主審のひとりごと

音楽(AOR,FUSION,Blues,etc)、黒白猫の「おせろ」ギター、DAW、バス釣り、ぐるめ、サッカーなど

◆今日の通勤CD [Lary Carlton/Lary Carlton]

2005年03月25日 | CDレビュー(FUSION編)
MR335

ご存知超名曲Room335を含むこのアルバムはFusion Guitarのバイブル的な作品で、Larry Carltonの最高傑作ですね。全曲にわたって感性に訴えるLarryの伸びのある素晴らしいGuitarが歌いまくる。とにかくギターサウンドが素晴らしく、ボリューム奏法やピッキングのニュアンスにより、プレイに多彩な表情をつけ聞くものの耳を釘付けにする。
そう、このアルバム「夜の彷徨」こそ、ラリー・カールトンの名を世に知らしめた名盤なんです。ラリー・カールトンは白人初のクルセイダーズのメンバーとして迎えられた凄腕のギタリストで、幅広い音楽性と感性豊かな素晴らしいトーンでスタジオシーンで脚光を浴び、数多くのアルバムで素晴らしいセッションプレイを披露し、このソロアルバムも大成功、クロスオーバー・フュージョンブームの火付け役となった。このアルバムは78年に自宅のスタジオ「Room335」にAbe LaborielのJeff Porcaro,Greg Mathisonを向かえ録音されました。彼のニックネーム“ミスター335”はご存知ラリー愛用のギター、ギブソンES-335から付けられたニックネームで、20数年経過した今でも呼ばれている。(笑) 途中ヴァレイ・アーツのストラトモデルやらフェンンダー・テレキャスター、ギブソン・レスポールなども使っていたが、最近また原点に戻り、今年(2005年)にはギブソンからはシグネチャーモデル(もちろんES335)が発売されている。
鮮やかなフィンガリングとピッチの非常に安定した絶妙なチョーキング、そしてタッチでクリーントーンからディストーションまで見事に使い分ける独特のサウンドは素晴らしく、当時多くの若者がこのアルバムに熱狂し、今尚熱狂している私のようなファンも居る。(^^;;; 技術的な面もさることながら、ジャズ、ソウル、ロック、ブルースなどあらゆ音楽をミックスした独自の音楽性はバラエティ豊かで、作曲能力やプロデューサーとしての能力も極めて高い。当時はフュージョン・ギターの貴公子的なルックスも人気を更に上げていた。今ではすっかりいいおじいちゃんになり。(笑) 音楽性もよりシンプルにブルージーになってきている。一時暴漢の銃弾にさらされ命を落し掛けたが見事にカムバックし現在もトップギタリストとして活躍しています。
まあ、とにかく歴史的な名作なのでギター弾きは是非聞かないといけません。(笑) 細かいことはおいおい書いて行きますか?(笑)

1.Room335
2.Where Did You Come From
3.Nite Crawler
4.Point It Up
5.Rio Samba
6.I Apologize
7.Don't Give It Up
8.(It Was)Only Yesterday

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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
好きです (Sken)
2005-03-25 09:25:51
これは確かに聴き続けられる品質です。

私のパソコンではタイトルがなぜか

◆今日の通勤CD [Let's Dance/David Bowie]

になってます。
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確かに! (Musicman)
2005-03-25 09:34:11
名盤中の名盤とはこういうアルバムの事を言うんでしょうね。

高校生の頃に「Room335」と出会った時は、ある意味衝撃を覚えたものでした。

それ以来、ラリー・カールトンは全てチェックしています。

今度「Fourplay」が来日するんですが、主審さんも行かれますか?
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あわてんぼうでした。(^^;; (主審)
2005-03-25 10:07:06
タイトル直すの忘れてました。。(^^;;

ご指摘ありがとうございます。



名盤中の名盤ですよね!

いまだに演奏してますよ。Room335は・・(笑)



実はRoom335の穴

http://www.os.rim.or.jp/~jgraydon/hobby/335/335.html

というサークル活動してます。(爆)



あ、Fourplayは眠くなっちゃうんでNGなんですよぉ~(笑)

毎回BN東京にいってたのですが、今年は引越しと重なっていけませんでした。残念!
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嗚呼、名盤!! (yoshi)
2005-03-25 20:21:48
ディジタル・リマスタリングしてくれんか!

今となっては音量が低くて辛いっすよね・・・



あと「Mr.335 Live In Japan」のリイシューも是非~っ!

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そそ・・ (主審)
2005-03-25 21:48:56
確かにyoshiさんが仰るように音悪いんだよねぇ・・・何とかならないものかしら?

なんでもRoom335のギターのノイズが凄くてそれに合わせてマスタリングされてるとか?

何気に2曲目大好きなんです。サウンドもいいしね。ラリーの歌もなんか親しみやすくて・・(笑) マイケル・フランクスが歌ってるんだから俺も!といったんじゃないの?ってのは私の憶測ですが・・・(笑)
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Re: 何気に2曲目大好きなんです (yoshi)
2005-03-26 10:51:10
ああ、いいですね。あんなのナニゲに歌いながら正確なピッチでチョーキング出来たらモテモテおやじだな!(謎)

Room335のノイズですか。ディジタル技術でなんとかなりそうな気もするんですが、そこまでの需要はないのかなあ。確かにメサブギ&当時の宅録じゃキビシイもんがあるかも。

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私の持ってる盤 (Sken)
2005-03-26 12:03:52
1988年って書いて有って、当時購入したんですが、結構いい音してるんですよ。

よく見たら、

Re-mixed for CD at Room335 by Rik Pekkonen

Re-mastered by Bernie Grundman

とクレジットされてます。

グランドマンのリマスターだったとは今まで

気づかなかったです。

この盤、原盤はWarner Bros.ですが発売はMCAになってます。

この当時、LarryはMCAに移ってましたけど、原盤権も持ってると思ってました。

その直後に日本盤が出たときにはワーナーでしたけど。



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Re: Re-mastered by Bernie Grundman (yoshi)
2005-03-26 15:03:52
え”! そういう盤が存在するなんて知りませんでした!

情報ありがとうございます。

これは調べねば・・・

ちなみにうちにあるのは国内版で、ライナーの日付は1991年になってます。

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おおっ・・ (主審)
2005-03-26 20:01:46
調べてみたらあっしのもSkenさんと同じのでした。確かまだCDが縦型の紙ケースに入ってた頃に買ったんじゃなかったかなぁ?懐かしいぞ!(笑)

ってこたぁ、何かい・・これより音が悪いのもあるっちゅうことか・・・(^^;;
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そのとおり (Sken)
2005-03-26 23:24:18
そんな紙箱に入ってましたねぇ。

この盤が出たころにはまだ、日本盤発売のアナウンスがなかったんで、

輸入盤で買いましたよ。

確かに今の耳で聴くと良いとは言えない音かも知れないですけどね。

ただ、久しぶりに、もう多分10年振りぐらいに聴いてみたら恐れていたほどの音では

なかったんです。

グランドマンのマスタリングは定評有りますしね。当時の最新機材を使ったのかも?

このときはまだ、A&Mにいたのではないかと

思いますよ。
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