子猫の死

昨年11月下旬、家に母子4匹の野良猫（生まれたばかりの子猫が3匹）が家に住み着いた。近くの公園に野良猫が増えてきたが、そこから逃げてきたのだろうか。3週間経った頃に、子猫が2匹死んでしまった。おそらく餓死だったのだろう。

残った母子の猫は、昼間は日の当たる暖かい玄関側に移動し、夜になると駐車場の奥に隠れている。子猫が餓死して以来、玄関にキャットフードを置くようにした。野良猫なので、警戒心が非常に強い。絶対、人には近づかない。特に母親は、なつかない。子猫は少しづつなついてきた。子猫の色はグレーなのでグーと名付けた。

1/11（水）夕方、家から携帯メールが入った。昼頃、玄関を開けた瞬間、普段は玄関の左側にいる母子の猫は、驚いて通りの方へいつもは逃げるのだが、たまたま右側の庭の方に逃げてしまったそうだ。庭には犬を飼っているので柵をしてあるのだが、僅かな隙間から子猫が入ってしまった。

直ぐに助けようとしたが、犬が口にくわえて放さなかったらしい。必死に犬の口を開けようとしたが、放した時には、ぐったりしていた。直ぐに動物病院に連れて行ったが、瞳孔が開いていて駄目だったとの事。可哀想なことをしてしまった。市の環境事務局の方へ連れて行った。

その日の夜、母猫はずっと玄関前で子猫の帰りを待っていた。亡くなる前日、子猫の写真を撮っていた。

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