大昔、秋葉原を散策していたら、某ハムショップでFT-104が格安で売られていた。価格は忘れたが、(多分)在庫処分で「おお安いじゃないか」という値付けだったので即買いしたものです。20年くらい前の関東地方は、144MHzは違法局だらけで終日使えない、430MHzでは平日昼間は違法局く使えないが、平日の夜間及び土日になると、正規のアマチュア局が出てきて使えるようになる。1200MHzは平和である。という状況でした。そのため、1.2GHzのトランシーバーも人気で、430MHz/1200MHzのハンディトランシーバーというのもあった。
このFT-104は筑波山等の山岳移動運用で、威力を発揮してくれました。(たくさん呼ばれた)福岡に来てからは、活躍する機会も減り静かに保管していたものです。といっても、こないだ電源を入れたみたら、1260.00MHzの表示になったのである。ありゃりゃ、バックアップ電池が切れたか。相当古い機種なので、メーカー対応は不可かもしれない。(修理は無理と思うが、電池交換については調べてはいない)もし出来るとしても、メーカー送りになって費用がそれなりにかかると思われます。
バックアップが効かないということは、電源ONするごとに1260.00MHzになる。メモリーが保持されないという不具合があり、使いづらいことこの上ない。
ボタン電池が使われているであろうと目星をつけ、筐体を開けてみました。小さなプラスねじが使われているので、ねじに合うドライバーを使わないとねじ頭を潰すことがあるので要注意です。筐体を開けると、ボタン電池があります。電池は絶縁シートで保護されています。
絶縁シートをはがすと、CR2025という文字が見えます。
CR2025は手持ちがあります。しかーし、FT-104の電池はソケット方式ではないので、このままでは交換ができません。ボタン電池には、はんだ付けはできません。はんだが思うように乗らないし、熱を加えすぎると電池自体が壊れます。(危険です)
密林(仮称)で、タブ付のCR2025を注文しました。10個も必要ないのですが、他のトランシーバーにも使えそうなので、まあいいかということで買ってみました。数個買って送料がかかるより、10個で送料無料を選びました。トータル金額は、それほど変わりません。
元のCR2025を取り外しました。
小さな基板に、部品が密集して搭載しているので、最新の注意ではんだを吸い取ります。今回、初めて「はんだシュ太郎」を使いましたが、めっちゃ楽に作業ができました。
電池の+-を間違えないように取り付けます。マイナス側のランドは比較的広いので、電池のタブを曲げてはんだ付けします。(これで電池が物理的に動くのを抑止できる)
プラス側のランドはめっちゃ細いので、リード線で引き出して電池のタブにはんだ付けしました。このままケースを閉めると電池がショートするので、絶縁して組みたてます。これで、バックアップ電池の交換が完了です。
電池を買ったときに、資料が同梱されていました。CR2025のスペックです。
型番:CR2025
電圧:3.0V
容量:150mAh
サイズ:Φ20x1.6
電池交換は自己責任です。下手に基板を損傷すると、復活不能になります。
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