とーびょうヲヂさんの好きなマンガたち

元うつ病&現パーキンソン病(笑)のヲヂさんの好きなマンガと闘病(豆苗ではない)記録を徒然に書き綴ってます

悪がよぶ!/松本久志

2009年06月13日 17時21分12秒 | 懐かしのマンガ
もう廃刊となった少年キャプテンに連載していたマンガです。
相変わらず、マイナーだ。

いやぁ、
少年キャプテンというのは
なかなかいいマンガが多かった少年誌でした。
正直に言えば、
サンデーやマガジンで活躍できなかった作家が
活躍していた、と言う点から考えると
マイナーリーグということですが
(やっぱりマイナーだ)
週刊誌では力を出せないマンガ家が
月刊で活躍していた雑誌です。

その中のひとり、松本久志の作品です。

魔界よりやってきた主人公 悪 魔里(あく まさと)と
悪友&ライバル 魔神 大(まがみ だい)が
天使の活動する学園に転校してきて、
天使の活動を阻止するとともに
魔王から天使によって剥奪された三種の魔器を奪還するという話です。
三種の魔器を手に入れたものは
魔王の後継者となれるため
二人ともうひとりの後継者候補が登場し、
魔力を駆使して天使と戦う・・・。

う~ん、違うな・・・。

このブログで紹介するからには、
そういうハードなストーリーではなく
ギャグマンガ主体の展開になっています。
上に書いた概略は間違ってはいないのですが、
ギャグが飛び交うので
いたって軽いノリのマンガです。

しかし、少年マンガならこのくらいでちょうどいい!
というくらいのSF設定(SFか?)で
それでいてそれなりに説得力もある設定です。

最近はマニアがケチをつけるから
SFにしろ聖書ネタにしろ
どこが甘いだの、いい加減だの、
文句ばっかり垂れるけど、
手塚治虫のマンガだって
石森章太郎のマンガだって
SFの考証は甘いよ。
要は、少年たちが楽しんで読めるのがいいんです。
このマンガも
魔界だ天界だと、聖書ネタが入ってますが、
たぶん結構いい加減でしょう。
それでもわくわくさせる力量はなかなかのものでした。
童心に戻って読んでみてはどうでしょう。

特撮やアニメのパロディが
あちこちにちりばめられていて
作者の遊び心が発揮されています。
ちょうど「すすめパイレーツ!」のようなノリですね。
さすがに全部の元ネタはわからないんですが、
わかる人には私よりもっと楽しめるマンガです。

なお、
コミックスのラストには
次巻の予告が
映画のダイジェスト版のように描かれています。
そう、
「もやしもん」と同じですね。
この手口を見たのは
このマンガが初めてだったんですが、
これより前にこのやり方で
次巻の予告を描いていたマンガってあったんでしょうか?

○悪がよぶ!(全4巻)/松本久志/少年キャプテンコミックス

△お勧め年代:少年マンガの好きな人たち向け


空色みーな/北崎拓

2009年06月06日 18時33分40秒 | 懐かしのマンガ
マイナーな少年誌ビッグコミックに掲載されていた
青春ピュアマンガです。
マイナーとは書きましたが、
あの「みゆき」「エリア88」「エスパー魔美」が
掲載されていた雑誌と言えば
それほどマイナーでもないのですが、
残念ながら徐々にマイナーになってしまい
ついにヤングサンデーに変わってしまいました。

もったいない・・・。

当時、少年週刊誌がこぞって
ラブコメやエッチ系のマンガを増やしていった中で
かなり純粋に少年マンガの王道を守っていた雑誌です。
普通にSFマンガが載っていたり、
ラブコメがあったり、
サスペンスやアクションマンガもあり、
それなりに読み応えがあったのですが、
発行部数の増大を目指してヤング誌に変えてしまいました。

そのヤングサンデーも休刊ということになり、
もはやビッグコミックは原型を失ったことになります。
過当競争の中では仕方のないことなのでしょう。

主人公の桂木美那は、中学1年生。
身長171cmのノッポで、胸の発育もよく、
それに加えて、青い目で赤毛のハーフ。
幼い頃両親を失って、国語教師の兄と二人暮らしをしており、
兄の妻であり母親役をこなしているのですが、
まだまだ子供感覚で暴れ回り、
幼なじみの任とケンカばかりしています。
でも、時々は女の子らしくセンチになったり
もの思いに耽ることもあります。
元気いっぱいのみーなには、
昨今の学園マンガに見られるような
色恋沙汰に振り回されることはなく、
ある意味、
旧時代の、今から見れば化石のような、少女です。
その青い時代(?)の雰囲気が
今となってはとても懐かしく、
そして手に入らなかった憧憬を思い出させます。

このマンガで私のお気に入りは、
保険医の平野文先生です。
特撮ヒーローが大好きな平野先生は
密かに、みーなの兄に憧れており、
ひとり密かに妄想に耽ったり、
わざとらしく気を引こうとしながら、
失敗して落ち込んだり、
とても純粋な女性です。

これを読んでいた当時は
コミカルな印象があったのですが、
読み返してみると
これまでよくわかっていなかった大人の面が
垣間見られました。
私も歳をとったようです(当たり前って)。

北崎拓の初めての連載で
まだ19-21歳くらいの頃の作品らしく、
若い少年少女達の姿を生き生きと描いてます。
特に、
初期の頃の絵柄はとても好きでした。
少しずつ劇画調に変わっていき、
ヤングサンデーでは
「ヒーロー志願」という
叙情的なマンガを描いてました。
それはそれでよかったのですが、
ヤングサンデー創刊のために
「み~な」が切られたような印象があるので、
小学館のやり方には納得ができません。



○空色み~な(全5巻)/北崎拓/小学館ビッグコミックス

△お勧め年代:小中学生 & ノスタルジーを感じたい昔の少年たち向け


青春改札口/しのはら勉・山村俊

2009年05月06日 18時11分12秒 | 懐かしのマンガ
このマンガを読んでいた当時は
中学生頃だったと思います。
劇画の暗い絵柄で
大人の世界が描かれているという印象を持ちました。

主人 立花静人 は高校生なので、
大人の世界というほどではないのですが、
彼の父親が設計した鉄橋が落ち、
列車事故のため
多くの人たちが亡くなってしまい、
それがために非難を受けて父親は亡くなりました。
母はその列車事故に遭遇し亡くなっており、
妹は髪の色が抜けて銀髪になり
他人に心を開かなくなったのです。

重い荷物を背負った二人の兄妹は
親戚の家をたらい回しにされ、
この町へやってきたのでした。

そこで繰り広げられる
危険な夜の闘い・・・
裏の世界・・・

決闘のシーンばかりが印象的ですが、
登場人物がしっかりとしていて
しのはら勉の画力もあって
惹きつけられるマンガです。

ラストは主人公が退学になって
去っていきましたが、
なんだか突然最終回になったような印象が残ってます。
人気がなくて打ち切りになったのでしょうか?

連載当時は
なーんとなく読んでいたのですが、
連載が終わってから数年して
たまたま古本屋で見つけて
「そういえばこんなマンガがあったな」と思って
読み始めたら止まらない。
すぐに全巻揃えました。
結局、お子ちゃまにはわからない味わいがあったということでしょう。

先日、実家の押入をあさって見つけ出して読みましたが、
展開が早く、一気に読まされてしまいました。

あらためて読んでみて感じたことは、
古い価値観に縛られた時代であったと言うことです。
素行不良の立花や上野中梢は
周りの学生から、ハミダシ者扱いで
教室では平穏な状況ではありません。
その価値観を無視する立花と
凛と自分の価値観を誇示する梢の姿は
新しい時代を感じさせるものになっています。

アウトローのフォルスや上高地吾郎が
新しい価値観を生み出しているわけではないところに
このマンガの良さが現れています。


○青春改札口(全7巻)/しのはら勉・山村俊/講談社KCコミックス

△お勧め年代:昔の少年たち & 今の少年たち 向け



旅立て!ひらりん/山上たつひこ

2009年04月27日 23時08分23秒 | 懐かしのマンガ

このマンガについて多くを語ろうというつもりはありません。
ちょっとだけ昔話をしたいだけです。

子供の頃からマンガを読んでいました。
幼稚園の頃
風邪で寝込んでいたときに
母親がサンデーとマガジンを買ってきてくれたんです。
それからマンガを読み始めました。
その当時のお気に入りは
「仮面ライダー」「アゲイン」「天才バカボン」と永井豪のマンガでした。

ところがその当時の記憶に、
人間の大きさくらいのゴキブリが
刀を背負っていて
少年と一緒に家の中へ入ってくる場面が
鮮明に残っていました。
家の中から見たその姿は
シルエットでもあり暗いため
はっきりとした顔かたちは思い出せませんが、
丸い巨大な頭の形がはっきりと記憶に残っていました。

このマンガが何であるのか、
高校くらいからずっと知りたかったのです。
しかし、当時は調べる方法なんて何もありませんでした。
それから10年ほどして
梅田にまんだらけができると
古い少年サンデーが並んでいたので、
その表紙を見て調べたのですが、
何のマンガかわかりませんでした。

そのまままた10年ほど経ったんですが、
何の拍子かふとこの記憶が蘇り、
インターネットという最新技術で検索を掛けることにしたのでした。
これが2008年のことです。

とはいえ、インターネットでは検索するには
何かのキーワードが必要になります。
何が適当でしょう?

「サンデー(なぜかサンデーだということだけ覚えていた)+ゴキブリ」
無理でしょうね。
「サンデー+昭和4●年」
これではね・・・。

そうこうしているうちに、
少年サンデーの作品一覧が載っているサイトが見つかりました。
そこで、
昭和4□年から4◇年まで順に検索して確認していったのです。
(□と◇は、歳がばれるので伏せておきます)
昭和4□年の作品は、何があって、
昭和4△年の作品は、何があって、
・・・・・
・・・・・
・・・・・
昭和4◇年の作品は、何があって・・・
という具合に見ていって気づきました。

「旅立て!ひらりん」山上たつひこ

そういえば、あの暗い絵柄は
山上たつひこかもしれない・・・。

「がきデカ」で有名な山上たつひこですが、
絵はそれほど洗練されておらず、
書き込みの多い、グロテスク(失礼)な絵柄です。

検索で出てきた他のマンガ家の絵は、
シンプルで見やすいものが圧倒的に多かったのです。

そこで、検索しました。
「旅立て!ひらりん」
ヒットしました、いくつかのサイトで。
解説がありました。
そして、コミックスの絵も見つかりました。

これだ、これに違いない!

ちょうどYahoo!オークションに
朝日ソノラマの単行本が出品されていたので、
それを落札して手に入れました。

私の記憶は正しくはありませんでした。
正確には、ゴキブリではなく、お釜の化け物だったのです。
ただ、その黒光りした丸い巨大な頭のシルエットは
間違いなく私の記憶通りでした。
このマンガが私は好きだったんです。
全然ストーリーなんて覚えてませんでした。
正直、後半は何がなんだかわからないマンガです。
出来は、前半90点、後半40点という程度でしょうか。
でも、懐かしさが私に還ってきました。

インターネットが普及したおかげで
ひとつ悔いを残さずに死ねるというところです。



☆旅立て!ひらりん(全1巻)/山上たつひこ/サンコミックス
 山上たつひこ選集13にも収録/アクションコミックス(双葉社)

△お勧め年代:・・・・・・・・・
 
 
 
 



イヤハヤ南友/永井豪

2009年04月25日 08時33分37秒 | 懐かしのマンガ

子供の頃の私にとっては
永井豪というマンガ家は
神様のような存在でした。

サンデーやマガジンで
永井豪の作品が始まると
まずそれから読み出すくらい好きでした。

たぶん、私より年配の人にとっての
手塚治虫のような存在だったといえば
わかってもらえると思います。

永井豪のギャグマンガは
ギャグマンガの天才といわれた
赤塚不二夫の存在よりも
大きかったのです。
もちろん、SFマンガもすごかった。

この「いやはや南友」というマンガは
初期の設定がどこかへ飛んでしまって
主人公の南友はどこかへいってしまい
“元”脇役の決闘ばかりのマンガになったのです。

ところが、これがエロい!
永井豪のマンガはとにかくエロいのが特徴で、
しかもこのマンガは、
これでもかこれでもかというくらい
SMネタが続きます。
当時、純粋無垢な私は(?)
それが異常性愛的なネタとは知らず
ただの暴力決闘シーンとして読んでました。
一応
女の子は裸になってましたので、
それが嬉しかったことも事実です。

でも、
この人のヌードっていうのは
見慣れるとそれほどエロくはないんですよね。

はちゃめちゃなエロギャグマンガとしては
天下一品の作品です。


○イヤハヤ南友(全7巻)/永井豪/講談社KCコミックス

△お勧め年代:昔の少年たち向け



レッツらゴン/赤塚不二夫

2009年04月09日 23時01分36秒 | 懐かしのマンガ
いまさら紹介するまでもない
ギャグマンガの天才赤塚不二夫の
代表作です。

とはいえ、
「天才バカボン」や「おそまつ君」に比べると
もうひとつ評価が低いように感じます。

確かに、
前2作で大ヒットを飛ばした後の作品と言うことになると
ややパターン化しているという見方もあることでしょう。
私の場合、
ちょうど一番ギャグマンガが好きだった時期だったこともあり、
このマンガに対する思い入れは
前2作より大きいのかもしれません。

「レッツらゴン」の謳い文句として
スラップスティックギャグと紹介されていることを
よく見かけますが、
全くその通りです。

どこかで読んだ記憶があるのですが
赤塚不二夫自身が
あえてマンネリ化しないように
実験的なマンガを描いたと言っていました。
その言葉通り、
設定も絵柄も変化に富んだ作品ができあがっています。
これのやり方はもちろん「天才バカボン」でもあったのですが、
「天才バカボン」の末期のネタがつきていた頃とは違い、
「レッツらゴン」では、
赤塚不二夫の旬のギャグが飛び交っていました。

もう一度読みたいと思う赤塚不二夫の作品は
これですね。


※現在私が持っている単行本は曙出版の1冊だけで、
ほとんど子供の時の記憶で書いているので
当を得ていないかもしれません。

△お勧め年代:昔の少年たち向け


るんるんカンパニー/とりみき

2009年04月01日 22時08分31秒 | 懐かしのマンガ
とりみき というと今や大家なのでしょうか。
最近この人のマンガは
文芸作品のように評価されていることを耳にします。
そうした評価はすばらしいことだと思います。

あの 江口寿史 も
単なるギャグマンが家としてではなく
高い評価を得るようになりました。

マンガ家がこうした評価を受けることを喜ばしいことだと思います。

ただ、
私は少年マンガファンなので、
子供の頃に受けた感銘(?)をやはり大事にしたいのです。

で、「るんるんカンパニー」

これは少年チャンピオンに掲載された連載作品の
2作目だったと記憶しています。
(1作目は「バラの進さま」だった?)

絵が少々粗いので
当初はあまり好きではありませんでした。
それでも、1ページにいくつも詰め込まれたギャグを
これでもかこれでもかと突きつけられて
ついに白旗を上げて
大笑いさせられたのです。

隙があったらいつでも斬る!
というのが武芸者であるなら、
主人公(?)の秋田冒険王先生は
隙があったらいつでもボケる!
ということでギャグを突きつける
ギャグの求道者でした。

少年マンガとしては少々レベルの高いギャグもありました。
なんの話だったか忘れましたが、
秋田先生が電車の前を
「電車が来まっせ!危のおまっせ!」
と叫びながら走るネタの由来を
知っているのがマンガを読んでいる少年の中にいるのか?
おい!

これは日本で初めて路面電車が走った当時、
物珍しさに近づいてくる人たちに危険を知らせるため
本当に、電車の前を走る人がいた
ということをネタにしているのです。

なんで当時中学生くらいだった自分が
知っていたのかはわかりませんが、
この場面で大笑いさせられた記憶があります。

あの頃、このマンガで仕入れたネタを
今でも時々使っている私は
とりみきと同じように
古典落語のファンでもあります。
どこか根底で共感できるのでしょう。


そういえば、
あさりよしとおも古典落語ネタが時々出てますね。
私の好みは
関西のボケ&ツッコミのギャグだけでなく、
こういうところもあるんだとあらためて感じ入ります。


☆るんるんカンパニー(全6巻)/とりみき/チャンピオンコミックス・秋田書店

△お勧め年代:小中学生 と 昔の少年たち向け

わが輩はノラ公/菊池規子

2009年03月30日 22時34分19秒 | 懐かしのマンガ
このマンガを読んだ当時
 私は何歳だったのでしょうか?
記憶はありません。
  
当時はサンデーとマガジンを買っていただけなので、
 少年ジャンプを読むことはほとんどなかったのですが、
 たまに読む機会がありました。

よくよく考えると、
 当時はジャンプより冒険王のほうをよく読んでいたかもしれません。
 私にとっての少年ジャンプとは
当時その程度だったのです。

 ジャンプに当時何が載っていたかというと
これがまたよく覚えてない。
 当時のジャンプは劇画タッチの重いマンガか
下品なギャグしかなかったような記憶があります。

  (というとなんだかわかるだろうな。
そう、「トイレット博士」とか「アストロ球団」とか
だと思う)

  たまたまこのマンガの1回目が掲載されて
 かなりはっきりと記憶されました。
(読切だったかもしれません)
 その後連載が始まったようで、
単行本を立ち読みして記憶が戻ってきて
つい買ってしまったのが始まりだったのです。

 お話としては
今から考えると
別段変わった設定でもないのです。

人間の言葉を喋ることができて、
 しかも人間より利口?な野良犬ノラ公が
できの悪い少年(名前を忘れたが、のび太ではない)を
 助けてあげるというものです。

 ドラえもんほど万能ではないのですが、
軽い劇画タッチの絵柄が結構現実味を感じさせて
 当時は無垢な小学生であった私は好きになりました。

このマンガはその後
月刊少年ジャンプで連載され
結構長く続きました。

 ノラ公が放浪の旅を続けるあたりは
いかにも人間を冷めて眺めている
世捨て人的な雰囲気もあり
毎月読んでいたわけではないのですが
単行本はちゃんと買って読みました。

 残念ながら、
子犬が産まれてからは
ノラ公の魅力が少々減じられ
 父ノラ公に分別くささもでき、
また、子犬のドタバタ喜劇色が強くなり
もうひとつ魅力はなくなりました。

 でも、 こうしたマンガは今でも通用すると思います。
長年ペットを飼ってきた身としては 彼ら(彼女ら)は
結構醒めた目で人間を見ているように思えます。
人間ではないから、
醒めていられるのかもしれません。

 今の時代なら今の時代の悩みがあり
 また愚かさがあり、
それを
違う目線から描くことは
 いつの時代にも通用するのでしょう。

 私にとって
夏目漱石の「我輩は猫である」を面白いとは思えません。
 いえ、面白いのは面白いのですが、
 たぶん 当時の人たちが
面白いと感じたような面白さは感じることができません。
このマンガもそうです。

 いまならノラ公と同じような設定で、
 子供たちにどんなメッセージを送ることができるのでしょう。
 誰か考えてみませんか。 


☆わが輩はノラ公(全11巻)/菊池規子/JUMP COMICS・集英社

△お勧め年代:昔の少年たち向け