ビギナークリスチャン♪シズコの縁側

クリスチャン歴18年、うつ状態歴27年をむかえたけど未熟or発展途上?悩み満載!生かされて感謝♪クリスチャンブログ。

吉野弘の詩より~「夕焼け」

2011年10月15日 | 祈りの課題


悪い者を正しいとすることも
正しい人を悪いとすることも
ともに、主のいとわれることである。

旧約聖書:箴言17章15節




喜びを抱く(いだく)心はからだを養うが
霊が沈み込んでいると、骨まで枯れる。

旧約聖書:箴言17章22節




久し振りに、今夜、と言うか、今日の夕方頃からかな?
大好きな詩人、山形県酒田市出身の、吉野弘さんのこの詩を思い出し、どうしても書いてご紹介して読んで頂きたくなりました。



「夕焼け」 吉野 弘


いつものことだが
電車は満員だった。
そして
いつものことだが
若者と娘が腰をおろし
としよりが立っていた。
うつむいていた娘が立って
としよりに席をゆずった。
そそくさととしよりがすわった。
礼も言わずにとしよりは次の駅で降りた。
娘はすわった。
別のとしよりが娘の前に
横あいから押されてきた。
娘はうつむいた。
しかし
また立って
席を
そのとしよりにゆずった。
としよりは次の駅で礼を言って降りた。
娘はすわった。
二度あることは と言うとおり
別のとしよりが娘の前に
押し出された。
かわいそうに
娘はうつむいて
そして今度は席を立たなかった。
次の駅も
次の駅も
下唇をキュッとかんで
からだをこわばらせて――。
ぼくは電車を降りた。
固くなってうつむいて
娘はどこまで行ったろう。
やさしい心の持ち主は
いつでもどこでも
われにもあらず受難者となる。
なぜって
やさしい心の持ち主は
他人のつらさを自分のつらさのように
感じるから。
やさしい心に責められながら
娘はどこまでゆけるだろう。
下唇をかんで
つらい気持ちで
美しい夕焼けも見ないで。


今、怒りと憤り、自責、悔しさ、そんなもので一杯になって、眠れなくてまたパソコンに向かっています。
今日はブログアップしないつもりでしたが、心を吐き出さないと居られない。


読んで下さったあなたに心からの感謝を申し上げ、主があなたを祝福し、お守りくださいますように。

そして、今、なかなかいえない苦しみを抱えている私を、主が憐れんで心身の平安を下さいますように。ご加祷頂ければ嬉しいです。宜しくお願い致します。

God Be With Us.

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