X-MENのリーダー「サイクロプス」。
彼の能力は目から破壊光線を出せることだ。
周知のことだが、彼は四六時中目から光線が出ているのだ。
それを制御するために、あのメガネらしきものを着けているのである。
メガネが外れるとあたり一面大惨事となる。
そこで問題。
日本人はよく電車で目をつぶっていますね。
寝てるわけでもないのにただ目を伏せたりつぶったりしている。
それはなぜでしょう?
目を合わせるのが恥ずかしいから?
引っ込み思案でコミュニケーションに消極的だから?
おしい!!
正解は「サイクロプス」だから、でした。
目を不用意にあけると光線が発射されて大惨事となるからです。
日本人は言葉に頼らないコミュニケーションを重んじます。
その一つが「目」です。
「目は口ほどにものを言う」というように、目で伝え、目から察するのです。
我々日本人からすれば「何をあたりまえな」と思うでしょう。
当たり前ではありますが、相手と目を合わせるという行為は、日本人にとっては重いのです。
目が合ったとき、そこに強力な伝達通路がうまれ、自分の内面が相手になだれ込み、相手の内面が自分になだれ込んできます。
脳が緊張し、精神が刺激されます。
「用も無いのに話しかけるな」なんていう台詞がありますが、それと同様、あるいはそれ以上に
「用も無いのに目を合わせる」ことは大変面倒なことなのです。
我々にとって目を合わせることはコミュニケーションの始まりであり、コミュニケーションを取る意思であり、またそれ自体がコミュニケーションです。
だから、見ず知らずの人に用も無いのに軽々しく目を合わせることは相手にとっても重いし、失礼なのだと考えます。
それは、自分の目から出ている「光線」を浴びせることになるわけですから。
電車に乗っている人全員が目を合わせまくっている場面を想像してください。まさに大惨事です。こわいです。
だから日本人はわざと目をあわさないようにしているのです。
それが暗黙の了解だからです。
だから「なんでみんな目をつぶっているのだろう。おかしな光景だ。」と外国人は思うわけです。
日本人もその影響か、はずかしいことだと思って無理して目を開けて必死で広告などを見ている人もいますが、そんな必要はないのです。我々の眼からは強力な光線が出ているので、そっと閉じてやればいいんです。サイクロプスのように上手に調節してください。
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