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SiriusとAldebaranとPolaris

新堂冬樹:ある愛の詩

2015-12-17 19:36:31 | 日記

何やらと三部作とか。二作は読んだ。

この本も半分くらい読み終えたが、甘ったるい。

砂糖をごてっとまぶした感じ。

愛の詩というくらいだから当然か。

 

生活の場も少しはある。音大の声楽科で声楽の勉強中。

コンクールで上位に入り海外留学をし、将来は世界的な声楽家になるのが目標?夢?

母親は行方不明。父親とはそりが合わない。

音大で告白された美男子が登場。

ここまで書けばもう甘いことこの上ない。

別に、けなしているわけではないが。

「引き出しの中のラブレター」も同じ作家で、映画化された。DVDで鑑賞。

これはよかった。常盤貴子が出てたから。

で、

小笠原の海を見に来て、そこで出会う自然児。ん?青年か?

イルカと会話ができる。

お互いの愛の詩が綴られてゆく。

 

残り半分。果たして・・・。

 

 

 

 


お昼のニュース

2015-12-17 13:07:00 | 日記

自民党の部会で困窮高齢者に一時金30,000円支給と。

反対意見も出た。子育て支援に回せと。

 

参院選に向けて1200万の困窮高齢者の票を金で買うか。

子育て支援の票を買うか。

の、違い。

 

「軽減税率」も昨年の総選挙で公明党の票がほしくてざっくり決めただけ。

参院選の「政策」がない公明党に押されて「了」。

軽減でも何でもない。8%を据え置くだけ。大量の10%。


この次は衆院の定数見直し。

で、比例も減らす。

断末魔のあがき。

これまで泡のように、文字通り「泡」だった。

国政選挙をやらずに消えた党もある。

相変わらず「野党再編」をお題目のように唱えている。

 

橋下は知事・市長選で勝利。

すっかり舞い上がって、参院選で、自民・公明・大阪維新で三分の二を占め

憲法「改正」だ。と、喚いている。

 

時代の流れはどう抗っても抗いきれない。

そこに気づかない。

 

今、時代は大きく変わろうとしている。

何故か?。国民の意識が変わりだしたこと。

名もなき市井の民から、大学教授・文化人、等々。

大きなうねりとなりうる変化。

このうねりに飲み込まれるしかない、時代に逆らうもの。

 

古くはベルリンの壁の崩壊。そして、東欧の民主化。

予断は許さないが「アラブの春」

 

歴史は変わる。「隷属」から「解放」へと。

 

 


今年の文字

2015-12-16 20:48:43 | 日記

今年の文字。「酷」残酷の「酷」。

決して「安」ではない。

世界中でテロで犠牲者が。何の罪もない人が突然命を奪われる。

愛する家族が突然、目の前からいなくなる。

難民がさまよう。行き場のある人はまだいい。どこへも行かれず暴徒のいいなりになるしかない人たち。

 

国内だって。理不尽な権力により先祖代々すみなれた土地を荒らされる。

抗う手立てもなく。権力にひれ伏せといわれる。

 

こんな時代の、こんな年を「安」で締めくくれというのか?

「安全法制」が成立したからなの?

 

今年だけでない。ずっと以前から「酷」です。

わたしは。

 

 


夫婦別姓

2015-12-16 08:18:00 | 日記

夫婦別姓で裁判。女性が再婚する場合6か月はできない。まあ、これは妊娠していた場合男親がどちらか判別不可。

これが法の趣旨のようだが。どちらかの姓を名乗ること。法に書かれている。

裁判で訴えている方は人権侵害・男女差別ということのよう。

どちらも理解できんことではないが。

 

夫婦別姓、夫婦の間ではそれもいいが、生まれた子供はどちらの姓にするのか。

生まれてくる子供に選択の自由はない。

長じて、自分の好きな姓にしたいと主張したらどうだろう。

この時代、特に中学でいじめが多い。

もし、両親の姓が違うこと、それがいじめの原因にならないだろうか。

このところ、いじめが出てくる本を読んでいるせいか気になる。


 

いじめが出たのでついでに。

いじめの原因などない、と、小説の中に出てくる。

「意味なんてなにもないよ。みんなただ、したいことをやってるだけじゃないの、たぶん。・・・」

「ヘブン」に出てくる、いじめる側の論理。

いじめは学校という閉ざされた空間で行われる。

小説の中で書かれていること。牢屋の中でも牢名主がいて、逆らえば、というか、気に入らないと

目を付けられただけで乱暴される。

現代の刑務所でも、雑居房ではありそうだ。

ブラック企業といわれる会社組織でもいじめはある。

人間のサガ、と言ってしまっては身も蓋もないか。

 

そう、同性婚というのもあった。

最近、「パートナー・・」何とかで区役所が証明書を発行したとか。

 

誰かが迷惑をこうむらない範囲であればどうしようと結構。

それまでのこと。ただ、行政は問題を抱えるのでは。詳しいことは知らん。

 

 


川上未映子:あこがれ

2015-12-15 18:44:33 | 日記

中身はタイトルとどうだろう。

小六の男子・女子が主人公である。そのためか文体が子供がしゃべるような言葉使いになっている。

よくできている感じ。

今どきの小学生ってこうなのかなーって。

おならのにおいが紅茶の匂いがしたから、女の子に「ヘガティ」と名付けたり。

真ん中で髪の毛をきちんと分けている女の子は「チグリス」

きっと、こうなると思いながら読んでいた。

「チグリス」の姉ちゃんが「ユーフラテス」と仲間内でよんでるとか。

しゃべり方も、大人のようでなく、どこで区切られるのかわからない。

うんとねー、とか、えーとねー、とか。

そんな感じだ。

読み終わるころになって気が付いた。

じっくり読むと、こどもごころが、ああ、こんなこと考えているんだ。と。

 

作者の言葉を借りると、以前と全く違う作品にしたと。

それで、

図書館で初めの頃のを借りて読んだ。

「ヘヴン」

中学生の男子と女子。ともにクラスで苛めに遭っている。

女子のほうはいじめに対し「これは受け入れなければならない」と。

苛めている方が可哀想なんだ。と。