教育と臨床心理のおもちゃ箱

歳を重ねるとは経験知が増える。知が統合し、また新たな知恵となる。教育と臨床心理を軸に思いを伝えたい。

茶の湯の神髄

2015年11月02日 | 中学校掲示用
茶の湯の神髄は茶事の中にある
      (小西宗和著「茶の湯入門」より引用) 

 一服のお茶を心を込めて点て、お客様においしく飲んでいただく。
 お客様も亭主の心入れに感謝をする。
 それが茶の湯のもっとも大切な心得である。
 
 茶道の決まりごとは400年以上かけて培われてきた合理性である。
 例えば、茶碗の正面を向けてお客様にお出しするのは、
 いちばん美しいところを見せるためだし、
 茶碗を拝見するときに高く持ち上げないのは、落として損じないようにという心配りからである。
 
 茶の湯の作法は、「こうしなければならない」という決まりではなく、
「こうすれば合理的ですよ」というものなのである。
 
 茶事の回数を重ねるうちに、
 そこにある様々な美しさを実感するようになる。
 
 お点前ができるようになったらお稽古に励む。
 
 そして、茶事で学んだ感性を日々の生活に取り入れることができたら、
 人生はとても素晴らしいものになるだろう。
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