□°;)
下手なゲームも真っ青な スリル溢れる毎日なのであった。(-o-;)


スンマセン! もう自分カンニンしたってぇ~!(>_と…?
この冷蔵庫が悲鳴を上げていたのかは定かではないが、多分そうだったのだろうと思う店主。

だが、この小さい冷蔵庫。悲鳴は挙げつつも 一度もへこたれた事は無かった。
壊れず、腐らず、地道に仕事をこなす…。

暑くても… 寒くても…
氷を作り、食材を冷やし、ついでに酒まで冷やす。

齢48にして『育ち盛り』と女将が笑う店主の腹を満たすのが生き甲斐なのか?
と思うが如く、小さい彼は懸命に働いてくれたのであった。



★★★★
しかしながら…。
やはり毎日、仕事に家事に忙しい女将にとって『モノの入らない冷蔵庫』と言うのは
それなりに不満やストレスもあった事だろうと思う。

大きい冷蔵庫があれば、買い物の回数も減るだろうし 冷蔵庫をかき回して食材を捜す手間も省け、それだけ女将の時間が増える事になるのだからだ。

だが…。
店主に もう少し経済的な余裕があれば買ってあげられたのだろうけど、
残念ながら そこまでの余裕は店主にも無かった。

我ながら、情けない…。(;_;)


今年の夏、3年振りに僅かなボーナスが支給された店主ではあったが…
到底、冷蔵庫を買えるような金額ではなく 様々な支払いで消えてしまったのである。


しかし女将は…?
そんな店主の思いとは違う所で 密かに闘志を燃やしていたらしい。
いつか、自力で冷蔵庫を買ってやる!(≧ヘ≦)と。


それから半年後、つまり今年の12月初旬のこと。
共に仕事から帰宅し、遅い晩ごはんを食べていた時、女将から思わぬ報告を受けた店主。


『あのね、店主…。今回ね…。思ったよりたくさんのボーナスが出たからね、【新しい冷蔵庫】買うことに決めたの~!!』(≧∇≦)


『な…、なぬぅ~!? マ… マジかぁ~?』(゜∇゜)


聞けば女将も予想しない程の額だったそうで…。
金額を見た瞬間、『コレで冷蔵庫が買えるぅ~!(≧∇≦)』と思わずニンマリしたのだそうだ。

これも巷で言う『アベノミクス効果』なのであろうか?

かくして、女将はこうしてまた一つ『思い描いた夢』を自力で実現させたのであった…。
やったね!!!(b^ー°)



★★★★★
女将は幾度か下見に行き、目星は付けて居たようで。
近くのイオンで見つけた『彼』を無事購入する次第となったのである。


で…?。
今まで二人の生活を支えてくれた『小さい彼』の処遇なのであるが
コレに関して二人の意見は一致していた。

コイツにはハードだった第一線を退いて頂き、コレからは『酒専用冷蔵庫』としてゆっくり働いて貰うことにする! とね…。( ̄∀ ̄)


購入してから、ゆうに10年は経っている『小さな彼』だが…
まだまだ元気で働いているし、廃棄するにはモッタイナイ代物である。

そう!『生涯現役』なのだ。( ̄∀ ̄)

廃棄すればリサイクル料金もかかる。
『冷蔵庫2台体制』も勿論、お金はかかるけれど…

『何時でも酒が冷えてる!(^_^)v』という嬉しさと楽しみに加え、
せめて使えるうちは、ちゃんと使ってやりたいというキモチも込めての思いなのである…。


因みにこの『小さい彼』の中身はと言うと…?
冷蔵室には缶ビール500ミリが『1ケース≠24本』と店主お気に入りの日本酒が入っており、常に冷えてスタンバイ!
(`∇´ゞ

以前の野菜室に当たる引き出しには『炭酸ソーダ』が待機し…
扉内側のポケット類には各種グラス類が これまた冷えてスタンバイ!
(^^ゞ ラジャー!

冷凍室では、毎日の(^^)/▽☆▽\(^^)乾杯用グラスとジョッキ類、女将の好きなハイボール用角瓶が鎮座しているという…

なんとも酒好きにはたまらない!V(^-^)V冷蔵庫と変貌したのでありました…。


こんな贅沢が出来るのも…
日々、忙しい中頑張っている女将のお陰なんです。m(_ _)m


女将…。ホンマ、いつもありがとうな!

乱筆乱文に最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
m(_ _)m


店主でした。
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