あなたにほめられたくて

雨の日だけど
きらい
こんな雨は
きらい！　きらいよ・・・
心も躰も弱ってくると
妙に神経だけが刺のように冴え冴えとしてくる
ああ、やだやだ！
こんな雨はいや！
雨の日は好きだけど
こんな雨はいや！
「こんな雨ってどういうのだ？」って？

「こういう雨よ！」

ああ、ああ、ああ！
わたしはまだ子供を十分にやってない
こんな日は子どもに戻りたくなる
好きも嫌いも子どもは
誰の顔色も伺ったりしない
はっきりと言える？のかしら？
子ども時代を大人で過ごした私にはわからない
けれどただ
ああ、ああ、あなたに
あなたにほめられたくて
ほめられたくて・・・
私は今、あなたに恋文の糸をつむいでいます
雨の音（ね）を少し
アクセントに入れながら



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