タロット柊

考えること、感じることの記録

道祖神

2021-09-24 22:19:23 | インナーガイド2021・9月

ひょっこり現れた、

あれは・・・道祖神というものではないだろうか。

20センチぐらいの小さいおじいさん。

思わず笑ってしまう。

 

神さま、というのは、

ある役割をもったものだと思っている。

人が、生きていくため、納得するため、希望をもつため、

いろいろな理由のために、

目に見えるもの、見えないものに関わらず、

何らかの役割を持たせ、信仰の対象にしたものだと思っている。

 

だから、ひょっこり現れた小さいおじいさんを、

道祖神じゃないのかな、と思ったのは、

四つ辻に立っていたから。

”どうぞ、行く道中、来る道中の安全を守ってください”という

人々の祈りの対象としてつくりだされた一つの形だと、

私がそう認識しているからだ。

 

面白いことに、

ある家の廊下の曲がり角に立っていた。

そこだけ明るい光がさして、

過去と現在が交錯していた。

ふと、小さな花がいけてあるのに気づく。

 

********************

 

その家の方に、

詰まったような空間を探してほしいとお伝えする。

思い当たるなら、

その場所に、何か、小さな花を、少しの間でいいので飾ってください、とも。

 

翌朝。

まだ明けきらない、夜と朝が混じり合った夢うつつのような時間に、

道祖神らしき、小さいおじいさんが現れる。

「済んだから」と言うと、ふっと消えていった。

ちょっとおどけたふうに体をゆらしながら、嬉しそうだった。

 

*****************

 

目を覚ます。

夢だったのかな。

 

 

数時間後、その方から連絡をいただく。

昨日、思い当たる場所に、白玉椿をいけました、と。

 

何が「済んだ」のかは分からないけれど、

まあ、良かったのだろう。

****************

 

実際、あれが何なのか、夢なのか、本当のことなんて何も分からないし、

本当なんてないのかもしれない。

そこは考えても仕方ないので、想像で止めておく。

 

ともあれ、

その方は前を向き、物事は動き始めた。

 

それでいいのだ。

 

白玉椿は、きっと美しいだろう。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿