80年前の五所川原コト殺人事件で冤罪を訴える坂本さん!
くそ暑い中“超難解”のビラ原稿と悪戦苦闘のおら
先月下旬、仙台の坂本せい一 (せい、は「金」へんに、「山」、その下に「斤」の縦棒にちょん) さんから、回り回って1通のお手紙が届いた。
坂本さんは、古い強盗殺人事件の犯人として服役した人とご自身の母上が再婚したことから、思いがけなく再審請求とかかわり続ける人生を歩んだ方で、『誰がコトを殺したか 青森・五所川原 コト殺人事件、誤判の構造』(2009年1月、文芸社刊)の著者です。
そして、おらはと言えば、この本をつくった人間。つくった、というのは、単に編集したのではないゾ、という万感迫る思いの用語です。

お手紙には、ビラが1枚同封されていて、もう一度、最高裁判所ほか関係機関の所在地でビラ撒きをやりたいので、内容を見てうまい具合に直してほしい、という趣旨が書かれていました。印刷屋さんに頼んだのではないかな、と思わせる出来あがりでした。
お手紙に「もう一度」とあるのは、坂本さんは自著が刊行された年、2009年8月にも、東京地裁・高裁前で、おらの作ったビラをひと月近く配り続けました。荷物室のある改造軽トラックで上京、晴海ふ頭に停めたこの車の荷室で寝泊まりしながらでした。夜中に毎夜、パトカーが回ってきて起こされるので往生したといいますが、そのうち警邏隊員と顔なじみになり、「がんばれや!」などと声をかけられることもあったそうです。
このときの坂本さん、たしかすでに70歳近かったような記憶です。それから、さらに8年たちました。
再審請求は亡くなった母上がおこなってきましたが、坂本さんと父上は養子縁組をしておらず、もはや再審の請求は出来ません。司法のシステムの中ではいかんともしがたい局面にありながら、坂本さんは訴え続けているのです。
さて、今回のビラですが、書いてあることは1行1行の水準ではわかるのですが、通して読むとさっぱりわからない! 感情だけがぶつけられている、かつての書籍原稿とまったく同様です。
このビラを読んで、その中身を理解出来るのは、事件の全体像を熟知する坂本さんと、改稿だけでなく追加の調査やら取材を尽くして件の本をつくったおらのふたりだけです、間違いなく。
とても、修正程度では済みそうもない感じでしたが、仙台の印刷屋さんに頼んでビラのデータを送信してもらいました。
送ってくださったのは、PDF文書とテキストですが、PDFは手を加えることが出来ません。編集するには、どうも別途アプリを購入する必要がありそうです。
で、テキストをワードにコピーして直し始めたのですが、2、3行やってギブアップ!
そのままほったらかして、迷いネコの対応に追われていました。
しかし、8月も残り少なくなり、坂本さんも高齢でいつまでもほっておけないので、きのうから再度、改稿に取り組みました。ところが、これまた2、3行でしゃっくりが止まらなくなり、中断してしまいました。
そんな中で、「誰がコトを殺したか」とネット検索してみたら、驚いたことに前回、8年前の坂本さんのビラ撒きを目にしてご自分のブログに記事をアップされている方がいることを初めて知りました。ちょっと驚き、かなり感激しましたよ!ライブドアブログの「remmikkiのブログ」というサイトでした。 remmikkiのブログ「冤罪コト殺人事件」の記事はこちら
同じくヒットしたおらの過去記事「追悼 弁護士大塚一男先生」はこちら
というわけで、あしたにはなんとか目鼻をつけたいと思っております。希望的観測ではありますが…。
*****おとといの記事の「ゴーヤの種」はこんなふうです。******

くそ暑い中“超難解”のビラ原稿と悪戦苦闘のおら
先月下旬、仙台の坂本せい一 (せい、は「金」へんに、「山」、その下に「斤」の縦棒にちょん) さんから、回り回って1通のお手紙が届いた。
坂本さんは、古い強盗殺人事件の犯人として服役した人とご自身の母上が再婚したことから、思いがけなく再審請求とかかわり続ける人生を歩んだ方で、『誰がコトを殺したか 青森・五所川原 コト殺人事件、誤判の構造』(2009年1月、文芸社刊)の著者です。
そして、おらはと言えば、この本をつくった人間。つくった、というのは、単に編集したのではないゾ、という万感迫る思いの用語です。

お手紙には、ビラが1枚同封されていて、もう一度、最高裁判所ほか関係機関の所在地でビラ撒きをやりたいので、内容を見てうまい具合に直してほしい、という趣旨が書かれていました。印刷屋さんに頼んだのではないかな、と思わせる出来あがりでした。
お手紙に「もう一度」とあるのは、坂本さんは自著が刊行された年、2009年8月にも、東京地裁・高裁前で、おらの作ったビラをひと月近く配り続けました。荷物室のある改造軽トラックで上京、晴海ふ頭に停めたこの車の荷室で寝泊まりしながらでした。夜中に毎夜、パトカーが回ってきて起こされるので往生したといいますが、そのうち警邏隊員と顔なじみになり、「がんばれや!」などと声をかけられることもあったそうです。
このときの坂本さん、たしかすでに70歳近かったような記憶です。それから、さらに8年たちました。
再審請求は亡くなった母上がおこなってきましたが、坂本さんと父上は養子縁組をしておらず、もはや再審の請求は出来ません。司法のシステムの中ではいかんともしがたい局面にありながら、坂本さんは訴え続けているのです。
さて、今回のビラですが、書いてあることは1行1行の水準ではわかるのですが、通して読むとさっぱりわからない! 感情だけがぶつけられている、かつての書籍原稿とまったく同様です。
このビラを読んで、その中身を理解出来るのは、事件の全体像を熟知する坂本さんと、改稿だけでなく追加の調査やら取材を尽くして件の本をつくったおらのふたりだけです、間違いなく。
とても、修正程度では済みそうもない感じでしたが、仙台の印刷屋さんに頼んでビラのデータを送信してもらいました。
送ってくださったのは、PDF文書とテキストですが、PDFは手を加えることが出来ません。編集するには、どうも別途アプリを購入する必要がありそうです。
で、テキストをワードにコピーして直し始めたのですが、2、3行やってギブアップ!
そのままほったらかして、迷いネコの対応に追われていました。
しかし、8月も残り少なくなり、坂本さんも高齢でいつまでもほっておけないので、きのうから再度、改稿に取り組みました。ところが、これまた2、3行でしゃっくりが止まらなくなり、中断してしまいました。
そんな中で、「誰がコトを殺したか」とネット検索してみたら、驚いたことに前回、8年前の坂本さんのビラ撒きを目にしてご自分のブログに記事をアップされている方がいることを初めて知りました。ちょっと驚き、かなり感激しましたよ!ライブドアブログの「remmikkiのブログ」というサイトでした。 remmikkiのブログ「冤罪コト殺人事件」の記事はこちら
同じくヒットしたおらの過去記事「追悼 弁護士大塚一男先生」はこちら
というわけで、あしたにはなんとか目鼻をつけたいと思っております。希望的観測ではありますが…。
*****おとといの記事の「ゴーヤの種」はこんなふうです。******

コメント、ありがとうございました。
きょうは早朝スタートで、埼玉に投票に戻ろうと予定していましたが、
土砂降りの雨音で目覚め、しばし考えた末、一票と一命の重さを比較考量したところ、
多少一命のほうが重いという結論で、取りやめることにしました。
小池新党の登場により、“呉越同舟野党野合統一戦線”で安倍政権を葬り去る、と当初ぬかよろこびした歴史的選挙にはならないようですので、まぁ、いいかってことで!
お知らせいただいたブログ、当時、おらも読んでいます。この度読んでみますと、ここ3年ばかり途切れているので、どうされたのか気になっています。
この、「いわじろう」さんには当時複数回お会いしています。
当時、まだ三十歳代前半のバリバリのテレビ人でした。
特に日弁連人権擁護委員会から呼び出しを受けて、坂本さんとおらが霞ヶ関の弁護士会館に行った折には、ずっと待機して成り行きを見守ってくださいました。
文芸社刊のコト本、アマゾンで見たら5000円近くの値段になっていて、とても買えるような状態ではないので、
そのダイジェスト版とも言える、現在、坂本さんが東京地裁、高裁前で配布している、そのビラを
おらのブログにアップしますので、ご参照ください。
当ブログに掲載されていた『コト殺人事件』を読んでから、他の冤罪事件『恵庭OL殺人事件』など冤罪について、色々と検索していると下記のような記事を見つけました。
ご参考までにお知らせいたします。
http://iwajilow.jugem.jp/?eid=932075
冤罪について、司法と検察が手を組めば(言い方に語弊があるかも知れませんが自分たちの都合を優先し)無実の人を犯人にすることは容易いことだと痛感し、同時に恐ろしくなりました。
平凡に過ごしている毎日を奪われ、汚名を着せられ一生を台無しにされる。
絶対にあってはいけないことです。
そして今もなお、再審への道は険しいものだと知りました。
坂本様著
クンちゃんも大いに関わった
『誰かコトを殺したか』
まだ読んではいませんが、いつかぜひ読んでみたいと思っています。
この本は見積もり違いの典型でした。
元原稿はせいぜい40ページほどの小冊子程度の分量しかなく、そういう費用見積もりでしたが、結局、関連資料、発掘資料なども増補して168ページになりました。
おまけに、刊行後に優良図書に選定してもらったので、支払い費用は全額返金、そのお金で東奥日報に大きな書籍広告を打つことが出来ました。
負の側面が目立つ文芸社ですが、これは数少ないプラス遺産だと思います。
読み返すと、かなり自画自賛ぽくなっていて、赤面の至りです。
しかし、校閲というかリライトというか・・・文面からなかなか大変な作業であろうことが察せられます。ビラ一枚でこれなら、坂本さんのご著書はかなりの御苦労をされたのでしょうね。
無理をなさらない程度に、頑張ってください。