とーびょうヲヂさんの好きなマンガたち

元うつ病&現パーキンソン病(笑)のヲヂさんの好きなマンガと闘病(豆苗ではない)記録を徒然に書き綴ってます

ビアレストラン ビガール

2013年03月17日 19時37分12秒 | 大阪ローカルグルメ
書いてみて気づいたが,美ガールではない(笑).

淀屋橋でお手軽にうまいビールが飲めるので,以前はちょくちょく行ってました.
最近は梅田経由で京都へ帰ることが多いので,あまり行ってませんでした.

先日ひさしぶりに行ってみました.
あいかわらずビールは旨いな。。

でも,料理が●×●になった・・・

以前は,洋風おでん(ポトフとシチューの中間のような洋風煮込み)といった凝ったメニューがあって,ビールは旨いしワインにも合うしで,べろべろになって電車で寝て帰ってました.
でも今は,料理メニューがなぁ・・・

ビールを飲みたい,ちょっとつまみがあればいい,という人にはお勧めですが,
私は,たぶん,もう行かないと思います.

焼き鳥 正起屋

2013年03月11日 22時35分23秒 | 大阪ローカルグルメ
大阪へ行くと,何回かに一度は正起屋に行きます.
ここの焼き鳥がお気に入りです.

東京へ行って何回か焼き鳥を食べたけど,苦いね,関東のは.
醤油が濃いから,それを漬けだれにして焼くとどうしても苦く,いがらくなる.
食べ慣れるとそれも旨いけど,関西風の甘めのたれがやっぱり旨い.

で,正起屋.
行動範囲の関係で,日本橋・難波・ホワイティうめだあたりの店によく行く.
特に好きなのは,日本橋.
店のレイアウトが好きなんですよね.
小さい店ですが,まん中にカウンターがあって,そこで注文しながら食べれる.
大阪の地ビール・地酒も飲める.
なかなか雰囲気がいい.

カウンターの中にはねぇちゃんがいて,焼酎やスープを供してくれる.
ねぇちゃんは,バイトなのか,注文を取り違えるので注意しないといけない.
京都まで帰らなきゃならないから,時間の遅いときに間違えられると食えないまま帰らなきゃならない.
はっきり言って,腹が立つ.
以前のねぇちゃんはしっかりしてたけど,こないだのねぇちゃんは滅茶苦茶だった.
食べログに書いてやろうかとも思ったけど,どうせバイトだしね.

ホワイティうめだも結構好きで,梅田で焼き鳥を食べるなら,結局ここへ行く.

最近気になったのは,つくねの味が変わったかな?ということ.
以前はもっと軟骨がたくさん入っていて,こりこりした食感がよかったんだけど,ちょとと少なくなったかな?
高齢化社会だし,年配の人から要望があったのかもしれないね.


幸福の都市/かづさひろし

2013年03月03日 16時41分59秒 | 思い出の読み切り作品
誰にでも
思春期という時代があります。
そんなものは、歌の台詞だと思っていたのですが、
残念ながら、私にもそういう時代があり、
まさにその時に自覚をしてしまいました。

どうして自覚したなどと言えるのか?
答えることはできません。
むしろ、
ここに書き綴っている時代が
私にとっての思春期の時で
心に深く刻まれているのです。

そして、
その思春期の真っ直中に
心を揺さぶられたのが
このマンガです。



例によって
誰も記憶にないかもしれないマンガです。
小学館の新人漫画賞の入選作でした。
このときの特選作が
岡崎つぐおの「2年A組星子先生」でした。
しかたないよね、この作品なら負けても。
とはいえ、
私にとっては、
この「幸福の都市」こそが人生のバイブルと言えるのです。

近未来の都市に原因不明の病気が流行していました。
その病気は子供に発症します。
・・・生きることを拒否するかのような病気
両親は子供のために
子供の気分が変わるように
アンドロイドをリースしました
小型の 子供と同じ目線を持った人型アンドロイド

わがままな子供は
アンドロイドを困らせます
それはわがままを言うだけではなく
大人の「常識」をプログラムされた
アンドロイドでは対応できないような
子供の疑問
常識への疑念
社会に対する避難



やがて
アンドロイドは自分の感情が
-感情というものがあるならば、ですが-
わからなくなってきて
子供の言うことが正しく思えてきます。

心を持ったアンドロイド・・・

やがて、病状が悪化した子供は・・・
そして、アンドロイドは・・・



なぜ
わたしはこのマンガを読んだとき
あんなにも泣いたのでしょう
それが
思春期だと、自覚して納得しました。
でも
それだけではなかったと
今 思えばわかります。
今でも
このマンガを読めば涙が出てきます。
わたしたち 人間が心を失っていって
アンドロイドがロボットが心を持っているからです。
人間が
エゴや欲に浸ってしまって
殺人や事件を起こすという
単純なことを言いたいのではありません。
このマンガも語ってますが
人間の都合のいいように自然を変えてしまうだけで
そこにいたはずの動物や植物や 生き物は消えてしまうのです。
そうして
人間は知らず知らずのうちに
エゴの中に包まれて
安穏と暮らしているのです。

そして
子供が 無垢な子供の心が
それを見抜いて 暴いてしまうのです。
わたしたちは
わたしたちの心は
汚れているのかもしれません
曇っているのかもしれません。


残念ながら、かづさひろしは
メジャーではそれほど売れずじまいでした。
時代はこういうマンガを受け入れられなかったのでしょう。
少々説教くさいところもあります。
それが思春期のわたしには
ちょうど心に響き渡った
それだけのことです たぶん。


追記
東京三世社刊「シティモニカ」でも
同じような主題の作品が収録されています。
ご興味があれば ご一読下さい。
こちらのほうがマンガとしての完成度は高いのですが
その分 予定調和的な印象があり
ストーリーの先が読めるところがありますね。


○幸福の都市/かづさひろし/少年サンデー,S55, 28号(たぶん)
○シティモニカ/かづさひろし/東京三世社
☆お勧め年代:ん~難しい・・・