前記事に追記いたしました。
台風の夜、親とはぐれたバンビちゃん
今回の台風は、その道筋でいろんなことを引き起こしています。
きのう、おらが埼玉自宅のベランダで、鳩母子をどうしようかと苦慮しているころ、伊豆の山向こうの親戚は迷子になってしまったバンビちゃんを発見したとのことです。
このような野生の大きくなる動物はシロウトが保護するのはとても大変ですから、どうしたものか、きっと苦慮苦慮しているものと思います。
市役所の環境課に連絡すれば保護してくれるのかどうか。
母シカがしかとせず、探し当ててくれるといいんですが…。
ふつーに再生させると再生しませんが、その不再生画面右下にあるYouTubeというロゴをクリックすると再生されます。
続報・バンビちゃん、暁に命尽きる
昨30日夜、埼玉から戻りますと山向こうのMちゃんからメールが入っていました。
動けなくなっていたバンビちゃんは、同日朝、落命したという知らせでした。
このバンビ、台風の夜になんらかの原因で負傷し、崖下の道路に転落して動けなくなっていたところを、
Mちゃんより前に発見した人によって草むらに移されたらしいことがわかりました。親にはぐれたというようなわけではなかったようです。
Mちゃんからのメール、抜粋です、は以下のとおり。
前略 「昨日のバンビちゃんは…残念ながら今朝息絶えていたそうです。
元々あの草むらにいたのではなくて、上の山の斜面から道路に転落しており両前足に怪我をして動けなかったらしいです。
それを最初に見付けた人があの草むらに移動したみたいです。
多分、その時点で親は諦めたのかもしれませんね。」 後略
今回の台風は、その道筋でいろんなことを引き起こしています。
きのう、おらが埼玉自宅のベランダで、鳩母子をどうしようかと苦慮しているころ、伊豆の山向こうの親戚は迷子になってしまったバンビちゃんを発見したとのことです。
このような野生の大きくなる動物はシロウトが保護するのはとても大変ですから、どうしたものか、きっと苦慮苦慮しているものと思います。
市役所の環境課に連絡すれば保護してくれるのかどうか。
母シカがしかとせず、探し当ててくれるといいんですが…。
ふつーに再生させると再生しませんが、その不再生画面右下にあるYouTubeというロゴをクリックすると再生されます。
続報・バンビちゃん、暁に命尽きる
昨30日夜、埼玉から戻りますと山向こうのMちゃんからメールが入っていました。
動けなくなっていたバンビちゃんは、同日朝、落命したという知らせでした。
このバンビ、台風の夜になんらかの原因で負傷し、崖下の道路に転落して動けなくなっていたところを、
Mちゃんより前に発見した人によって草むらに移されたらしいことがわかりました。親にはぐれたというようなわけではなかったようです。
Mちゃんからのメール、抜粋です、は以下のとおり。
前略 「昨日のバンビちゃんは…残念ながら今朝息絶えていたそうです。
元々あの草むらにいたのではなくて、上の山の斜面から道路に転落しており両前足に怪我をして動けなかったらしいです。
それを最初に見付けた人があの草むらに移動したみたいです。
多分、その時点で親は諦めたのかもしれませんね。」 後略
台風禍からしぶとく生き残る!
母鳩は覆い被さって雛を守った
きのうの台風で鳩母子は吹き飛んだんじゃないかという、その根底にあるのは危惧なのか、期待なのか、よくわからないのですが、そういうメッセージを2通いただきましたので、現場からその後の様子をお知らせいたします。
昨夜の埼玉県南部は夜半前まで強い風雨でしたが、台風通過で静かになっています。
昨晩、そっと鳩の巣を見ましたら、板を乗っけて屋根を少し増やしてやったにもかかわらず、たたきつける風雨で、巣は水没。半分ぐらいは流れ始めていました。
母鳩は、その中で翼の下に雛を置き、じっと忍の一文字で過ごしたようです。
朝になってみたら、譬えようもないほどの惨状で、その糞やら藁くずやら木の枝の廃墟の中に雛2羽がうずくまっていました。
あまりの汚さに唖然としつつ、しょうがないので、巣全体を撤去し、代わりに段ボールを敷いて、おそるおそる雛を段ボールの上に移しました。
この際、雛につつかれるんじゃないかと思いましたが、おとなしくしていました。
しばらくして見ると、ミニベランダの縁まで、雛との距離はおよそ5、60センチ、母鳩は帰って来ていましたが、様子が変わっているので、警戒してそれより近づきません。
そこで、ガラス戸を閉め、人間様は撤収したところ、雛のところまで歩み寄って、「How are you!」とか言ってるようでした。
残酷画像は下のほうにあります。
この有料記事の続き、買って読んだお方、あらましを是非教えてください!
母鳩は覆い被さって雛を守った
きのうの台風で鳩母子は吹き飛んだんじゃないかという、その根底にあるのは危惧なのか、期待なのか、よくわからないのですが、そういうメッセージを2通いただきましたので、現場からその後の様子をお知らせいたします。
昨夜の埼玉県南部は夜半前まで強い風雨でしたが、台風通過で静かになっています。
昨晩、そっと鳩の巣を見ましたら、板を乗っけて屋根を少し増やしてやったにもかかわらず、たたきつける風雨で、巣は水没。半分ぐらいは流れ始めていました。
母鳩は、その中で翼の下に雛を置き、じっと忍の一文字で過ごしたようです。
朝になってみたら、譬えようもないほどの惨状で、その糞やら藁くずやら木の枝の廃墟の中に雛2羽がうずくまっていました。
あまりの汚さに唖然としつつ、しょうがないので、巣全体を撤去し、代わりに段ボールを敷いて、おそるおそる雛を段ボールの上に移しました。
この際、雛につつかれるんじゃないかと思いましたが、おとなしくしていました。
しばらくして見ると、ミニベランダの縁まで、雛との距離はおよそ5、60センチ、母鳩は帰って来ていましたが、様子が変わっているので、警戒してそれより近づきません。
そこで、ガラス戸を閉め、人間様は撤収したところ、雛のところまで歩み寄って、「How are you!」とか言ってるようでした。
残酷画像は下のほうにあります。
この有料記事の続き、買って読んだお方、あらましを是非教えてください!
閲覧注意 残酷画像
埼玉のおらちのある集合住宅の臨時総会が、きょう、午前中に開催されました。
メインの議題は、「鳩害」の対策費168万余円の承認(可決)で、ことしはおらも輪番の理事に当たっているので、出席しました。
わざわざこのために、伊豆から戻ってきたのです。
ベランダや階段の隙間に、元伝書鳩の野生化したドバトが巣食ったりして大変な騒ぎになっているので、駆除等の対策を講じることが承認されました。
で、今朝、これに先立ち、住戸東側の畳1枚分ぐらいの、主にエアコン置き場となっているミニベランダのガラス戸を閉めようとしたら、エアコンの背後と壁のすきまに、親鳩一羽と雛二羽がいるのに気がつきました! ギャオ!
昨夜、そこは開けっ放しだったんですが、朝になって台風の影響で風が強まってきたので閉めようとして、気がついたんです!
夜中はまったく気がつきませんでした
ガピーン!
よりによって、鳩害問題の会合の朝に鳩の巣を発見したのであります。
一年に二回、インフルエンザにかかったおららしいでしょ!
下のほうに、鳩の巣と雛の画像を載せますが、あまりきれいなものではないので、
ここでスルーするほうがいいかも知れません!
埼玉のおらちのある集合住宅の臨時総会が、きょう、午前中に開催されました。
メインの議題は、「鳩害」の対策費168万余円の承認(可決)で、ことしはおらも輪番の理事に当たっているので、出席しました。
わざわざこのために、伊豆から戻ってきたのです。
ベランダや階段の隙間に、元伝書鳩の野生化したドバトが巣食ったりして大変な騒ぎになっているので、駆除等の対策を講じることが承認されました。
で、今朝、これに先立ち、住戸東側の畳1枚分ぐらいの、主にエアコン置き場となっているミニベランダのガラス戸を閉めようとしたら、エアコンの背後と壁のすきまに、親鳩一羽と雛二羽がいるのに気がつきました! ギャオ!
昨夜、そこは開けっ放しだったんですが、朝になって台風の影響で風が強まってきたので閉めようとして、気がついたんです!
夜中はまったく気がつきませんでした
ガピーン!
よりによって、鳩害問題の会合の朝に鳩の巣を発見したのであります。
一年に二回、インフルエンザにかかったおららしいでしょ!
下のほうに、鳩の巣と雛の画像を載せますが、あまりきれいなものではないので、
ここでスルーするほうがいいかも知れません!
三重の殺しの続報を載せました。7/26
残る6人のオウム死刑囚、一部の死刑執行手続きを開始 7/26(木) 8:52配信 TBS
オウム速報はこちら
*********************
昨夜から恵みの雨!
しかし、伊豆だけ?
昨夜、雨音で目覚めました。
日付が変わったばかりの夜中の零時半。
あら、うれしや、と思いつつ、また眠りに。
次は、強い雨音で再度目が覚め、あちこちの窓を閉めたよ。午前2時半。
いま、雨雲レーダで見ると、大きな雨雲がかかっているのは伊豆半島だけです。全部窓閉めで、室内気温25度。
伊豆だけの恵みの雨なんでしょうか。申し訳ない!
残る6人のオウム死刑囚、一部の死刑執行手続きを開始 7/26(木) 8:52配信 TBS
オウム速報はこちら
*********************
昨夜から恵みの雨!
しかし、伊豆だけ?
昨夜、雨音で目覚めました。
日付が変わったばかりの夜中の零時半。
あら、うれしや、と思いつつ、また眠りに。
次は、強い雨音で再度目が覚め、あちこちの窓を閉めたよ。午前2時半。
いま、雨雲レーダで見ると、大きな雨雲がかかっているのは伊豆半島だけです。全部窓閉めで、室内気温25度。
伊豆だけの恵みの雨なんでしょうか。申し訳ない!
つきあう世代がみんな息子世代!
三重は男女比が不均衡なんかね?
友達の母親と一緒になった男が、早朝、自宅駐車スペースの車内で遺体に―ことし5月に三重県鈴鹿市で起きた若夫殺しで、きのう24日、妻とその愛人が逮捕されました。間もなく、全面的に解決することでしょう。
この母親、スナック経営のあいまに息子の友達と一緒になるは、同じような年齢の別の男に走るは、で、かなりがんばっていたようですが、これで当分規則的な生活を送ることになるでしょう。遺体発見時のブログはこちら
****************
25歳夫の遺体を遺棄か?45歳妻と不倫相手の男を逮捕 7/24(火) 19:09配信 FNNプライム
夫の告別式では体を震わせ涙…
今年5月、謎の死を遂げた夫の告別式会場で涙を浮かべる妻。
出棺の際には悲しみをこらえるように体を震わせていた。
この日から2か月あまりが経った24日、夫の遺体を車内に遺棄した疑いで、妻の横山富士子容疑者(45)と不倫相手の男(29)が逮捕された。以下略
死体遺棄で逮捕の記事全文はこちら
続報
これまで5回の結婚を繰り返してきたという富士子容疑者 7/25(水) 19:42配信 TBSnews
(前略)事件をめぐる人間関係は複雑です。富士子容疑者は殺された夫の横山さんと夫婦間のトラブルを抱え、離婚話も浮上。その当時、上山容疑者とも交際中で、この3人ともが互いによく知る間柄でした。また、富士子容疑者の前の夫との息子は25歳。遺体の第1発見者であり、麗輝さんとは同級生の間柄。中学の頃から仲の良い友人でした。
葬儀の前、富士子容疑者は、被害者の妻として、こんな文書を各報道機関に送っていました。
「私たち家族は、今回の思いがけない出来事で、大変心を痛めております。取材の自粛をお願いいたします」(富士子容疑者からのFAX)
これまで5回の結婚を繰り返してきたという富士子容疑者。20歳年下の夫との間で何があったのか。警察は富士子容疑者らの認否を明らかにしていませんが、2人が殺害にも関わったとみて調べを進めています。(25日18:03)
この記事の全文・画像はこちら
三重は男女比が不均衡なんかね?
友達の母親と一緒になった男が、早朝、自宅駐車スペースの車内で遺体に―ことし5月に三重県鈴鹿市で起きた若夫殺しで、きのう24日、妻とその愛人が逮捕されました。間もなく、全面的に解決することでしょう。
この母親、スナック経営のあいまに息子の友達と一緒になるは、同じような年齢の別の男に走るは、で、かなりがんばっていたようですが、これで当分規則的な生活を送ることになるでしょう。遺体発見時のブログはこちら
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25歳夫の遺体を遺棄か?45歳妻と不倫相手の男を逮捕 7/24(火) 19:09配信 FNNプライム
夫の告別式では体を震わせ涙…
今年5月、謎の死を遂げた夫の告別式会場で涙を浮かべる妻。
出棺の際には悲しみをこらえるように体を震わせていた。
この日から2か月あまりが経った24日、夫の遺体を車内に遺棄した疑いで、妻の横山富士子容疑者(45)と不倫相手の男(29)が逮捕された。以下略
死体遺棄で逮捕の記事全文はこちら
続報
これまで5回の結婚を繰り返してきたという富士子容疑者 7/25(水) 19:42配信 TBSnews
(前略)事件をめぐる人間関係は複雑です。富士子容疑者は殺された夫の横山さんと夫婦間のトラブルを抱え、離婚話も浮上。その当時、上山容疑者とも交際中で、この3人ともが互いによく知る間柄でした。また、富士子容疑者の前の夫との息子は25歳。遺体の第1発見者であり、麗輝さんとは同級生の間柄。中学の頃から仲の良い友人でした。
葬儀の前、富士子容疑者は、被害者の妻として、こんな文書を各報道機関に送っていました。
「私たち家族は、今回の思いがけない出来事で、大変心を痛めております。取材の自粛をお願いいたします」(富士子容疑者からのFAX)
これまで5回の結婚を繰り返してきたという富士子容疑者。20歳年下の夫との間で何があったのか。警察は富士子容疑者らの認否を明らかにしていませんが、2人が殺害にも関わったとみて調べを進めています。(25日18:03)
この記事の全文・画像はこちら
目が覚めると、涼しーい!
全天曇っていて、朝陽なし。
いましがた、室温を見ると、26・3度。
海風も程よく吹き上がってきて、湿度の高さを振り切って涼しい朝になりました。
何日ぶりでしょうか?
みなさまのところはいかがでしょうか?
夏の朝は本来曇っていることが多く、そののち晴れあがってしまうことが多いのですが、
せめてきょう一日、天岩戸にお隠れになったままでお願いしたいです。
ここのところ連日、この時間でも、朝陽を受けて、既に30度を超えていたんですからね。
ホッと一息の朝です!
いま一番行ってみたい所、ここ!
もるじぶっちゃ、どこだっけ?
いま、ここに行きたい、はこちら
はあ、子どもを殺さない、からいいのかい?
本末転倒の論旨でなければいいが…
編集ページのTOP100記事(ランダム)というのを見ていたら、「子どもを殺さない」という見出しが目に付きました。
まず、見に行くことはないブログなので、行かないであれこれ考えてみました。
おそらく、今度のカジノ、と、従来のパチンコ、とを比較して、カジノは「子どもを殺さない」から「ましだ」「容認できる」という趣旨なのだろうと想像しました。
暑い日に、パチンコ屋の駐車場に停めた自分の車に幼い子どもを残して入れ込み、結果的に子どもを殺してしまった例がたくさんあったこととの比較なのかも知れません。
問題の所在のごまかしというのは、どうにでもできるなあ、と深く“感銘”を受けた次第です。
たまらん暑さに逆療法! 熱中症とはいかなるものか?
昼ひなかに枇杷の木を刈り込むの愚でチャレンジした!
あまりの暑さに辟易している本州・四国・九州の草民でございますな。
こんなときは、必ず「松田さんのように、北海道に住めば良かった」などと、このシーズン限りのたわごとをほざくおらであります。
さて、熱中症、というやつで亡くなる方が後を絶たないという報道しげき昨今、どうぞ充分にご注意あれ!
エアコンがあるのに使いもせず、窓なんか閉め切って過ごしているというお年寄りはかなりいるらしく、心配して電話してくる子どもたちが口を酸っぱくしてエアコン使用を勧めても「はい、はい」とか聞き流しているお方が多いらしいのです。
ひょっとして電気代が心配なのかと慮って、いくばくかの金子を送ったりしても、次に実家に行ってみると金袋は仏壇に上がったきり、なんていうこともあるらしいです。
「現代における年寄りと非年寄りとのボーダーライン」― この卒論風のお題の答えは、「躊躇せずエアコンスイッチを押せるかどうか」なのであります。
そこで、全国のお年寄りに警鐘を鳴らさんと、熱中症の始まりはだるさや寒気といったものらしいので、それをおらが実際に体験してみることにしました。「身体がこういう状態になったら、水風呂に身を沈めよ!」という基準を開示しようというわけです。
窓すべて開けっ放し、エアコン無しの室温35・2度、外気温は温度計が無いのでわからん、のきのう7月21日午後3時から、庭の枇杷の木の刈り込みをやってみました。
ターゲットは、この画像手前中央の枇杷の木だす!
長袖、長ズボン、タオルほおかむり、麦わら帽子のいでたちで庭に立つと、暑い!
前記室温より少なくとも3、4、5度は高いという実感。陽射しが痛いようです。
これはまずいかなと思いつつ、山向こうの親戚からまた借りてきた電動ノコを携えて、脚立をのぼって行きました。
その途中で、水の入ったペットボトルをキッチンに置きっぱなのに気がつきましたが、いまさら取りに行くのも面倒。
実の生る時期に手が届きやすいように、脚立の延長した長さ約3メートルに樹高を縮めようという目論見です。
麦わら帽子は枝でたちまち脱落、ほおかむりのタオル頭に容赦なく熱線は降り注ぎ、全身からどっどっと汗が噴出してきました。
賢人はここで「なにもこの時間帯にやらんでも」と暫し様子見に入るのでしょうが、そこはどこそこの学校管理者と同じ愚人の身、「やるいうたらやるんや!」と、せっせと電動ノコをふるったのでした。
手動ノコと違って、電動ノコの威力はすごいわ!
小1時間で、刈り込みは完了したのであります。
さすがに刈り取った枝枝の跡始末は後日に、ということで撤収し、水風呂に飛び込み、ほんとはそろりそろりとね、体温上昇したであろう身体を冷やしたのであります。ここで、体温を測りゃ良かったけど、それどころじゃないのや!
しかるのちに、冷凍室で冷やしておいた麦ジュースアルコール入りなどで喉を潤したことでした。
というわけで、今回は熱中症の始まりは体験できませんでしたが、「熱中症は忘れたころにやって来る」の格言をかみしめつつ、この夏と向き合って参る所存でございます。
皆様も、「電気がもったいないから、**時まではガマンしてエアコンはつけない」などといった年寄りのたわごとはやめて、いますぐエアコンをおつけください。
エアコンが壊れている場合などは、迷わず最寄りの図書館、公民館、デパート、お向かいの筒井さんち、などに夕方まで避暑されますように!
昼ひなかに枇杷の木を刈り込むの愚でチャレンジした!
あまりの暑さに辟易している本州・四国・九州の草民でございますな。
こんなときは、必ず「松田さんのように、北海道に住めば良かった」などと、このシーズン限りのたわごとをほざくおらであります。
さて、熱中症、というやつで亡くなる方が後を絶たないという報道しげき昨今、どうぞ充分にご注意あれ!
エアコンがあるのに使いもせず、窓なんか閉め切って過ごしているというお年寄りはかなりいるらしく、心配して電話してくる子どもたちが口を酸っぱくしてエアコン使用を勧めても「はい、はい」とか聞き流しているお方が多いらしいのです。
ひょっとして電気代が心配なのかと慮って、いくばくかの金子を送ったりしても、次に実家に行ってみると金袋は仏壇に上がったきり、なんていうこともあるらしいです。
「現代における年寄りと非年寄りとのボーダーライン」― この卒論風のお題の答えは、「躊躇せずエアコンスイッチを押せるかどうか」なのであります。
そこで、全国のお年寄りに警鐘を鳴らさんと、熱中症の始まりはだるさや寒気といったものらしいので、それをおらが実際に体験してみることにしました。「身体がこういう状態になったら、水風呂に身を沈めよ!」という基準を開示しようというわけです。
窓すべて開けっ放し、エアコン無しの室温35・2度、外気温は温度計が無いのでわからん、のきのう7月21日午後3時から、庭の枇杷の木の刈り込みをやってみました。
ターゲットは、この画像手前中央の枇杷の木だす!
長袖、長ズボン、タオルほおかむり、麦わら帽子のいでたちで庭に立つと、暑い!
前記室温より少なくとも3、4、5度は高いという実感。陽射しが痛いようです。
これはまずいかなと思いつつ、山向こうの親戚からまた借りてきた電動ノコを携えて、脚立をのぼって行きました。
その途中で、水の入ったペットボトルをキッチンに置きっぱなのに気がつきましたが、いまさら取りに行くのも面倒。
実の生る時期に手が届きやすいように、脚立の延長した長さ約3メートルに樹高を縮めようという目論見です。
麦わら帽子は枝でたちまち脱落、ほおかむりのタオル頭に容赦なく熱線は降り注ぎ、全身からどっどっと汗が噴出してきました。
賢人はここで「なにもこの時間帯にやらんでも」と暫し様子見に入るのでしょうが、そこはどこそこの学校管理者と同じ愚人の身、「やるいうたらやるんや!」と、せっせと電動ノコをふるったのでした。
手動ノコと違って、電動ノコの威力はすごいわ!
小1時間で、刈り込みは完了したのであります。
さすがに刈り取った枝枝の跡始末は後日に、ということで撤収し、水風呂に飛び込み、ほんとはそろりそろりとね、体温上昇したであろう身体を冷やしたのであります。ここで、体温を測りゃ良かったけど、それどころじゃないのや!
しかるのちに、冷凍室で冷やしておいた麦ジュースアルコール入りなどで喉を潤したことでした。
というわけで、今回は熱中症の始まりは体験できませんでしたが、「熱中症は忘れたころにやって来る」の格言をかみしめつつ、この夏と向き合って参る所存でございます。
皆様も、「電気がもったいないから、**時まではガマンしてエアコンはつけない」などといった年寄りのたわごとはやめて、いますぐエアコンをおつけください。
エアコンが壊れている場合などは、迷わず最寄りの図書館、公民館、デパート、お向かいの筒井さんち、などに夕方まで避暑されますように!
誰しも“時代の子”たるを免れるのは困難
註釈付きでOKってことにならんのかねえ!
ローラ・インガルス・ワイルダー from Wiki
上の画像の女性、ローラ・インガルス・ワイルダー(1867-1957)の小説『大草原の小さな家』を知っている方は数多いと思います。
もっとも、書籍で読んだという方より、日本でも放映された米国のテレビドラマを見たという人のほうが圧倒的に多いと思いますけど。
おらは、1975年から1982年にNHK①で放映された時期にはごくわずかしか見ることが出来ませんでしたが、ここ1、2年の間にネットの映画サイトで全部見ました。そして、画面に残る母親キャロライン役のカレン・グラスリーのファンになったのでした。リアルのカレンはもう亡くなっているのだろうと思って調べてみましたら、1942年生まれで存命でした。76歳か。父親チャールズ役のマイケル・ランドンは1991年に54歳で世を去っています。
で、いささか旧聞に属するのですが、そのローラ・インガルスの作品に差別的表現があるとして、彼女の名前を冠した米国の文学賞が賞の名称からローラの名前を削ったという記事が目に付きました。
***************************
「大草原の小さな家」の著者名、米文学賞から外される 差別表現理由に
2018年6月26日 13:37 発信地:ニューヨーク/米国 AFP
テレビドラマにもなった米児童小説「大草原の小さな家(Little House on the Prairie)」の原作者、ローラ・インガルス・ワイルダー(Laura Ingalls Wilder)の名を冠した児童文学賞「ローラ・インガルス・ワイルダー賞(Laura Ingalls Wilder Award)」の名称が、「児童文学遺産賞(Children's Literature Legacy Award)」に変更されることが決まった。ワイルダーの作品内に差別的表現が含まれていることが原因だという。
米図書館協会(ALSC)によると、19世紀の米国の西部開拓期を描いたワイルダーの小説にみられる「固定観念的な見方の表現」が、包括性や一体性、尊重といったALSCの基本的価値観と矛盾していると判断されたという。
ワイルダーの作品に関しては「西部にいるのはインディアンだけで、人は誰も住んでいない」という表現など、米先住民や黒人に対する差別的な描写があるとの批判が古くからあったが、ワイルダーの著書は現在も出版されており、多くの人々に愛読されている。
ワイルダーの原作「大草原の小さな家」は1974年にメリッサ・ギルバート(Melissa Gilbert)主演でテレビドラマ化され、大人気を博した。(c)AFP
今となっては、ローラは抗弁したくとも出来ないんですけどね。オリジナル記事はこちら
*****************************
「大草原の小さな家」はこちら
作家ローラの出自はこちら
おらは、この記事を読んで、1970年代に日本で吹き荒れた“言葉狩り”を思い出しました。
これはどちらかというと、まともにモノを考えているのではと思われる人びとの中から吹き出してきて、相当の破壊力を持っていました。
例えば、「片手落ち」などというのも槍玉にあがった一例です。
先天的に片手がない人、後天的に片手を失った人への差別だ、という趣旨でした。
いったいそのような障害を持つ人びとがどれだけおられるのか知りませんが、おらには言いがかり以上の意味は見出せませんでした。
この度の米図書館協会(ALSC)の決定にも同じような感想を抱きました。
記事にあるように、「西部にいるのはインディアンだけで、人は誰も住んでいない」という表現に見える「人」が「人間」なのか「白人」なのか、原語を確認する必要がありますが、ALSC側は要するに「インディアンは人間ではない」という趣旨が書かれている、と解釈したのでしょう。
しかし、日本も含めどこの国も同じでしょうが、後から来た「人間」が先に住んでいた「人間」を「人間視」しないという例はしばしば存在します。アメリカインディアン (いまはアメリカ先住民というのですが) に限ったことではありません。
馬や牛ではなく人間ではあろうが、人間扱いしない、ということです。
日本で言えば大政奉還の年に生まれたローラが、あるいは当時の一般的なインディアン観から抜け出られなかった可能性はありますが、それをいまさら責めるのはいかがなものでしょうか。
今の感覚で断罪するのは容易でしょうが、ALSC側の人間でさえ、ローラ・インガルス文学賞を制定した段階ではどうということもなく、なんの問題もなかったのですよ!
さて、ひるがえって明治期以降の日本の作家の作品はどうなっているのでしょうか。
かなりの“問題表現”を抱えている作品は枚挙に暇がありません。
いま手許に、そうした好例、悪例?のサンプルがありませんので、比較的新しい時代、戦前、の堀辰雄の作品を眺めてみました。今でも時折読んでみる『風立ちぬ』と『美しき村』が収められた平成4年版新潮文庫です。
そうしましたら、美しい村のほうには、やはり、今では決して使われぬ単語や表現がありました。慎重を欠くきらいがある版元だけに、なんの注釈も付いておりませんでした。
*****
「あの子は白痴(ばか、とルビ)なのかい?」32p
「あれあ気ちがいの娘だ」32p
「峠の途中に気ちがいの女がいるそうだけど」42p
「松葉杖に靠れたまま汗を拭いている、跛(ちんば、のルビ)の花売りを見かける」60p
「花籠を背負い、小さな帽子をかぶった男が、ぴょこんぴょこんと跳ねるような恰好をして昇ってゆくのが認められた。よく見ると、その男は松葉杖をついているのだ。ああ、こいつだな、彼女がモデルにして描きたいと言っていた跛の花売りというのは!」61p
*****
以上、どういうふうな感想をお持ちになったでしょうか?
註釈付きでOKってことにならんのかねえ!
ローラ・インガルス・ワイルダー from Wiki
上の画像の女性、ローラ・インガルス・ワイルダー(1867-1957)の小説『大草原の小さな家』を知っている方は数多いと思います。
もっとも、書籍で読んだという方より、日本でも放映された米国のテレビドラマを見たという人のほうが圧倒的に多いと思いますけど。
おらは、1975年から1982年にNHK①で放映された時期にはごくわずかしか見ることが出来ませんでしたが、ここ1、2年の間にネットの映画サイトで全部見ました。そして、画面に残る母親キャロライン役のカレン・グラスリーのファンになったのでした。リアルのカレンはもう亡くなっているのだろうと思って調べてみましたら、1942年生まれで存命でした。76歳か。父親チャールズ役のマイケル・ランドンは1991年に54歳で世を去っています。
で、いささか旧聞に属するのですが、そのローラ・インガルスの作品に差別的表現があるとして、彼女の名前を冠した米国の文学賞が賞の名称からローラの名前を削ったという記事が目に付きました。
***************************
「大草原の小さな家」の著者名、米文学賞から外される 差別表現理由に
2018年6月26日 13:37 発信地:ニューヨーク/米国 AFP
テレビドラマにもなった米児童小説「大草原の小さな家(Little House on the Prairie)」の原作者、ローラ・インガルス・ワイルダー(Laura Ingalls Wilder)の名を冠した児童文学賞「ローラ・インガルス・ワイルダー賞(Laura Ingalls Wilder Award)」の名称が、「児童文学遺産賞(Children's Literature Legacy Award)」に変更されることが決まった。ワイルダーの作品内に差別的表現が含まれていることが原因だという。
米図書館協会(ALSC)によると、19世紀の米国の西部開拓期を描いたワイルダーの小説にみられる「固定観念的な見方の表現」が、包括性や一体性、尊重といったALSCの基本的価値観と矛盾していると判断されたという。
ワイルダーの作品に関しては「西部にいるのはインディアンだけで、人は誰も住んでいない」という表現など、米先住民や黒人に対する差別的な描写があるとの批判が古くからあったが、ワイルダーの著書は現在も出版されており、多くの人々に愛読されている。
ワイルダーの原作「大草原の小さな家」は1974年にメリッサ・ギルバート(Melissa Gilbert)主演でテレビドラマ化され、大人気を博した。(c)AFP
今となっては、ローラは抗弁したくとも出来ないんですけどね。オリジナル記事はこちら
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「大草原の小さな家」はこちら
作家ローラの出自はこちら
おらは、この記事を読んで、1970年代に日本で吹き荒れた“言葉狩り”を思い出しました。
これはどちらかというと、まともにモノを考えているのではと思われる人びとの中から吹き出してきて、相当の破壊力を持っていました。
例えば、「片手落ち」などというのも槍玉にあがった一例です。
先天的に片手がない人、後天的に片手を失った人への差別だ、という趣旨でした。
いったいそのような障害を持つ人びとがどれだけおられるのか知りませんが、おらには言いがかり以上の意味は見出せませんでした。
この度の米図書館協会(ALSC)の決定にも同じような感想を抱きました。
記事にあるように、「西部にいるのはインディアンだけで、人は誰も住んでいない」という表現に見える「人」が「人間」なのか「白人」なのか、原語を確認する必要がありますが、ALSC側は要するに「インディアンは人間ではない」という趣旨が書かれている、と解釈したのでしょう。
しかし、日本も含めどこの国も同じでしょうが、後から来た「人間」が先に住んでいた「人間」を「人間視」しないという例はしばしば存在します。アメリカインディアン (いまはアメリカ先住民というのですが) に限ったことではありません。
馬や牛ではなく人間ではあろうが、人間扱いしない、ということです。
日本で言えば大政奉還の年に生まれたローラが、あるいは当時の一般的なインディアン観から抜け出られなかった可能性はありますが、それをいまさら責めるのはいかがなものでしょうか。
今の感覚で断罪するのは容易でしょうが、ALSC側の人間でさえ、ローラ・インガルス文学賞を制定した段階ではどうということもなく、なんの問題もなかったのですよ!
さて、ひるがえって明治期以降の日本の作家の作品はどうなっているのでしょうか。
かなりの“問題表現”を抱えている作品は枚挙に暇がありません。
いま手許に、そうした好例、悪例?のサンプルがありませんので、比較的新しい時代、戦前、の堀辰雄の作品を眺めてみました。今でも時折読んでみる『風立ちぬ』と『美しき村』が収められた平成4年版新潮文庫です。
そうしましたら、美しい村のほうには、やはり、今では決して使われぬ単語や表現がありました。慎重を欠くきらいがある版元だけに、なんの注釈も付いておりませんでした。
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「あの子は白痴(ばか、とルビ)なのかい?」32p
「あれあ気ちがいの娘だ」32p
「峠の途中に気ちがいの女がいるそうだけど」42p
「松葉杖に靠れたまま汗を拭いている、跛(ちんば、のルビ)の花売りを見かける」60p
「花籠を背負い、小さな帽子をかぶった男が、ぴょこんぴょこんと跳ねるような恰好をして昇ってゆくのが認められた。よく見ると、その男は松葉杖をついているのだ。ああ、こいつだな、彼女がモデルにして描きたいと言っていた跛の花売りというのは!」61p
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以上、どういうふうな感想をお持ちになったでしょうか?
数年ぶりに“更地”に戻った隣地
むきだし隣家に戸惑うおら!
手前中央の枇杷の木はおらんち。前面左手の家は、この春5匹の子ネコが生まれた大杉さんち。
おらちの両隣は所有者はどこかにいるのですが、いずれも数年以上、放置されたままになっています。
で、雑木やらススキやらがうっそうと生えていました。特に北隣。
その隣地の片方、南隣に業者の手が入って、すっきりしました。
うーん、すっきりしすぎ!
これまでは、そういうものがある、とだけしかわからなかった実質的な隣家のログハウスがむきだしで見えるようになっちまって…。
向こうからも、こっちが丸見えだっちゅうことだよな!
好し悪しだな、こりゃ。
猛暑!お見舞い!
もうしょっと涼しくお願いしたい!
むきだし隣家に戸惑うおら!
手前中央の枇杷の木はおらんち。前面左手の家は、この春5匹の子ネコが生まれた大杉さんち。
おらちの両隣は所有者はどこかにいるのですが、いずれも数年以上、放置されたままになっています。
で、雑木やらススキやらがうっそうと生えていました。特に北隣。
その隣地の片方、南隣に業者の手が入って、すっきりしました。
うーん、すっきりしすぎ!
これまでは、そういうものがある、とだけしかわからなかった実質的な隣家のログハウスがむきだしで見えるようになっちまって…。
向こうからも、こっちが丸見えだっちゅうことだよな!
好し悪しだな、こりゃ。
猛暑!お見舞い!
もうしょっと涼しくお願いしたい!
またまた、手すりに巣をつくり始めたなんとか蜂、スズメバチより少し小型。
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おらは、雨戸を閉めるのが嫌いです。
ふだんは一年中、閉めません。とんでもない悪天のときだけ閉めます。
ところが夏の間は、朝になると二階東側のベランダ雨戸を三分の二ほど閉めます。
朝日がきつくてたまらんからです。
閉めないと、朝の7時で室内は30度を超えてしまいます。
で、今朝も例によって雨戸を閉めようとしたら、ちょちょちょっとベランダの床をすばやく動いているやつがいます。
小さなトカゲというのか、カナヘビというのか。
見ていると、長期間ほったらかしにしてある床のぶっこわれているところへ入って、どっかへ行っちまいました。
傷んだところをプラ波板で覆って誤魔化している! だいぶひどい有様
その要補修箇所は変形、変色してしまっていて、これは余りに放っておきすぎだなという感じでした。
思いたったが吉日、ということで、波板を外してみると、なんだこりゃ!
もともとの床材の一部が熱でぐにょぐょになってるうえ、えらく長く延びてしまっているのです!
やむを得ず、プラ用ノコギリを持ってきて傷んだ部分を切り取り、床材をずらしてみました。
変色してしまったところはどうにもならないのですが、なんとか恰好がつきました。もっと早くやりゃ良かったよ。
あとは、床材を画像右手にずらしたために、画像では見えない左手端にその分の空きが出来てしまいましたので、いずれ、このいずれが超長ーい、発泡スチロールをぴったり切って埋めることにします。
それにしても、こんなにぐちゃぐちゃに曲がってしまうもんなんですね! あきれた!
おまけ
コメント欄になつかしいお名前がたーくさん!
柴山伏越、300年も前の偉業!
むかしの人はホンマ偉かったなあ!
江戸時代の昔、いまの埼玉県さいたま市、川口市の東郊外一帯は「見沼(みぬま)」と呼ばれる広大な溜井でした。
紀伊藩主徳川吉宗は八代将軍に就くと、米増産=新田開発を大きな経済政策としました。
「紀州流」と呼ばれる土木技術の達人、井沢 弥惣兵衛(いざわ やそべえ)を地元から召し出し、見沼の干拓を命じました。
井沢は現在の和歌山県海南市から出仕し、見沼干拓を成し遂げ、溜井に代わる農業用水として遠く利根川から水を引くため、見沼代用水(みぬまだいようすい)を開削したのです。見沼に代わる用水、という意味です。
見沼たんぼのあらまし
見沼代用水はこちら
井沢弥惣兵衛とは?
現在の埼玉県白岡市西郊外の柴山地区を流下する見沼代用水は、はるかに大きな川である元荒川に行き当たります。普通の川ならここで合流するということになりますが、代用水は行く先がありますので、元荒川を“通過”しなければなりません。
掛樋で上を渡るか、下を潜るか、どっちかですね。いまの道路が鉄道線路を渡っているのと同じです。
井沢は柴山で元荒川を横断するのに川の下を潜っていく「伏越=ふせこし」という手法を用いました。
まったく驚くべき技術です。
で、おらが別の意味でさらに感心するのは、自分で歩いてくる、駕籠で運ばれる、或いは馬か牛か豚に乗ってくる、といった移動手段しかないころ、よくもまあ、おらが行ったこともない和歌山くんだりから江戸、武蔵国にやって来て、こんな大工事を成し遂げたということです。これは、江戸時代、多くの青年が東国から長崎あたりまで勉学のため徒歩で出かけたというような記述を見るときにも感じることなのですが、ほんとにすごい!
いまの乗り物を使ったとすれば、いったいどこからどこ、に匹敵するのでしょうか。
というわけで、柴山伏越と、伏越近くの井沢の遺骨を分骨してある常福寺に行ってきた次第です。
なんか、伏越の仕組みはどこがどうなっているのか、夏草に覆われてとんとわかりませんでしたがね…。(笑)
これが元荒川。この川の下を見沼代用水が潜って向こうへ渡っているのだが…
柴山伏越のあらまし
むかしの人はホンマ偉かったなあ!
江戸時代の昔、いまの埼玉県さいたま市、川口市の東郊外一帯は「見沼(みぬま)」と呼ばれる広大な溜井でした。
紀伊藩主徳川吉宗は八代将軍に就くと、米増産=新田開発を大きな経済政策としました。
「紀州流」と呼ばれる土木技術の達人、井沢 弥惣兵衛(いざわ やそべえ)を地元から召し出し、見沼の干拓を命じました。
井沢は現在の和歌山県海南市から出仕し、見沼干拓を成し遂げ、溜井に代わる農業用水として遠く利根川から水を引くため、見沼代用水(みぬまだいようすい)を開削したのです。見沼に代わる用水、という意味です。
見沼たんぼのあらまし
見沼代用水はこちら
井沢弥惣兵衛とは?
現在の埼玉県白岡市西郊外の柴山地区を流下する見沼代用水は、はるかに大きな川である元荒川に行き当たります。普通の川ならここで合流するということになりますが、代用水は行く先がありますので、元荒川を“通過”しなければなりません。
掛樋で上を渡るか、下を潜るか、どっちかですね。いまの道路が鉄道線路を渡っているのと同じです。
井沢は柴山で元荒川を横断するのに川の下を潜っていく「伏越=ふせこし」という手法を用いました。
まったく驚くべき技術です。
で、おらが別の意味でさらに感心するのは、自分で歩いてくる、駕籠で運ばれる、或いは馬か牛か豚に乗ってくる、といった移動手段しかないころ、よくもまあ、おらが行ったこともない和歌山くんだりから江戸、武蔵国にやって来て、こんな大工事を成し遂げたということです。これは、江戸時代、多くの青年が東国から長崎あたりまで勉学のため徒歩で出かけたというような記述を見るときにも感じることなのですが、ほんとにすごい!
いまの乗り物を使ったとすれば、いったいどこからどこ、に匹敵するのでしょうか。
というわけで、柴山伏越と、伏越近くの井沢の遺骨を分骨してある常福寺に行ってきた次第です。
なんか、伏越の仕組みはどこがどうなっているのか、夏草に覆われてとんとわかりませんでしたがね…。(笑)
これが元荒川。この川の下を見沼代用水が潜って向こうへ渡っているのだが…
柴山伏越のあらまし