獣医師「これはもう抜かれてますなあ!」
お ら「げぇ、そんなはずは・・」と絶句
そう言えば、耳にさくら似の切れ込みが!
昨年の晩秋、うちのニャをはじめ、ここらへんの♂猫の去勢をおらがひとっからげに断行しようと企図したところ、諸般の事情で頓挫し、しかも思わぬ賃金不払いなんていう出来事にも遭遇してしまったのでした!(既報)
で、ことしに入って1月中旬にとりあえずニャだけでも去勢しようと獣医師に相談に行ったのです。ニャも連れて。
先方とおらとの日程調整の結果、1月25日の夜に一泊翌朝引取りでタマ抜き手術をする段取りとなりました。手術と3種混合ワクチン接種。
いよいよ当夜となり、何も知らぬニャはおらの特製オリに詰め込まれ、獣医師の許に連れていかれたのであります。
そうして、洗濯ネットを被せられたニャは診察台で静かに麻酔注射を打たれるその時を待っているのでした。
その前に、おもむろに洗濯ネットの中に手を入れた獣医師は、なにやらニャの下半身をまさぐっていたのですが、「あれっ」とひと言。
さらに、親指、人指し指、中指を用いて慎重にニャのタマ袋を軽く揉むようにしていた獣医師は、
「ない! ない! これはもう抜かれてるわ。どうしたんだろ?」と、残念そうにつぶやいたのであります。
というようなわけで、なぜか3種混合が拡大されて4種混合となったワクチンだけを接種してもらい、おらは首を傾げつつ夜道を帰ってきたのであります。
帰宅して、さっそくニャを抱っこし、後方から実況見分をすると、タマ袋はあるものの、確かにふくらみに欠ける眺めであります。
で、「ちょっと失礼」と声をかけ、先の獣医師の真似をして右手の3本指で嫌がるニャのタマ袋を軽くつまむと、
ない! 確かに中には、何もない! のでありました。
手術の予約に行った際に獣医師は「触診」はせず、ニャの右耳の一見「さくら耳」に見える切れ込みについておらは、昨年秋ごろ他の♂猫に噛み千切られたものと説明していたのでした。獣医師も♂の野良猫は「去勢済みでもそれは見りゃわかるので、切れ込みは入れない」ということでした。
おらとしても、そんなにちょいちょいネコのニャンタマ袋なんかさわっておりませんので、まさか既にタマ抜きになっているとは夢にも思わなかったのであります。
で、27日に埼玉の住まいの理事会があるので戻らねばならず、その間の面倒見をお願いしていた山向こうの親戚Mちゃんに、この顚末をメールしたところ、下の画像を送ってきてくれました。
「やっぱり、あの耳の傷はさくら耳だったのよねえ」
Photo by Megu
いま思うと、昨秋のある時期、ニャが3日3晩ばかり帰ってこなかった時期があるので、その間にどなた様かによってタマ抜きが断行されたのかも知れない! その時期からなんだかやたらとぶくぶく太り始めたのも去勢の影響かも知れない、などとおらの心はチヂに乱れたのであります。
しっかし、費用のかかる去勢をそこらへんの野良猫だかよそんちの飼い猫だかに施してくださる、「八ヶ岳のカラマツ大兄」のようなお方がこの伊豆におられるとは、まったく信じられない思いで日を過ごしてきたおらなのであります。相変わらず外回りを続けるニャの首輪にお手紙をつけてみましたが反応はなく、あちこちで聞き込みもしてもみましたが、そんなお方やぼらんてぃあ団体に心あたりはないというお方ばかりでした。まさか、対岸の房総方面から海を渡ってミャが遠征して来るわけもないしねえ…。
ところが、きのう、めずらしくおらちの庭を横切っていくキジトラ野良を見ていたら、左耳が、ニャよりもくっきりと切り込まれ、明らかなさくら耳になっているではありませんか!
これは、まさしく「伊豆のカラマツ大兄」が実在することの証左と認めざるを得ず、この記事をUPした次第なのであります。
それにしても、かの獣医師は「手術後、追って抜糸のために来院の要あり」と言っていたけど、ニャはどっかで抜糸もしてもらったんかいな、とまさしくキツネにつままれた思いでおりますのじゃ。
(前記「めずらしく」と書いたのは、あれほど多数の野良ネコ、20数匹、がいたのに、現在はどういうわけかあまり見かけなくなっているのです。)
本日のニャ。こういう耳なんですう!
お ら「げぇ、そんなはずは・・」と絶句
そう言えば、耳にさくら似の切れ込みが!
昨年の晩秋、うちのニャをはじめ、ここらへんの♂猫の去勢をおらがひとっからげに断行しようと企図したところ、諸般の事情で頓挫し、しかも思わぬ賃金不払いなんていう出来事にも遭遇してしまったのでした!(既報)
で、ことしに入って1月中旬にとりあえずニャだけでも去勢しようと獣医師に相談に行ったのです。ニャも連れて。
先方とおらとの日程調整の結果、1月25日の夜に一泊翌朝引取りでタマ抜き手術をする段取りとなりました。手術と3種混合ワクチン接種。
いよいよ当夜となり、何も知らぬニャはおらの特製オリに詰め込まれ、獣医師の許に連れていかれたのであります。
そうして、洗濯ネットを被せられたニャは診察台で静かに麻酔注射を打たれるその時を待っているのでした。
その前に、おもむろに洗濯ネットの中に手を入れた獣医師は、なにやらニャの下半身をまさぐっていたのですが、「あれっ」とひと言。
さらに、親指、人指し指、中指を用いて慎重にニャのタマ袋を軽く揉むようにしていた獣医師は、
「ない! ない! これはもう抜かれてるわ。どうしたんだろ?」と、残念そうにつぶやいたのであります。
というようなわけで、なぜか3種混合が拡大されて4種混合となったワクチンだけを接種してもらい、おらは首を傾げつつ夜道を帰ってきたのであります。
帰宅して、さっそくニャを抱っこし、後方から実況見分をすると、タマ袋はあるものの、確かにふくらみに欠ける眺めであります。
で、「ちょっと失礼」と声をかけ、先の獣医師の真似をして右手の3本指で嫌がるニャのタマ袋を軽くつまむと、
ない! 確かに中には、何もない! のでありました。
手術の予約に行った際に獣医師は「触診」はせず、ニャの右耳の一見「さくら耳」に見える切れ込みについておらは、昨年秋ごろ他の♂猫に噛み千切られたものと説明していたのでした。獣医師も♂の野良猫は「去勢済みでもそれは見りゃわかるので、切れ込みは入れない」ということでした。
おらとしても、そんなにちょいちょいネコのニャンタマ袋なんかさわっておりませんので、まさか既にタマ抜きになっているとは夢にも思わなかったのであります。
で、27日に埼玉の住まいの理事会があるので戻らねばならず、その間の面倒見をお願いしていた山向こうの親戚Mちゃんに、この顚末をメールしたところ、下の画像を送ってきてくれました。
「やっぱり、あの耳の傷はさくら耳だったのよねえ」
Photo by Megu
いま思うと、昨秋のある時期、ニャが3日3晩ばかり帰ってこなかった時期があるので、その間にどなた様かによってタマ抜きが断行されたのかも知れない! その時期からなんだかやたらとぶくぶく太り始めたのも去勢の影響かも知れない、などとおらの心はチヂに乱れたのであります。
しっかし、費用のかかる去勢をそこらへんの野良猫だかよそんちの飼い猫だかに施してくださる、「八ヶ岳のカラマツ大兄」のようなお方がこの伊豆におられるとは、まったく信じられない思いで日を過ごしてきたおらなのであります。相変わらず外回りを続けるニャの首輪にお手紙をつけてみましたが反応はなく、あちこちで聞き込みもしてもみましたが、そんなお方やぼらんてぃあ団体に心あたりはないというお方ばかりでした。まさか、対岸の房総方面から海を渡ってミャが遠征して来るわけもないしねえ…。
ところが、きのう、めずらしくおらちの庭を横切っていくキジトラ野良を見ていたら、左耳が、ニャよりもくっきりと切り込まれ、明らかなさくら耳になっているではありませんか!
これは、まさしく「伊豆のカラマツ大兄」が実在することの証左と認めざるを得ず、この記事をUPした次第なのであります。
それにしても、かの獣医師は「手術後、追って抜糸のために来院の要あり」と言っていたけど、ニャはどっかで抜糸もしてもらったんかいな、とまさしくキツネにつままれた思いでおりますのじゃ。
(前記「めずらしく」と書いたのは、あれほど多数の野良ネコ、20数匹、がいたのに、現在はどういうわけかあまり見かけなくなっているのです。)
本日のニャ。こういう耳なんですう!
どうも!
ほんとに不思議なんですが、やはり勧進元がいるわけで、お会いしたいとおもっています 。
白黒のきょうだい?
ああ、あれですな、いったんおらの檻におさまったやつね。
アーカイブスで脈絡なくupしませう。
少々お待ちを。
不思議な話ですね。
でも、ニャだけでなく、ギジトラ野良くんもさくら耳に
なっていたのなら、どなたかが手術をしているのでしょうね。
そういえば、白黒の猫(兄弟?姉妹?)はどうしていますか?
もう子猫から、若猫になった頃でしょうね。
時々は山荘に顔をだすのでしょうか
コメントありがとうございます!
まったく不思議な成り行きでしたが、やはりどなたか、カラマツさんのようなお方が近辺におられるようです。
できれば、そのお方の近くでニャも生きていってほしいのですが、帰ってきてというか、戻ってきてしまうのです。
伊豆とは比較にならない寒さをしのいできたカラマツ家の外猫の様子、時たまupしてくださいね。待っています。
ただわが家の猫達はみな左耳のVカットですが、どちらにせよそれが日本全国なのか世界共通なのかわかりませんが良い取り組みのように思えました。