こんにちは。11月最終日、いかがお過ごしですか?
昨日、秋田県の男鹿のナマハゲを含む10件の伝承行事
「来訪神:仮面・仮装の神々」がユネスコの無形文化遺産
UNESO's Intangible Cultural Heritage of Humanity
のリストに登録されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hakushu.gif)
ナマハゲのような来訪神が家々を訪れる伝承行事が、
形が違っても日本各地で10件もあったとは驚きです。
男鹿は私の故郷。男鹿のナマハゲが、世界の人々に
このように注目される日が来るとは思いもしませんでした。
子どもの頃、大晦日の夜はソワソワ、ドキドキ。
外から聞こえるナマハゲの声が近所に近づいてくると、
怖くて怖くていてもたってもいられません。
テレビの紅白が始まっても、誰が歌っているとか、
それどころではありません。
今年こそナマハゲに見つからないようにと、押し入れや
物陰に隠れるのですが、必ず見つかり引きずり出され、
良い子でいると泣きながら約束したものです。
ナマハゲが去った後、家の中に落としていった藁(ワラ)は
無病息災の縁起物。藁を拾い集める頃には気持ちがようやく
落ち着いて、家族で年越しそばを食べながら紅白を観る
というのが私の大晦日でした。
そんなナマハゲ行事も、少子高齢化で地元の集落では
数年前から行事を維持できなくなりました。
伝統の維持、継承にはいろいろな課題がありますが、
今回のことが良い方向へ向くきっかけになればいいなと
思います。
なぐこはいねが~。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/oni.gif)
(泣く子はいないか~)