圧倒的支持で大統領になった。
が、それも二年と持たず最低の支持率で低迷している。
思い起こせばベルリンの壁がなくなるという奇跡とも思われる出来事が起こった。
前後してソ連が崩壊。
ソ連傘下にあった東欧諸国も崩壊。
西ヨーロッパはEUという経済圏を成した。
が、これも崩壊寸前だ。
UKが国民投票でEU離脱を決めた。僅差で。
責任を取り首相は退陣、
後任の首相もEUと何とか協定を作成したが国内が猛反発。
与党内からもブーイングがひどい。
では何か対案をお持ちかといえばそれがない。
党首の避難だけ。
中には国民投票をやり直せという声まで。
資本主義経済を何とか維持しよう。
でなく、これしかないというのが大方の見方だろう。
東西冷戦が幕を閉じた。
アメリカを中心として資本主義が社会主義に勝ったのだ、と。
しかし、ソ連を盟主とする東欧圏が真に社会主義であったか?
答えは、ノン、だ。
社会主義に名を借りた独裁だった。
多くの経済学者はそう見ている。
日本に限らず資本主義のお手本だったアメリカにおいて1%の富裕層が99%の富を独占していると。
それはヨーロッパも同じ。
貧富の格差がこれまで以上に広がっている。
欧米は不法であろうが合法であろうが移民に頼って経済成長を遂げてきた。
俗にいう「3K」を支えてきたのだから。
世界は次の時代を待っている。