今日、「テロ等準備罪」が強行成立。
秘密保護法に始まり集団的自衛権の閣議決定、安保法制そして共謀罪が成立。
あとは2020年に「憲法改悪」だ。
国防軍を持ち、アメリカと共に世界中で血を流させる。
そんな国に仕立て上げようとしている。
最も早く警鐘を鳴らしたのは共産党だ。
創立当初から侵略戦争に命を掛けて反対してきた。
言うならば最も愛国的な政党だ。
アジア近隣諸国から世界中の国々と手を携えて、地上から侵略・略奪を無くし平和のために戦う唯一の政党だ。
確かに共謀罪は成った。
だが闘いはこれからだ。
如何なる官憲の横暴を許さずその動きに目を光らせていく。
安保法制がなって駆けつけ警護が発動されたが、南スーダンでは一人の死者も出さずに帰還させた。
今が、階級闘争の最も重大な局面に入ってきた。
昨年参院選の野党共闘。
不完全ではあったが、始まったばかりの中で成果を上げることはできた。
今年、年初に解散か?とのうわさが飛び交ったが、都議選を控える中での公明党の反対で頓挫した。
任期切れまで一年半。
都議選の結果次第で解散に打って出るかもしれない。
だが、解散の時期は逸したと見る。
森友学園・加計学園にしろなんら解明されていない。
必ず安倍の「アキレス腱」に成りうる問題だ。
階級闘争においてすんなりと支配層が権力を明け渡すわけがない。
これは歴史が証明している。
ベトナムにおけるフランス支配を退けたディエンビエンフーの戦い。
アメリカ支配の終焉を告げた「南ベトナムサイゴン陥落」など。
血を流すことなく勝利したチェコの「ビロード革命」もあるが、稀なことだ。
アラブの春と言われた国々は未だ混迷のさ中にある。
それはなぜか?
一部の学生や自覚的人々が立ち上がっただけのもの。
戦いを指導する確固とした組織がない。
どんな戦いも指導者と組織がなければ前進しない。
階級闘争であるという明確な位置づけを持たない限り。
その意味で、共産党にはある。
だが、他の野党には残念ながら無い、と言わざるを得ない。
そこから導き出されるもの、そう、共産党を大きくすることだ。
強大な階級組織の存在がいま、必要とされている。
アンケートで元も多数を占める「支持政党なし」層。
彼らにこそ階級闘争の何たるかを知ってほしい。