タロット柊

考えること、感じることの記録

4日(月)ペンタクルのクイーン(逆)「価値観の転換」

2019-03-04 20:03:18 | タロット2019・3月

地のスートとも呼ばれるペンタクル。彼女は、まさにふさわしい。

バラのアーチ、草の上の椅子、ゆったりとした緑のベール、野ウサギの姿も見える。

ペンタクルを持つ手も、首を傾ける仕草も、とても慈愛に満ち、

手にしたものは、かけがえのないものだと知っている。

 

では、逆位置のペンタクルのクイーンは何を告げているのだろう。

 

自分が手にしたものは、これまでずっと大切にしてきたもので、

かけがえのないものだ。

こうやって、自分が求められる姿で、自分の居場所だと信じていた場所に座り、

時間をかけて、大切なものを守り、見つめてきた。

 

ふと目を上げる。

自分は、ひょっとすると、ここに長く居すぎたのではないかと、思う。

自分には、これこそが守るもので、価値あるものだと思ってきたが、

本当にそうだったのだろうか。

ここは、あまりに心地いい。

このまま、大切なものを守り、慣れ親しんだこの場所で、

ゆっくりと時間を積み重ねていくのだと信じていたのに、

なぜだろう。

違うような気がする。

なぜだか、足元が崩れるような気がする。

 

自分は、本当は、何も見えていなかったのではないか。

これこそが価値あるものだと信じることで、

外の世界を見ることを避けていたのではないか。

この場所こそが自分の居場所だと信じることで、

心のどこかにある不安から逃げていたのではないか。

 

この、頭をよぎり始めた疑問が

本当にあなたを変えるには、まだ時間がかかるだろう。

でも、何かが変わり始める。

何かが変わり、地が揺らぎ、価値観が転換したときこそ、

あなたが本当に価値を見出すべきものが見え始める。



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