幸多かれ、と祈る!
4月はなんといっても旅立ちの季節。
(この場合、お年寄りと違って、「出発」と書いたほうが、いい感じでしょうか。
左とん平の「旅立ちがあたたかい!」とかいうたわけたCMもありますから。)
小さな身体に大きなランドセルの小学1年生から、リクルートスーツの社会人1年生まで、それぞれの希望を胸に予想もしない出来事が待ち受けている海に勇躍乗り出していったことでしょう。
幸多かれ!と祈るものであります。
ところで、クンちゃん山荘からもすぐそこ、手の届くようなところに見える小さな島があります。
初島(はつしま)です。
熱海の南東約10キロの相模湾に浮かぶ小島で、周囲4キロほど。熱海からも伊東からも連絡船で30分の距離です。
昔は漁業と大根栽培の島でしたが、20年ほど前に大きなホテルが建ち、一大リゾートアイランドに変貌しました。
とはいうものの、この島も離島は離島。荒天の際には船は欠航となります。
そうした離島の特殊な事情ゆえ、島に住む人は、なんらかの節目に故郷を離れざるを得ないことがあるようです。
高校がない初島でも、やはり他の“本格的”な離島と同じように、進学のため島を離れた娘さんがいました。
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親元離れ高校生活 島民50人祝福 熱海・初島
@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 4/6(木) 8:37配信
カラーテープを手に島民らとの別れを惜しむ萩原さん(右)=熱海市の初島漁港の写真あり
静岡県内唯一の有人島、熱海市初島の市立初島中を今春卒業した萩原奏映さん(15)が5日、親元を離れて高校生活を送るため初島漁港から出発した。同校の教職員や家族、岸壁には島民ら約50人が見送りに集まり、若者の旅立ちを祝った。
花束を手にした萩原さんが船に乗り込むと、色とりどりのカラーテープが船と岸壁をつないだ。島民らからは船が島を離れて姿が小さくなるまで、「元気でな」「頑張れよ」と声援が続いた。萩原さんも力いっぱい手を振り返して声援に応えた。
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