「時間変更してもらえるかな…お母さん、先生に聞いてみて」
「最近調理してないよね、いつするのかな…」
先日お母さまから頂いたメールから。
苦手な科目の克服は、試験対策は、ソーシャルスキル対策は、、、
どれも大切です。
でも肝心なことはそこではない。
知識の入力だけの実体験の無い教育は、生きる力には繋がりません。
入力したものを、五感で実体験として出力していくことが大切です。
身につける、とはそういうことですから。
科目の復習もします。
試験対策もします。
SSTも、学習の一環ととらえます。
「そこはあなたがよく見落としてしまうところだから、気を付けて」
「よく見てね。違うよ、どうすればいい?」
頭で考え理解しても体験の積み重ねが無いと身につきません。
体に、五感に、実感できるということが身になるということです。
教室に来ることが自分にとって大切に思えるのは、
たぶんその辺の頑張りどころを本人が実感できるから。
だから故意に褒める必要もないのです。
まわりが自然に当たり前として対応する。
それで、できているじゃないですか、できたなあ、と本人は体で実感できていますから。
それに、いちいちまわりの評価を気にしていては子どもも親も息が詰まります。
それにしても現代社会は情報が多すぎる!
咀嚼して身につけるという大切な過程が見落とされてしまう厳しい時代です。