半端な大人の男はマッチョイズムが強い。
自分を強く見せようとする。
肉体的に限らず、自分の理想とする部分を強く見せようとする。
面白い人でありたい場合は、そこを顕示する。
このこと自体、一向に構わないことであると思うが、
半端な男は
「他人を下げることで自分が上がったように見せる」
のである。
これを行ったが最後、永遠に自分の実力がつかない、
むしろ中身はどんどんお粗末になっていくという無限ループに陥る。
新人という立場にあると、新人に対する接し方でその人がどっちの人間かわかる、
というメリットがある。
いろんなことがうまくいかず苦しんでいる新人を見て喜んでいるのは
「半端マッチョイズムマスターベーション症候群」である。
そういう人は、たまに新人が予想以上に高いパフォーマンスを発揮すると
「むむっ」と思うのである。
新人に越される前に手かせ足かせをはめて身動きを取れなくしようとしてくる。
「まだまだ若いなぁ」なんてのも同類である。
「年齢」という覆すことの出来ない差を誇示することで、
あたかも自分が人間的に高いレベルにあるかのように見せる。
中身が無くても年だけいってれば年下に向かって「まだまだ若いなぁ」といえば
押さえ込める。
そういう人に「いやぁ、○○さんも全然若いですよ」なんていうと
「むむっ」と思うのである。
「若い」という言葉が褒め言葉になるかならないかが、最大の分かれ道だ。
「若い」と言われて素直に喜べる大人の男は本物だと私は思う。
「若い」と言われて「むむっ」と思ううちは、まだまだ半端モンだろう。
当然私は、まだまだ後者である。
♪若さ若さってなんだ?
振り向かないことさ~
この歌が何かわかる世代は新人としては決して若くない。。
若い世代にわからない話をして喜ぶのも、半端マッチョイズムの特徴である。
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