こないだ、長崎の雲仙に行ったのである。(2024年1月8日~9日) 温泉を堪能した後、「がまだすドーム」⇒「道の駅ひまわり」(土石流被災家屋保存公園)⇒「大野木場監視所」(大野木場砂防みらい館)を訪れました。
普賢岳は、現在も噴煙が上がっている活火山なので監視がされています。監視所部分は立ち入り禁止ですが、一般開放部分については入ることができます。入館無料です。
昔、使われていた観測機器などの展示があります。おー、PC-9801とNECのパソリンク(50GHz)があるではないですか。懐かしいなぁ。活火山の近くは危険なので、こういう機器を使ってデータ伝送していました。パソコンは、フロッピーディスクの時代です。
がまだすドームほどではありませんが、こちらでも普賢岳噴火の資料を見学することができます。
ここから水無川を挟んだ対岸が「定点」です。ここで、多くの人が火砕流で犠牲になりました。
ここから普賢岳が見えますが、思いの外離れているように見えます。噴火地点から距離的に、マスコミが集った「定点」とさほど変わらないので、この距離で危険があるとは感じなかったのではないかと思います。もちろん、この場所も被災したのですが、地図で見る感じと実際の場所に立っている感じとは、だいぶ違うなと感じました。
すぐ隣にある「旧大野木場小学校」も火砕流に飲み込まれました。児童たちは、すでに避難していたため人的被害はありませんでしたが、校舎は焼けただれました。
コンクリート製の建物は残っており、ここで保存されています。(内部の立ち入りは禁止)
二宮金次郎さんも焼かれて多少焦げがありますが、ご無事なようでした。(そうか?)
普賢岳は活火山なので、いつ活動が活発化するか分かりません。そういうわけで、こうした監視施設が常時火山活動を監視しています。
長崎県島原市南下川尻町7-4 Pあり